スキャナーのCISとCCD方式の違いとは?用途別おすすめの方式も紹介します!

ペーパーレス化が進む現代では、会社の中でもプリントアウトでファックス送信より、スキャンでデータ化してメールで送る方が主流になってきています。

そんなスキャン機能には、「CIS方式」と「CCD方式」の2種類が存在します。

 

今回は、そんなスキャナーセンサー方式の違いについて説明したいと思います。

用途によっておすすめの方式が変わってくるので、ぜひ確認していってください♪

 

スキャナーの仕組みについて

スキャナー機能では、紙に書かれている文字や画像などの二次元の情報を読み取り、デジタルデータに変換します。

取り込んだ原稿に細かく光を当てて反射光の強さや色を測り、そのデータを合成して画像データを作り上げます。

 

スキャンには、画像データを生成する「イメージスキャナー」と、物体の反射光を読み取って立体の形状をデータ化して再現する「3Dスキャナー」の2種類があります。

スキャンでは、光を当てて情報を読み取り、データ化しているのです。

 

CIS方式とCCD方式の違い

CIS方式とCCD方式は、主に読み取った原稿に当てる光の種類が異なります。

ここからは、2つの違いを詳しく解説していきます。

 

CIS方式

画像出典元:エプソン

「Contact Image Sensor」の略で、密着光学方式とも呼ばれます。

省電力で点滅をコントロールできる赤・緑・青の3つのLEDライトを切り替えながら原稿に当て、光が反射した情報をCISセンサーが読み取ってデータ化します。

光源・レンズ・センサーが一体化しているため、機器を小型化できます。

コンパクトに納められるため、プリンターや家庭用コピー機ではCIS方式が採用されています。

 

CCD方式

画像出典元:エプソン

「Charge Coupled Device」の略で、縮小光学方式とも呼ばれます。

蛍光灯の光を原稿に当て、複数のミラーを使って反射光を収束レンズに送り、収集した情報をCCDセンサーが読み取ってデータ化します。

読み取り装置に一定のサイズが必要になりますが、その分読み取りが早く分厚い原稿でもデータ化できます。

 

それぞれのメリット・デメリットを比較!

CIS方式とCCD方式、それぞれのメリット・デメリットを表にまとめたので確認してみてください。

 

CIS方式 CCD方式
メリット ・小型軽量で場所をとらない

・省電力

・低価格で手に入る

・読み取り速度が速い

・厚みのある原稿でも読み取れる

・高画質出力ができる

デメリット ・読み取りに時間がかかる

・本など厚みのある原稿は失敗しやすい

・色や細かいディテールは再現度が低い

・構造上大きな装置が必要

・消費電力が大きい

・CISに比べて価格が高い

 

印刷能力の違いによってメリット・デメリットにも違いがあるので、どちらの特徴を重視するかで選びましょう。

 

【用途別】おすすめのスキャナーセンサー方式

用途別、状況別でおすすめのスキャナーセンサー方式を紹介します。

 

用途・状況 おすすめ方式
小さな事務所で利用したい CIS方式
省エネやコスパ重視で様子を見たい CIS方式
デザイン会社で画質や色味を重視する CCD方式
普通紙の原稿しかスキャンしないし、コンパクトなコピー機が欲しい CIS方式
本など厚みのあるものをよくスキャンする CCD方式
高性能で多機能の複合機を導入したい CCD方式
自動送り装置で書類を大量スキャンしたい CIS方式
印刷会社で高い解像度が必要 CCD方式

 

あなたの用途はどこに当てはまりますか?

当てはまるものが多い方がぴったりのセンサー方式になります。

 

スキャン搭載複合機で効率アップ♪

CIS方式はプリンターや家庭用複合機、CCD方式は業務用複合機に搭載されていることが多いようです。

 

スキャナーを単品で購入するなら、コピー・プリントアウト・ファクス・自動原稿送り装置などの機能が標準搭載されている複合機を導入した方が、コストパフォーマンスが高いです。

まだ複合機を導入していない、家庭用コピー機から業務用複合機に買い替えたいという方は、ぜひオフィ助にお問い合わせください♪

 

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