複合機・コピー機で印刷やコピーを行う際、コピー用紙を使うのが一般的です。
しかし、複合機・コピー機はその他の特殊な紙(ハガキやパンフレット、画用紙、チラシなど)も印刷やコピーをすることができるのです!
今回は、厚紙の知識と設定方法をご紹介いたします♪
秤量とは、「面積1㎡あたりの用紙の重さ」を表すもので、単位は「g/㎡」です。
この説明を見ると、厚さというより重さを表していると思いますよね。
しかし、用紙が重くなれば重くなるほど用紙の厚みも増していくため、秤量は「用紙の厚み」として使われているのです。
秤量は、用紙の基本仕様を表す情報であるため、用紙を選ぶ際に一般的に使われる単位なのでよく覚えておきましょう。
秤量は紙ごとに変化するので、紙の厚さと代表的な印刷物の表で分かりやすく厚さの違いを紹介します。
秤量(g/㎡) | 代表的な印刷物 |
52.3 | 新聞紙の折り込みチラシ |
64 | 雑誌本文/コピー用紙/チラシ |
81.4 | リーフレット/チラシ/雑誌本文 |
104.7 | リーフレット/ポスター |
127.9 | チケット/週刊誌表紙/パンフレット |
157 | ファッション雑誌の表紙/名刺/会社案内 |
209.3 | ファッション雑誌の表紙/名刺/はがき |
一般的なコピー用紙の厚さは64~68g/㎡です。
こちらの表は、複合機・コピー機で厚紙設定をする際に目安になるので覚えておきましょう!
厚紙や特殊紙の印刷は原稿自動送り装置からでは詰まってしまいますし、ガラス面だと上手く印刷されない可能性が高いです。
また、何枚も印刷する時は一枚ずつ取り出さないといけないため効率が悪いですよね。
そのため、厚紙を印刷する場合は手差しトレイを使います。
手差しトレイは複合機・コピー機の側面についていることが多いので、正常に引き出せるか確認しておいてくださいね。
印刷物が大きい場合は補助トレイを前に引き出すのを忘れないようにしましょう。
では、メーカー別の厚紙印刷方法をご紹介します。
機種によって設定方法が違う場合もあるので、その場合はメーカーページで各自確認してください。
≪複合機の設定≫
➀手差しトレイに厚紙をセットします。
➁ホーム画面から「給紙トレイ設定」を選択します
➂「手差しトレイ」を押します
➃タイプの部分から、使用する印刷用紙に合わせて「厚紙1」「厚紙2」「厚紙3」から選択してください。
厚紙1:106g/㎡~220g/㎡
厚紙2:221g/㎡~256g/㎡
厚紙3:257g/㎡~300g/㎡
➄サイズの部分から、使用する印刷用紙に合わせて種類を選択し、「OK」を押してください。
≪プリンタードライバーの設定≫
➀プリンタードライバーの設定画面で用紙タブを選択し、「用紙サイズ」「用紙トレイ」「用紙タイプ」をそれぞれ設定します。
用紙サイズ:使用する用紙サイズに合わせて設定
用紙トレイ:手差し
用紙タイプ:使用する印刷用紙に合わせて「用紙-1」「用紙-2」「用紙-3」から選んでください
➁プリンタードライバーの「OK」を押して、印刷を開始します
画像出典元:シャープ公式ページ
≪複合機の設定≫
➀複合機の手差しトレイにはがきをセットします
➁「システムメニュー」または「システムメニュー/カウンター」を押します
➂「カセット/手差しトレイ設定」を選択します
➃手差し設定の「次へ」を押します
➄用紙サイズの「変更」を押します
➅「その他」を選択し、はがきを選んで「OK」を押します
➆用紙種類の「変更」を押します
➇はがきを選択し、「OK」を押します
➈用紙サイズ、用紙種類の部分が「はがき」に変更されていれば、完了です
≪プリンタードライバーの設定≫
➀複合機の印刷設定の画面を出したら、「基本設定」の項目を表示します
➁「用紙種類」の右にある下矢印をクリックし、「はがき」を選択します
➂「給紙元」の右にある下矢印をクリックし、「手差しトレイ」を選択します
➃「原稿サイズ(P)」をクリックし、「はがき」を選択して「OK」を押します
➄「出力用紙サイズ」の右にある下矢印をクリックし、「はがき[100%]」を選択します
➅出力サイズ、給紙元、用紙種類を確認したら、右下の「OK」を押して完了です
設定方法は機種によって違うので、詳しくはコチラをご覧ください。
画像出典元:京セラ公式ページ
≪コピーの場合≫
➀手差しトレイに紙をセットします
➁セットした際に表示される画面で用紙種類を選び、「閉じる」を押します
➂もしも画面が変わらない場合は、「コピー」の項目で用紙選択→他のトレイ→5手差し「自動サイズ検知」を選んでください
※裏紙にコピーする場合は、「用紙種類」で「ウラ」を選択してください。
≪プリントする場合≫
➀プリンタードライバー画面で、トレイ/排出タブの「用紙トレイ選択」から「トレイ5(手差し)」を選びます
➁手差し用紙種類を選び、「OK」をクリックします
※裏紙にプリントする場合は、「手差し用紙種類」で[うら面]を選んでください
画像出典元:ゼロックス公式ページ
≪複合機の設定≫
➀[初期設定/カウンター/問い合わせ情報]キーを押します
➁「システム初期設定」を押します
➂用紙設定タブを押します
➃「次へ」を押して、2枚目の画面を表示させます
➄「用紙種類設定:手差し」を押します
➅用紙種類で「表示なし」を選択し、用紙厚さでセットする厚紙に合わせて「厚紙1」「厚紙2」「厚紙3」のどれかを選択します
※機種によって対応サイズが違うので、詳しくはコチラをご覧ください
➆右上の「設定」を押すと、先程設定した用紙種類が表示されます
➇[初期設定/カウンター/問い合わせ情報]キーを押して通常画面に戻します
≪プリンタードライバーの設定≫
➀スタート画面から、「プリンタとFAX」をクリックします
➁使用するプリンターのアイコンを右クリックし、「印刷設定」を押します
➂基本タブのところで「給紙トレイ」を手差しトレイに変更し、「用紙種類」から[厚紙1][厚紙2][厚紙3]を選択したら「OK」をクリックします
〇ウインドウタイプに「機能別ウインドウ」を選択している場合
〇ウインドウタイプに「ワンクリック設定」を選択している場合
➃プリンター本体の手差しトレイに用紙をセットし、印刷を開始します
※設定した内容は、次に設定し直すまで変更しませんのでご注意ください。
画像出典元:リコー公式ページ
今回は、複合機・コピー機での厚紙の印刷方法についてお話ししました。
記事の内容を簡単にまとめると、以下のようになります
オフィ助では、シャープ・京セラ・富士フイルムビジネスイノベーションの複合機を取り扱っています。
新しく導入したい場合、リースについて何か聞きたいことがある場合など、小さなことでも構いません。
何かありましたら、オフィ助にお気軽にご連絡ください♪
複合機以外にもオフィス回りのものを取り扱っていますので、ご相談いただければ幸いです。