コピー機で原稿を印刷した時、斜めに印刷されたことはありませんか？
もう一度印刷し直す手間がかかりますし、紙ももったいないですよね。
原因を知って印刷すれば斜めになることはないので、ぜひこの記事で解決していきましょう！
レーザープリンターでもインクジェットプリンターでも起こるトラブルなので、どちらの場合も役に立つ内容になっています。
まず、斜めに印刷されてしまう原因を知っていきましょう。
原因はいくつかあるので、当てはまるものはないか確認してみてください。
用紙のセット部分には、「用紙ガイド」という用紙を取り込むときに位置がずれないように固定するストッパーがついています。
用紙ガイドは用紙トレイの中とADF(自動原稿送り装置)、手差しトレイのところについています。
これを使わずに用紙をセットしている場合、取り込むときに用紙がずれてしまっている可能性が高いです。
また、ガラス面で印刷している場合は、原稿がガラス面の端にしっかりセットされていない可能性があります。
ADFや手差しトレイを使っている場合、用紙が斜めにセットされている可能性があります。
パソコンから印刷する場合、給紙トレイの紙が雑にセットされていたりサイズが合っていなかったりする可能性があります。
セットしている用紙が折れている、カールしている、湿っているなど通常の状態ではない場合、中で引っかかったり詰まったりして斜めに印刷されることがあります。
また、厚紙が特殊紙を手差しトレイ以外から印刷しようとしている場合も、中でずれて印刷が斜めになる可能性があります。
なお、厚紙などの特殊紙をADFで印刷しようとするとコピー機が故障する恐れがあるので注意してください。
レベルや金属片など、ローラー内部に異物が詰まったままだとローラーの滑りが悪くなり斜めに印刷される可能性があります。
また、特殊加工をした用紙を大量に印刷すると、コピー機内部に紙粉が溜まってうまく印刷できなくなる場合もあります。
斜めではなくても、コピー原稿の端が切れてしまうこともあります。
その場合は倍率設定の問題で余白が足りていない可能性があります。
用紙ガイドは用紙を取り込むときに斜めになるのを防ぐためにあるものです。
用紙ガイドを正しく使うことで、斜めになることなく印刷できます。
用紙をセットしてガイドを用紙の大きさに合わせて動かすだけなので、一度試してみてください。
用紙は湿気を含むと湿ったりカーブしたりしてしまいます。
そうなると、コピー機に取り込んだ際にローラーに引っかかって斜めになってしまったり、文字がずれたりする可能性があります。
用紙は新品を使い、湿気を含まないようケースなどに入れて保管しましょう。
特殊用紙の大量印刷を行った後に斜めになるようなら、ローラークリーニングを行うことで解決する場合があります。
ローラークリーニングの機能がついている機器はそれを使ってクリーニングしましょう。
ついていない機器は、手動でお手入れをすることもできます。
これだけの簡単な作業なので、試してみてください。
なお、ローラーが拭けない位置にある場合は無理に拭こうとせず、業者に頼みましょう。
縮尺が上手くいかず端が切れてしまっている場合は、倍率設定が間違っている可能性があります。
その場合は、倍率を下げて印刷してみてください。
メーカーによっては、斜めになった原稿を自動で直してくれる「傾き補正機能」が付いているものがあります。
ほとんどはスキャン時に補正してくれるものなのでご注意ください。
シャープの場合、シンプルスキャンの画面上にある「自動設定」というボタンをタップして「傾き自動補正」をオンにすることで補正できます。
上記の対処法を試しても傾きが直らない場合は、内部に何かしらのトラブルが発生している可能性があります。
内部のことは素人では分からないので、業者に依頼して修理してもらいましょう。
修理して直らないようならコピー機を新しくしないといけませんよね。
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