フリーアドレスはコロナ禍でこそ活躍する!?その他レイアウトも紹介

まだまだ収まりそうにないコロナウイルス感染症。

コロナによってテレワークへの関心が高まり、多くの企業で導入されました。

 

しかし、緊急事態宣言が明けてからテレワークをやめてしまった企業も多いです。

今、オフィス環境をどう変えればいいか悩んでいる企業はたくさんいることでしょう。

 

この記事では、ウィズコロナでのフリーアドレスの可能性、その他オフィス環境作りのポイントをご紹介します!

 

コロナ禍による厚生労働省の要請

厚生労働省は、コロナウイルス感染症の拡大防止のために職場における対応についての要請を出しました。

基本的考え方として、

➀密閉空間 ➁密集場所 ➂密接場面

という3つの条件が重なる場を避けることを言っています。

 

具体的な感染予防対策としては、

  • 換気の徹底
  • 物品、機器等の共有回避
  • 触れる可能性なる物品、機器のこまめな消毒
  • 手洗いの徹底
  • アルコール消毒の常備
  • 外来者に対する予防対策の協力要請
  • 咳エチケットの徹底
  • 話す時は2メートル以上の空間を開ける

など、感染防止方法を掲げています。

 

その中の「物品、機器等の共有回避」という部分で、電話やパソコン・フリーアドレスのデスク等の共有はできる限り回避するようにと書かれているため、厚生労働省としてはフリーアドレスはあまりよくないと考えているようです。

 

たしかに、誰かが使った机に座るスタイルのフリーアドレスは感染拡大に繋がると考えるのは普通でしょう。

しかし、フリーアドレスこそ感染予防対策になると思うのです!

 

フリーアドレスを使って感染予防!

では、フリーアドレスがコロナウイルス感染対策に向いている点をご紹介していきます。

席の間隔をあけて仕事ができる

固定席の場合、在席率の低い部署であればソーシャルディスタンスもとりやすいですが、在席率の高い部署ではソーシャルディスタンスをとるのが難しいです。

このように、部署ごとに感染リスクの違いがあからさまに出てしまい、従業員の不満にも繋がりかねません。

 

フリーアドレスであれば席を離れた位置に置くことができるので、部署ごとに感染リスクが違うという問題も発生しません。

 

1人用のスペースも確保できるので、安心して仕事ができます。

 

テレワーク促進の手助けになる

フリーアドレスは1つの席に固執せず、いろんな場所で仕事ができるのがメリットです。

そのため自然と仕事時の荷物が減り、ペーパーレス化が進みます。

勤怠ツールやコミュニケーションツールも頻繁に使われるようになり、ノートパソコン1台で仕事ができる環境になります。

 

つまり、テレワークでもなんの問題もなく仕事ができるようになるのです。

フリーアドレスを始めれば、同時にテレワークも可能になるのです!

 

空気が循環しやすい

席と席の間の空間が広いため、空気が循環しやすいです。

人が1つの場所に集中していると、換気をしても空気がなかなか循環しませんが、フリーアドレスであればその心配もありません。

広い空間を保つことで、仕事ももっとしやすくなりますよね♪

 

レイアウト変更が容易

フリーアドレスは席に引き出しが付いていたり大量の書類が置いてあったりたくさんの配線があったりしないので、レイアウトを簡単に変えることができます。

 

向き合っていた席を背中合わせにしたり、席と席の間に間隔を開けるのも簡単なので、ウィズコロナの時代も臨機応変に対応できるオフィス環境だと思います。

 

フリーアドレスにおける感染対策方法は?

次に、ウィズコロナ時代のフリーアドレスオフィスでできるコロナウイルス対策方法をご紹介します。

物品の共有をしない

厚生労働省の要請にもあったように、物品や機器の共有はなるべく避けなければいけません。

 

そのため、文房具や電子機器などは極力個人で用意してもらうようにしましょう。

ビジネスフォンなどの個人では用意できないものはこまめな消毒を徹底するようにしてください。

 

座席利用者の把握

フリーアドレスはいろんな場所で仕事ができるというのが特徴です。

しかし、万が一感染者が出た場合、働いていた場所が固定されていないので感染経路を追うのが困難になってしまいます。

それを防ぐために、どの座席を誰が利用したのか把握するツールを使用しましょう。

 

そうすれば、感染者が出た場合にもスムーズな対応が可能です。

座席を予約制にするのもおすすめです。そうすることで不特定多数がいろんな席に座ることを防ぎ、感染拡大防止になります。

 

利用できる座席の制限

コロナの危険がある中で、いろんな場所でいろんな人が移動を繰り返すのは抵抗がある方も多くいるでしょう。

その場合は、グループアドレスと言って、グループ単位で移動するスペースを決める運用方法も効果的でしょう。

 

1人1人の移動スペースが狭くなるので、感染リスクも下がります♪

しかし、フリーアドレスとしての活用はしっかりできて、グループ間でのコミュニケーションもより活発になるでしょう。

 

出勤者の把握

テレワークと併用してフリーアドレスを行っている場合、出勤者を把握することでクラスターの防止や感染経路の把握に役立ちます。

 

使われていないスペースの管理

最近は位置情報管理ツールが出ています。

これを使えば、誰が出社しているのか、従業員がどこにいるのかを一目で確認できるので、ウィズコロナ時代の現代にとってとても便利なツールです。

 

それにより空室のオフィスも把握できるので、空いている席を探して無駄にうろうろする必要もありません。

無駄な移動時間を減らせる上に、広い範囲を動き回る必要もなくなり感染リスクを抑えられます。

 

 

このようなことを意識して実行していけば、コロナ禍であってもフリーアドレスオフィスを導入・維持することができます。

それに、席の間隔が取れる分、フリーアドレスの方が感染症対策に向いている形態だと思います♪

 

これなら安心?その他のオフィスレイアウト

フリーアドレス以外でオフィス内感染を防ぐには、どのような方法があるのでしょうか。

ここでは新しいオフィスレイアウトをいくつかご紹介します。

背中を向けて働く

みんなが外側を向いて席に着く、つまり背中を向けて作業をすることで飛沫感染のリスクはかなり抑えられます。

もし窓の外の景色が良かったら、良い景色を見ながら仕事ができるので、より集中力がアップする可能性大です!

 

しかし、背中合わせの人と話したい場合、話しかけずらい&いちいち後ろを向かなければいけないというデメリットもあります。

 

同じ方向を向いて働く

学校のように、同じ方向を向いて席に着くスタイルもあります。

これであれば飛沫感染を防げる上に、2メートル間隔を開けることでソーシャルディスタンスも確保できます。

 

しかし、全ての席の間隔を2メートル開けるためにはかなりのスペースが必要になり、オフィス空間を今より広げる必要があります。

また、同じ方向を向いて働くというスタイルにストレスを感じる従業員も出てくるでしょう。

 

島型だけど、間にパーテーションを設ける

従来と同じで机を向き合わせて働くけれど、机と机の間にパーテーション(飛沫防止パネル)を設ける方法です。

この方法は、そこまでお金をかけず、レイアウトを変えずにコロナ感染症防止対策ができるいい方法だと思います。

 

1席分空間を開けて座る

これは在席率がもともと低い部署では可能ですが、在席率が高い部署ではスペースがないため不可能に近いです。

そのため、あまりおすすめしません。

 

まとめ

いかがでしたか。今回は、コロナ禍におけるオフィスの有り方、フリーアドレスの活用方法をご紹介しました。

コロナが終息していない今も、会社へ出勤している人が多い日本ではテレワークの前にオフィスのレイアウトの見直しを行う必要があると思います。

 

今回の記事で、すこしでも役に立てたら幸いです♪

これを機に働き方改革を促進していきましょう!!

 

フリーアドレス導入にまだ踏み込めない!という方は、「フリーアドレスの収納・電話取り次ぎ・セキュリティの対処法」をご覧ください。

 

あなたの役に立つこと間違いなしです!

offisuke6