富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)は、ウシオ電機が開発したウイルス抑制・除菌用赤外線照射装置「Care222®」を、2021年2月に販売開始しました。
ウイルス感染がなかなか収まらない中で、安心して仕事や勉強ができる・娯楽が楽しめる世の中にするために必要不可欠な装置ですよね♪
今回は、そんなwhithコロナの中での暮らしをより安心なものにする技術を紹介したいと思います。
Care222®は、波長222nm(ナノメートル※)をピークに持つエキシマランプに特殊な光学フィルタを組み合わせることで人に悪影響を及ぼす230nm以上の波長をカットした、ウイルス抑制・除菌技術のことです。
Care222®iシリーズは、222nmの波長の紫外線を照射することでウイルスの抑制や除菌をします。
まずはCare222®iシリーズが持つ特徴についてです。
紫外線は殺菌効果があると大昔から知られており、紫外線を使った殺菌用光源が利用されてきましたが、有人環境で使用するとがん発症の恐れがあるとして裂けられてきました。
しかし、Care222®iシリーズでは、人体に影響を与えない222nmの紫外線を照射しているので、有人環境でも安心して利用することができます。
サービス業の場合、お客様が帰った後椅子や机などを毎回消毒する必要があります。
消毒は手間がかかりますし、そこで時間のロスが生まれてしまいます。
Care222®iシリーズを設置すれば、上からウイルス抑制・除菌効果のある紫外線を照射してくれるので、いちいち人の手で消毒する手間が省けます。
従業員の負担も減り、お客様を待たせる時間も短縮できて回転率を上げることができます。
消毒のし忘れも起こらないので、感染リスクを大幅に下げることができます。
99%ウイルスを抑制するのにかかる時間は以下の画像の通りです。
3.6㎡、つまり畳2畳と少しの大きさで空間除菌は6.3分と、短い時間でほとんどのウイルスをカットすることができます。
飲食店の1席分はもう少し狭いと思うので、もっと短い時間でウイルス抑制を行うことができます。
尚、この数値は実使用空間での実証結果ではないので、ご使用環境により効果が異なる場合があります。
有人環境でも照射するモードと、内蔵されている人感センサーを利用して無人環境下でのみ照射するモードの2種類があります。
そのため、ご利用の環境に合わせてモードを変えることができて便利です。
また、Care222®iシリーズが有人環境で照射できる時間や限度値はガイドラインで定められています。
ガイドラインに沿って点灯・消灯を繰り返すことで照射時間や量をしっかり調整しているため、有人環境モードでも照射しすぎてしまうことがないので安心です。
設置時に、照射対象までの距離に応じて照射範囲や強度を設定することができます。
照射範囲は利用環境によって変わるので、範囲を変えることができるのは便利ですよね。
強度も、無人環境で使用する場合は強くし、有人の場合は弱めるなど、その時の状況に合わせて変更することで安全性を保ちながらもしっかりウイルス抑制・除菌ができます。
また、内蔵している近接センサーにより、自動的に消灯する機能も備えているので、安全面で不安視するものはありません。
なんと、広島大学の研究所で進められていたCare222®を用いたコロナウイルスの照射実験において、コロナウイルスの不活性化効果が確認されたそうです。
実験は、プラスチック上の乾燥した環境下で行われ、照度0.1mW/cm²の222nm紫外線を30秒間照射したところ、99.7%の新型コロナウイルスの不活性化を確認しました。
医療機関において、紫外線を用いた非接触型のウイルス不活性化技術が使用されるようになってきましたが、多くの紫外線照射機は波長が254nmと強く、人体への影響が懸念されるため無人環境でのみ使用されてきました。
今回の実験結果により、ウシオ電機のCare222®iシリーズは254nm紫外線と同等の殺菌・ウイルス不活性化を可能にしながら人体に影響がない照射機器としてさらに注目を集めています。
コロナウイルスにも効果があるCare222®iシリーズは、どんなものに効果があるのでしょうか。
空気中には、いろんな金やウイルスがいます。
それらも抑制・除菌できるので、人がたくさん集まる場所や高速バスなどの換気がしにくい場所でも安全で快適な環境を提供できます。
券売機やゲーム機など、不特定多数の人が触れる画面やボタンはウイルスや菌が付着したり増殖しやすいです。
Care222®iシリーズを照射することで、画面付いた菌やウイルスも抑制・除菌することができます。
タッチパネルでの操作が増えている現代にもピッタリな照射機器なのです。
トイレなどは、金やウイルスが特に増殖しやすい場所です。
ドアノブや便座など、人の肌や手が直接触れる場所に照射することで、ウイルス感染の高い場所も抑制・除菌が可能です。
このように、空間・画面・ものの表面といろんな場所の菌・ウイルスに効くので、場所を選ばず使って頂けるのです!!
手間も減ってお客様や従業員の安全も守れるなんて、一石二鳥ですよね♪
Care222は有人環境で使えるので、使い場所を選びません。
そのため、
どこでも安心して使うことができるのです!
では、実際に使用されている事例を見ていきましょう。
兵庫県にある渡辺歯科医院では、Care222®U3ユニットを待合室と診療室に計7台導入しています。
ウイルス対策にいち早く取り組み始めていた渡辺歯科でしたが、Care222®の記事を見て魅力を感じ、導入を決めたそうです。
一度に7台の設置だったのにも関わらわず、わずか半日という短い時間出設置も完了したようです。
Care222®のおかげでお客様に安心して通院してもらうことができ、治療を再開する人や新規のお客様も増えたそうです。
京都府にあるないか・胃腸内科/外科のしばじクリニックでは、コロナウイルス感染症対策を十分に行っています。
今回、トイレを介してのコロナウイルス感染の事例があることを懸念し、当院から感染者が出ないようにトイレ内にCare222®を設置したそうです。
ものの表面を照射するだけでウイルス抑制・除菌をしてくれるCare222®は忙しくい病院にとってベストな機器です。
神奈川県政策局は、神奈川県立の臨時医療施設において、コロナウイルスに汚染されているレッドゾーンと汚染されていないグリーンゾーンを繋ぐイエローゾーンにCare222®を設置し、感染をグリーンゾーンに広めないようにしているそうです。
神奈川県も、Care222®の人体に無害でありながら従来の紫外線と同等の除菌力を持つところに注目しており、効果を期待しての導入であることが分かります。
加賀市医療センターでは、コロナウイルス感染症対策としてCare222®を30代導入したそうです。
Care222®がコロナウイルス不活性化の効力を持っていることから、飛沫や接触感染のリスクが高いとされている受付カウンターや再来受付機・自動精算機周辺、さらに発熱・救急の待合室に設置されました。
天井に吊り下げられるため外観を悪くせず場所も取らないので、搬送や感染リスクの面で空間を広くとりたい病院にとってデメリットが少ないのがCare222®の選ばれる理由です。
横浜スタジアムでも、衛生やコロナウイルス感染症対策として選手が使用するロッカールームにCare222®を30台設置したようです。
導入に伴い感染症や照射時の効果など必要なデータ収集を行い、今後のウイルス対策の技術開発に活用していくそうです。
まずは選手のロッカールームに設置してから効果を検証し、そこからスタジアム各所にCare222®の導入を検討するそうです。
オンラインでは行えないスポーツを、選手・観客共に安心安全に楽しんで頂くためにCare222®の導入は必要不可欠ですよね!
富士フイルムでは、Care222®iシリーズの3機種のうち2つを販売します。
外形寸法 | 幅128×奥行105×高さ110 |
重量 | 1kg |
入力電圧 | DC24V |
消費電力 | 15W |
人感センサー | あり |
近接センサー | あり |
点灯モード | 有人:距離に応じた間欠点灯/無人:間欠点灯 |
各種インジケータ | 点灯/消灯表示/異常時表示/ランプ寿命 |
外形寸法 | 160×174mm(取付枠含む) |
質量 | 本体のみ:2kg |
電源電圧 | DC24V±1.2V |
消費電力 | 15W |
運転設定 | 人感センサー運転/自動運転から選択 |
近接センサー | あり(1m以内消灯) |
点灯モード | 有人:距離に応じた間欠点灯/無人:間欠点灯 |
取付方法 | 天井埋込 |
今回は、ウイルス抑制・除菌の照射装置「Care222®iシリーズ」をご紹介しました。
菌やウイルスだけでなく、コロナウイルスにも効果があるのはいいですよね。
今回の内容を簡単にまとめると、こうなります。
Care222®は今後もいろんな場所で利用されていくと思います。
コロナウイルス感染症対策に、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。
オフィ助でもCare222®を取り扱っております。
気になることがあれば、お気軽にご連絡ください!