京セラは、AIを搭載したカラー複合機とモノクロ複合機を9月初めから販売しています。
今回の機種は、2020年12月に発売した「TASKalfa 3554ciシリーズ」の上位版だそうです。
AIを搭載した機器は、どんな特徴があるのでしょう。
そこで今回は、AI搭載の新機種であるカラー複合機とモノクロ複合機を紹介していきます!
カラー複合機もモノクロ複合機もいくつか種類がありますが、今回は代表として「TASKalfa7054ci/W」と「TASKalfa7004i」の基本情報をご紹介します。
TASKalfa7054ci/W | TASKalfa7004i | |
カラー対応 | カラー | モノクロ |
基本機能※ | コピー/スキャン/プリントアウト | コピー/スキャン/プリントアウト |
無線 | オプション | オプション |
両面印刷 | 〇 | 〇 |
自動両面送り装置 | オプション | オプション |
読み取り解像度 | 600×600dpi | 600×600dpi |
ウォームアップタイム | 26秒以下 | 17秒以下 |
ファーストコピータイム | モノクロ:3.4秒以下 カラー:4.4秒以下 | 3.4秒以下 |
連続複写速度 | モノクロ/カラー70枚/分 | 70枚/分 |
消費電力 | 最大2000W以下 | 最大1500W |
大きさ(幅×奥行×高さ) | 602×665×790㎜ | 602×655×790㎜ |
質量 | 95kg(トナーコンテナを含まず) | 83kg(トナーコンテナを含まず) |
※ファクスはオプション。「FAX System12」が必要
このように、二つの大きな違いはモノクロかフルカラーかという部分です。
特徴・機能にもほぼ違いはないので、ここから先の説明はどちらにも当てはまることを理解してみていってくださいね!
操作画面には、10.1センチという大画面のタッチパネルを使用しています。
従来の黒い画面からデザインが一新され、白と水色で見やすい色合い・シンプルで分かりやすいアイコンになり使いやすさがアップしています。
また、指で移動や拡大ができるため、直感的に操作することができます。
複合機の操作パネルは16カ国語に標準対応しています。
外国の方が多い企業でも、安心して利用していただけます。
スキャンデータや印刷データの保存ができる「ユーザーボックス」があり、個人・グループ単位で最大1000個まで作成できます。
ユーザーボックス内のデータは、直接印刷したり共有フォルダーやEmailなどに転送することができます。
リモートメンテナンスサービスの「ECOSYS NET」は、インターネット経由で機器の状態をモニタリングし、カウンター情報・紙詰まり・サービスコール・トナー残量を把握してリモートで管理するサービスです。
蓄積された情報を元に、
メンテナンス時期を事前にお知らせする「予兆モニタリング点検」、「リモートファームアップグレード」、
トナー残量が少なくなると自動で注文する「トナー自動注文」など、管理者の負担を削減することができます。
尚、トナーは環境負荷が少ないコアシェル構造のカプセルトナーを採用しています。
独自製法により製造時に発生する水の使用量を最小に抑え、低温で定着できるので消費電力も抑えることができます。
複合機自体も長寿命設計でエコに注力していますが、トナーもエコに貢献しています。
複合機からの情報漏洩やウイルスの侵入を防ぐため、セキュリティ機能も充実しています。
ユーザー認証を行うことで、不正アクセスや情報漏洩を防ぎます。
認証には、操作パネルやICカードで認証を行う「ローカル認証」と、外部サーバーで認証を行う「ネットワーク認証」の2つがあります。
本体ストレージのセキュリティ機能は、情報セキュリティーの国際規格であるコモンクライテリア認証に対応しています。
ストレージ内のデータの上書き消去や暗号化を行って情報漏洩を防ぎます。
S/MIME(電子証明書を用いてメールの暗号化・電子署名を行う仕組み)など、最新のサーバー環境や通信環境に採用されているセキュリティー機能に対応しています。
印刷データ以外のウイルス等の悪意のあるプログラムが侵入しても操作されないように、権限による制限を設けています。
これにより、ウイルスの感染や拡散を防ぎます。
IPフィルター設定により、複合機へのアクセスを自社内に制限し、社外からのアクセスを遮断します。
不正なアクセスやなりすましからデータを守ります。
ゲストが利用する際、利用できる機能を「コピーとUSB印刷のみ」というように制限することができます。
利用できない機能を選択すると認証を求められるため、勝手に使うことを防げます。
次は「TASKalfa7054ci/W」と「TASKalfa7004i」の特徴的な機能をご紹介します。
ぜひ確認していってくださいね!
「KYOSERA mobile print」という無償アプリケーションをインストールすることで、モバイル端末からデータを直接印刷したり、スキャンだータをモバイル端末に送ることができます。
加えて、普段使っているモバイル端末で複合機を操作することもできます。
複合機に触れることなく、自分の席から操作を行うことができるのです!
送信先の端末や場所に応じて様々なスキャン送信が可能です。
上記のようにスキャンデータを残しておくことができるため、後からデータを引き出すことができます。
AIによる機能は2つあります。
1つは、手書きで書き込まれた文字をスキャンする際、文字が薄く読みづらい場合手書きの文字だけ強調して読みやすくする機能です。
もう1つは、解像度の低い文字やロゴが画像内にある場合、元の解像度よりも高い解像度に変換し、画像をより美しく再現する機能です。
クラウド連携はオプション機能ではありますが、便利で多様な働き方に対応できるため紹介しておきます。
複合機から直接「Evernote」や「GoogleDrive」にログインし、データの保存や印刷ができます。
社外の人ともスムーズなデータ共有ができるため、テレワーク中の企業にもおすすめです。
また、スキャンや受信したファクスデータを「Fleekdrive」に直接保存することができます。
スキャンデータにもファクスデータにも日付や送信元などの情報が付与され、いつでも確認できます。
ファクスデータは情報に基づいて自動仕分けされるため、文書管理の手間が省けます。
機器の状態や利用状況をネットワーク上で一括管理することができます。
部門管理機能を使うことで、どの部門がどの機能をどのくらい使っているのか確認できるだけでなく、レポートも印刷できます。
レポートを見て部門ごとにコピーなどの上限枚数を設定したり、使える機能を制限することもできます。
印刷の使いすぎをなくしたり、使わなくていい機能の使用を抑えることができるため、管理者の負担が減ります。
PCブラウザから複合機の設定画面(COMMANDCENTER RX)にアクセスでき、そこで管理者権限の各種設定や変更を行えます。
ネットワークやセキュリティーの設定更新も行えるため、便利です。
KYOSERA Net Viewerにて、ネットワーク上の複合機やプリンターの状態をまとめて確認することができます。
機器のエラー通知をEmailで受け取れるため、すぐに対処することができます。
その他、トナーの残量確認や設定のリモート変更など、機器の設定・管理を効率的に行えるのです。
TASKalfa7054ci/W(ホワイトモデル) | TASKalfa7004i/W(ホワイトモデル) |
2,460,000円 | 2,080,000円 |
これは希望小売価格なので、業者によって変わる場合もあります。
あくまで参考程度に見てください。
オフィ助での販売価格を知りたい方は、お気軽に電話かメールでお問い合わせください♪
AI搭載複合機は、どんな会社に向いているかというと
上記のような希望がある場合におススメします。
今回は、京セラの新機種であるAI搭載カラー/モノクロ複合機を紹介しました。
今回の内容を簡単にまとめると
このようになります。
オフィ助でも取り扱っておりますので、興味があればぜひお気軽にご連絡ください。
ぜひ、京セラの新機種にご注目あれ!