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プロが教えるICカード対応の複合機・コピー機のメリット・デメリット

複合機・コピー機の利用を提供してる方の中には、印刷代金の支払いをICカード払いへ変更しようか検討している方もいますよね。

中には、

「ICカード決済を導入したいんだけど、導入前にデメリットを知りたい」
「現在利用している複合機・コピー機のまま、ICカード決済へ切り替えができないか」

と気になっている方も多いです。

 

そこで今回は、複合機・コピー機の決済方法にICカードを導入することへのメリットやデメリット、そして既存の複合機・コピー機を利用したICカード決済への切り替え方法など詳しくご紹介します。

これを読めば、コストを抑えICカード決済の導入をすることが可能ですよ!

ぜひ読み進めてくださいね。

 

ICカード(交通系電子マネー)とは

ICカードは、スマートカードとも呼ばれ、ICチップを搭載することでお金のやり取りなどが可能な電子マネーです。

中でも、交通系電子マネーは全国各地で利用できるなどといった理由でも人気があります。

 

また、複合機・コピー機のICカード決済にも使用可能です。

ICカードはあらかじめチャージし、ICカード対応端末にかざすだけで支払いが済みます。

そのため、支払い方法を多様化でき、1枚持っていればさまざまな場所でキャッシュレスで支払うことができるのです。

 

複合機・コピー機をICカード対応にするメリットとデメリット

ICカード決済を導入するためには、メリットやデメリットを踏まえて検討する必要があります。

ICカード対応の複合機・コピー機を導入することで得られるメリットやデメリットは、次の表のようになるので確認しましょう。

 

・利便性が高い

・小銭入れ替えの頻度が減り、管理が簡単

・料金設定の自由度が上がる

・情報漏洩リスクが下がる

 

 

 

・対応設備を導入するための費用がかかる

・導入後の手数料や維持費が、コイン式に比べ高額

 

メリットとしては、利便性が高いのはもちろん、料金を自由に設定できるという点もあります。

例えば、今まで料金設定が10円単位でしかできなかったものが、1円単位でも可能です。

また、ICカードをかざさないと印刷が開始されないように設定することで、紙の置き忘れや間違えて持っていかれるリスクをなくすことができます。

 

ただ、ICカード対応の複合機・コピー機の導入には通常の導入に比べコストがかかることは覚えておきましょう。

 

 

最終的には、この複合機・コピー機で利益をあげたいのか、それとも利用者に利便性を提供したいのかのどちらなのかを考えましょう。
また、どの程度の人が利用するのかで導入するかどうかを決めるのがいいと思います。

ICカード対応の複合機・コピー機がよく導入されている場所

では、どういった場所でICカード対応の複合機・コピー機が導入されているのでしょうか。

ICカード対応の複合機・コピー機を導入しているお店や施設は、大勢の人がコピーなど利用することが多い、次のような場所があります。

  • コンビニエンスストア
  • 学校法人
  • 図書館
  • ホテル
  • オフィス
  • コワーキングスペース

 

ICカードに対応していない複合機・コピー機の場合、コピーの料金に合わせてコインベンダーへ小銭の投入が必要です。

しかし、誰もが小銭を持っているわけではなく、場合によっては両替が必要になりますよね。

複合機・コピー機自体がICカードに対応していれば、両替や小銭の管理といった手間を省くことができます。

 

また、学校では通学時にSuicaなど交通系ICカードを利用している人も多いため、学校としても学生としてもICカード機能搭載複合機はメリットが大きいでしょう。

 

導入コストや維持費はどのくらい?

ここでは、ICカード支払い対応の複合機・コピー機に必要なコストをご紹介します。

交通電子マネーを扱うためには必要設備のほかに、「アクワイアラ」とよばれる、交通系事業者およびその代表加盟店と契約を結ぶ必要があります。

 

契約を結んでから設備を導入することで初めて、交通電子マネーに対応することができるようになるのです。

以下は導入コストの参考価格となるので、チェックしてみてくださいね。

 

導入費用 ICカード決済機器本体価格 約60,000円~
アクワイアラ加盟料 約3,000円~
維持費(ランニングコスト) アクワイアラ手数料 複合機・コピー機使用料金の約5%~7%

 

維持費となる手数料は加盟店によって異なるため、導入時にはよく注意しておきましょう。

 

 

価格は変動する場合があるため、
「気になる機種があるけれど高い…」
「導入してみたいけれど契約がややこしそうで踏み切れない」
といった方は、お気軽にオフィ助までご相談ください♪

ICカード対応機種を実際に導入した人の口コミ

ICカード対応の複合機・コピー機を検討する場合、実際に使用している人の口コミも大切です。

表向きの評価だけではなく、実際に事業として使った感想は、今後導入した時に受けるお客様からの評価でもあります。

 

ICカード対応複合機・コピー機を導入してみてどうだったのか、口コミをご紹介します。

 

某女子大学

チャージも可能なICカード対応複合機を導入したことで、100円からチャージすることができ、学生にもチャージに大きな負担をかけずに利用できます。

また、コピーの1枚当たりの値段を下げることもできるなど、管理などコスト削減にもつながっているので、学生のためになっているので導入して正解でした。

 

ホテル業

全国9種類の交通系電子マネーに対応した複合機を導入したことによって、全国各地から宿泊にいらっしゃったお客様が、利便性良く利用できるようになりました。

また、領収書の発行機能もあるため、仕事でコピーが必要とするお客様にもキャッシュレスで簡単に対応でき、サービスとして好評をいただいています。

 

市役所

ICカード認証では、認証してからプリントするので取り忘れが一切なくなりました。
印刷物を溜めておいて、後からまとめて出せるのも業務効率化に繋がっています。

 

オフィ助がおすすめするICカード対応メーカー3社

ICカード決済導入を検討している方の中には、

「ICカード対応複合機・コピー機を導入したいけど、費用が・・・」
「今ある複合機がまだ使用できるので、できれば複合機を変えずにICカード対応したい」

と思っている方も多いでしょう。

 

この場合、外付けの少額課金決済接続装置に対応した複合機・コピー機であれば、既存のままICカード対応にカスタマイズすることも可能です。

 

ここからは、オフィ助が自信をもっておすすめするICカード対応メーカー3社をご紹介します。

ぜひ、参考にしてくださいね!

 

1. 富士フイルムビジネスイノベーション

オフィスの複合機・コピー機メーカーの中では老舗ともいえる富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)が発売する「Connection BOX1 for EM」は、少額課金決済接続装置です。

つまり、ICカード決済・課金対応装置であって、複合機・コピー機ではありません。

 

しかし、対応する複合機・コピー機に搭載させることによって、ICカード対応複合機・コピー機へ変えることが可能です。

 

Connection BOX1 for EMの価格は以下の通りです。

 

商品名 メーカー価格 商品構成
Connection BOX 1 for EM 115,000円
  • 本体
  • ACアダプター
  • ホールドアダプター接続ケーブル
  • ケーブルカバー
  • デュアルロックファスナー(8組)
Initial Kit for CB1 2,000円 取扱説明書 エンジニア用ループバックツール
※表示価格は税別

対応ICカードはこちらを確認してください。

  • Suica
  • PASMO
  • Kitaca
  • manaca
  • TOICA
  • はやかけん
  • nimoca
  • SUGOCA

 

ただし、スマホ搭載の交通系電子マネーは利用できないので注意してください。

 

また、オプションでレシートプリンターの導入も可能です。

幅広い交通系電子マネーに対応しているので、全国から人が集まりやすい場所のコピー機に設置するのがおすすめです。

 

2. KONICA MINOLTA(コニカミノルタ)

 

オフィス製品を専門とするコニカミノルタが発売する、「KAKINくん」は複合機・コピー機へ取り付けるのではなく、複合機とは別に置いて扱うことが可能なICカード決済端末です。

 

別売のホールド型ICカードリーダーを利用することで、次の表にある交通系電子マネーでの決済ができます。

価格は以下の表のようになっています。

 

商品名 メーカー価格
KAKINくん 「SV-3」※1 251,000円
紙幣対応ユニット 118,000円
領収書プリンターユニット 118,000円
盗難防止アラームユニット 2,0500円
取り付け料 2,000円

 

商品名 メーカー価格
KAKINくん Card「PV-1」※1 258,000円
PV-1専用台 25,800円
取り付け料 2,000円
※1:ベンダー接続ケーブルJ(CS)が必要です。(価格14,000円)                                                                             ※表示価格は税別

対応カードは以下の通りです。

  • Suica
  • PASMO
  • Kitaca
  • manaca
  • TOICA
  • はやかけん
  • nimoca
  • SUGOCA

 

KAKINくんもスマホなどカードタイプ以外の交通系電子マネーには対応していないので、覚えておいてくださいね。

複合機・コピー機周辺に比較的スペースがある場所での利用がおすすめです。

 

KAKINくんシリーズ

 

3. RICOH(リコー)

 

リコーは、ファックスやレーザープリンターなど複写機に力を入れてきたメーカーです。

リコーでは、富士フイルムBIやコニカミノルタのような少額課金決済接続装置ではなく、ソフトウェアとして「Ridoc IO Gate」を提供しています。

 

Ridoc IO Gateは、総合的にプリントシステムを管理するだけではなく、交通系電子マネー課金オプションサービスでもあります。

 

商品名(Ridoc IO Gate V3) メーカー価格 商品構成
基本パッケージ 350,000円 基本ソフト本体(1サーバ+5プリンター分のライセンス付属)
交通系電子マネー課金オプション 300,000円 交通系電子マネー課金用ソフト(操作端末用ソフト・ライセンス契約書付属)※別売の交通系電子マネー端末ライセンスが必要。
追加ライセンス (1サーバ) 200,000円 サーバーを複数設置する場合に必要。ライセンス付属
※表示価格は税別

オプションの専用端末機を利用することによって、Suicaでの支払いが可能です。

リコーを利用している方は、Ridoc IO Gateと専用端末機などオプション料金のみでICカード対応にすることが可能なので、手軽に導入したい場合に最適です。

 

まとめ

いかがでしたか。

今回は、複合機・コピー機をICカード決済へ変えることへのメリットやデメリット、実際にICカード決済を導入している方の口コミなどご紹介しました。

注目してほしいポイントは次の3つです。

ここがポイント
  • ICカード決済を導入すると利便性がアップする
  • ICカード決済には導入コストがかかる
  • 対応している機種であれば、既存の複合機・コピー機でも導入が可能

「ICカード決済の導入コストをできるだけかけたくない」
「両替など、コピーにかかる手間を省きたい」

などといった方は、この記事を参考にICカード決済の導入を検討してはいかがでしょうか。

 

オフィ助では、皆様のご希望にそったご提案をさせていただいています。

ICカード決済導入について、疑問点や不安な点がございましたら、ご相談だけでも構いません。

ぜひオフィ助にご連絡ください!

複合機・コピー機のプロが、誠心誠意お答えさせていただきます!

 

 

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