UTMをいれたいと思っても、どう選んでいいのか、何が一番自分の会社環境に向いているのか分かりませんよね。
そこで今回は、UTMの選び方、中小企業向けのおすすめUTMをご紹介していきます!
この記事でピッタリなUTMを見つけていきましょう♪
UTMとは、簡単にいうと様々なセキュリティ機能を兼ね備えているセキュリティ対策のことです。
搭載されている機能やメリットデメリットについてはUTMって必要?特徴を分かりやすく解説で詳しく書いています。
先にそちらを読んでからこの記事を読む方がよりUTMの導入をイメージしやすいと思います。
まずは、UTMの選び方についてです。どの部分を重視すればいいのでしょう。
UTMは様々なセキュリティ機能を備えていますが、ものによって搭載されている機能の組み合わせは異なります。
対策したい攻撃が決まっている場合、その機能が搭載されているか導入前に確認しましょう。
メーカーによっては、標準装備されている機能以外をオプションで追加できるものもあるので最初に確認してみてください。
製品ごとに対応可能ユーザー数が決められています。
その対応可能ユーザー数を上回る人数が使用するとUTMの処理に時間がかかるため、通信速度が遅くなり業務に支障が出てしまいます。
導入する際は、これから従業員が何人増えそうかも念頭において使用可能人数に余裕を持たせることをおすすめします。
スループットとは、一定時間あたりの処理能力のことを言い、こちらも製品によってスペックが異なります。
スループットが十分にないと、例え使用ユーザーが少なくても通信速度が低下します。
機能ごとにMbpsで表示されているので、会社で使用するシステム通信量を下回っていないかを確認するようにしてください。
UTMの導入形態は3種類あります。
インストール型はインストールからその後の運用まで自社で行う必要があるため、インターネット管理者がいないと管理ができません。
そのため、おすすめはアプライアンス型かクラウド型になります。
アプライアンス型とクラウド型のメリットデメリットを表にまとめました。
アプライアンス型 | クラウド型 | |
メリット |
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デメリット |
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それぞれメリットデメリットありますが、機器の導入や管理の面で気軽に始められるクラウド型に乗り換える企業が増えてきています。
「全てサービス会社に任せるのではなく、自分で管理した方が安心できる」という人はアプライアンス型がいいでしょう。
クラウド型はあまり関係ないかもしれませんが、自社で管理を行う場合、管理画面の見やすさ、操作のしやすさは大事です。
海外製品の場合、日本語対応しているかもしっかり確認しましょう。
また、動作状況を正確に取得・管理できる機能があると、社内の利用状況把握により内部からの情報漏洩を防ぐことにも繋がります。
価格は、まずどの導入形態を選ぶのかによって支払い方が変わってきます。
また、機能や利用規模、ユーザー数、オプションなどによっても価格は変動します。
そのため、ベンダーに見積もりを依頼する際は、導入形態・会社の規模・システム通信量・欲しい機能・自社環境をしっかり伝えることが重要です。
無料のモノや低価格のものもありますが、UTMの導入は「社内のセキュリティ対策」なので、セキュリティ能力が強固なものでないと意味がありません。
そのため、安さで選ばず機能や性能などその他の点を重視して導入するようにしましょう。
万が一UTMにトラブルが起こった際は、その間セキュリティ体制が脆弱になる可能性が極めて高いため、迅速な対応が必要になります。
しかし、海外製品だと日本語サポートがなかったり、対応までかなりの時間がかかる場合があります。
トラブル発生時、現地対応が可能か、電話やリモートでのサポートを行ってくれるか、サポート対応に定評があるかを最初にしっかり確認してください。
ではここから、おすすめのUTMを紹介していきます!
主に中小企業が簡単に管理できる総合的なセキュリティ対策ソフトの提供を行っています。
Firebox T15も小規模オフィス向けのもので、容易な導入と管理が可能です。
インターネットに繋げるだけでリモートでの設定が素早く行えます。
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、世界トップクラスのセキュリティ専門企業。
世界にある10万以上の組織や企業がチェック・ポイントの製品を使用しています。
750 NGTP Applianceは、中小企業向けのオールインワンセキュリティソリューションであり、外部だけでなく内部からの脅威も防ぎます。
CheckPoint 750 NGTP Applianceの詳細ページ
様々な製品を世に生み出しているシャープが、テレワークの増加に伴い2020年6月にUTMを発売しました。
ベースエンジンにはチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ製のものを採用し、強固なセキュリティ能力と高速処理を両立したそうです。
Fuva Brain(フーバーブレイン)は、世界水準の最新情報セキュリティ技術を提供している会社。
EX-AntiMalware v7 USAVⅢは、上記で紹介した「CheckPoint」UTMとエンドポイントセキュリティの「EX-AntiMalware v7」、働き方改革支援ソフトウェア「 Eye”247”Work Smart Agent」の3つにより多重防御を実現したセキュリティ対策ソフトウェアです。
また、管理画面は一目で利用状況やウイルス感染率を把握することができます。
詳しく知りたい方は、EX-AntiMalware v7の機能と検知事例をご覧ください♪
上記でご紹介したおすすめUTMを比較表にまとめてみました。
BP-X1 CPシリーズえは、一番スペックが低いもので比較しています。
Firebox T15 | CheckPoint 750 | BP-X1 CPシリーズ | EX-AntiMalware v7 USAVⅢ | |
搭載機能 |
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導入形態 | アプライアンス | アプライアンス | アプライアンス | アプライアンス |
脅威対策スループット | 90Mbps | 200Mbps | 340Mbps | 340Mbps |
サポート | 24時間365日のサポート(電話/メール) | 24時間365日のサポート(電話/メール/チャット) | 午前9時~午後5時30分(電話) ウェブ/メール | 午前10時~午後5時 (メール) 遠隔/ウェブ |
※1:過去の実績からウイルスかどうかを判断し、排除する仕組み
※2:Fierboxアプライアンス向けのサブスクリプションサービスで、セキュリティ上危険のある場所や端末を特定する機能※3:マルウェアを監視・検出・駆除する機能
※4:仮想空間で不審なファイルを実行し、ウイルスの発見・駆除を行う
※5:数千種類に及ぶ外部からの攻撃を防御
このように、製品によって機能もスループット(処理速度)もサポート内容も違います。
導入前に確認する必要があることがよくわかったかと思います。
ベンダーに見積もりを依頼するときにどういうスペックのものがいいか細かく伝えておけば、あなたの会社に合うものを提案してくれるでしょう。
今回は、おすすめのUTM製品をご紹介しました。
選び方を間違えると、導入しても使えないなんて事態に陥ってしまいます。
そうならないためにも、それぞれのスペックをしっかり確認しましょう!
オフィ助では、上記で紹介したUTMを取り扱っております。
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という方は、お気軽にお電話でもメールでもお問い合わせください♪
知識豊富なスタッフがみなさんの会社にピッタリなUTM探しをお手伝いいたします!