コロナウイルスによってテレワークを実施している会社も多いですが、自宅から安全な経路でデータ通信を行うにはVPNが必要不可欠です。
カフェにある無料Wi-Fiを使う際も、VPNは活躍します。
このように、データを安全な状態で送受信できるVPNは使わないと損ですが、一方で速度が遅くなる場合があるようです。
VPNの速度が遅くなる原因はなにか、解決策はあるのか、見ていきたいと思います。
まずは、VPNの接続が遅い場合です。
どんな原因が考えられるのでしょうか。
VPNサーバーには、同時に接続できる容量が決まっています。
その容量上限に近い数の接続があると、通信速度が遅くなったり接続が切れたりしてしまいます。
高度な暗号化を行ってるため、サーバーの負担が大きいことを理解しておきましょう。
尚、有料の高性能VPNであれば多くのサーバーを持っているので、容量不足で速度が落ちる心配もありませんよ。
自分がいる場所からVPNサーバーまでの距離は遠くないですか?
VPNの通信速度は接続先までの距離に影響を受けます。
接続先までの通信距離が遠いほど通信にかかる時間が長くなるため、通信速度も遅くなってしまうのです。
VPNは既存のインターネット回線を介して拠点に専用の機器を設け、通信を暗号化しています。
そのため、インターネット回線の帯域が足りないと通信速度も遅くなってしまうのです。
テレワークが増えたことで、帯域が足りなくなって通信速度に影響が出ている可能性もあります。
Windows10のアップデートは処理するデータ量が多いので、ネットワークに負担をかけてしまいます。
会社などでアップデートが一斉に行われる場合、さらにネットワークへの負担が大きくなり通信速度に影響が出てしまうのです。
画像が多かったり動画やGIFを貼ってあるページの場合、読み込む容量が大きいため表示に時間がかかってしまいます。
通信速度に問題がなくても、開くページの容量によって読み込みが遅くなる場合があります。
MTUは、Maximum Transmission Unitの略で、通信機器で一度に送信できるデータ量の上限のことを言います。
VPNルーターとデバイスはそれぞれMTUの値が決められており、送信するデータ量がMTUの設定値を超えた場合データを分割して送信します。
そのため、通信速度が通常より遅くなってしまうのです。
セキュリティソフトは、PCの中にある情報を守ってくれるため重要なものですが、常に監視を行ったり、通信データを処理しているため、PCに負担がかかります。
そのため、通信速度が遅くなってしまうのです。
次に、VPNが繋がらない原因についてです。
繋がらない場合は根本的な部分を見直してみましょう。
入力したパスワードが間違っている可能性があります。
利用し始めの頃は特に、シンプルなミスによる不具合が多いのです。
もう一度、パスワードを1文字1文字確認してみてください。
その際、パスワードの有効期限が切れていないかも確認してください。
接続ができない場合、VPNサーバーがダウンしてしまっている可能性があります。
他のサーバーに変更して、正常に接続できるかを確認してみてください。
他のサーバーでは問題なく接続できる場合、元のサーバーに問題が起こっていることがわかります。
その他の接続できない原因と対処法は以下を参考にしてください。
画像ありで設定方法も書いているので分かりやすいですよ!
では、VPNの遅延・繋がらないという問題を解決する方法をご紹介します!
これでもうVPNに悩まされることはありませんよ♪
デバイスやモデム、ルーターの再起動を行ってみてください。
もし長時間利用でどこかに不具合が生じていた場合、再起動することで正常に戻る可能性が高いです。
また、再起動することでデバイスのメモリ不足が解消して速度が速くなることもあるので、一度試してみてください。
接続しているVPNサーバーと物理的距離が遠い場合は、距離を近づけてみましょう。
そうすることで通信の負担が減り、速度も速くなるでしょう。
接続できない場合も、物理的距離を近づけることで改善する場合があります。
デバイス内にインストールしているVPNのアプリやソフトウェアがある場合、設定しているポート番号やプロトコルを変更してみてください。
VPNはサーバーに接続するために特定のポート番号を使用しています。
しかし、ネットワーク上では特定のポート番号の速度を制限していることがあるのです。
そのため、ポート番号やプロトコルを変更することで速度が上がる場合があります。
VPNに接続できない場合も、この方法で解決する場合があります。
先程も言ったように、デバイスのMTUとVPNのMTUが合っていないと、データが分割されて通信に時間がかかってしまいます。
デバイスのMTUとVPNのMTUが合うように設定してみてください。
ウイルスソフトを裏で起動させている場合は、一旦停止してみてください。
安全上ずっと停止するのはよくりませんが、原因の究明には一旦停止してみるのが良いと思います。
VPNに接続できない際も一旦停止すると改善する場合があります。
また、ウイルスソフトでパソコンの動きが重い場合、外付けハードディスクなどで容量を補うと改善する可能性もあります。
再起動したりプロトコルを変更したりとやれることをやってみても瀬奥戸が改善しない場合、ISP(インターネットへの接続を提供する業者)側に問題がある可能性があります。
ISPの公式ホームページに接続の不具合などのお知らせが載っていないか確認してみてください。
お知らせがない場合でも、打つ手がなくなってしまったら連絡をしてみることをおススメします。
もしかしたら新たな解決策を教えてくれるかもしれません。
利用しているVPNサービス自体のパフォーマンスが低い場合もあります。
接続が一度よくなってもすぐに遅くなったり切れてしまう場合は、別のVPNサービスに乗り換えるのをおすすめします。
契約者だけが使えるネットワークを利用しているIP-VPNであれば、利用者が限られるため帯域に左右されることもなく、安定した通信が可能になりますよ♪
下の記事でおすすめのVPNを紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。
今回は、VPNが遅い・接続できない原因と対策方法をご紹介しました。
テレワークを実施する企業が増え、VPNを利用するユーザーの数も増えてきています。
インターネット回線を使ったVPNだと、通信速度が遅くて作業効率が遅くなる場合も…。
VPNの速度が遅くて従業員のパフォーマンスが低下してしまっていると感じる場合は、思い切ってもっと高性能で速度の速いVPNに変更してみませんか?
オフィ助では、YAMAHA・フーバーブレイン・ALEXONと、速度やセキュリティ面でクオリティの高いVPNを取り扱っております。
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