複合機・コピー機のカタログを見ているときに、
「この用語はなんのことなんだろう?」
「印刷スピードを知りたいんだけど、どこを見ればいいの?」
と、疑問が出てくることがありますよね。
そこで今回は、複合機・コピー機のカタログの用語の解説や、カタログの見方についてご紹介します。
これを読めば、用語やカタログの見方が分かり、その機種について簡単に理解することができますよ。
ぜひ読み進めてくださいね。
ここでは、複合機・コピー機のカタログによく表示されている、6つの用語について解説していきます。
こちらの用語を知っておくと、その機種の大まかなスペックがわかるので、ぜひ確認してみてくださいね。
dpiとは、1インチ(2.54cm)にどれだけ多くの“ドット”が詰め込まれているか、ということを表しています。
画像は、2.54cmの線にどれだけのドットを敷き詰めることができるかによって、画質が変わります。
dpiが低いとそれだけ粗い仕上がりになり、高ければ高いほど質のいい印刷ができるのです。
写真など、できるだけキレイな印刷を望む場合は、dpiが高いものを選びましょう。
階調とは、1色に対してどれだけ多くの濃淡が表現できるかを示したものです。
例えば、ブルーといっても濃いブルーなのか、淡いブルーなのかによって色が異なりますね。
このように、色を明るくしたり暗くすることによって、さまざまな色のバリエーションの個数が階調という単位で表されています。
階調数が多ければ多いほど、色のグラデーションは綺麗に仕上がります。
表現色は、各色を混ぜることによって新しく表現できる色のことをいいます。
複合機・コピー機の表現色は、次のように階調数をもとに算出することが可能です。
階調×階調×階調=表現色
例えば、256階調の場合、約1677万色の表現色で印刷することができるということになりますね。
用紙サイズで、A3よりも少し大きいサイズを指すのが「SRA3」です。
大きさは、320mm×450mm。
SRA3に対応している機種では、A3用紙いっぱいに描かれた画像や文章を、見切れず印刷できるということになります。
画像欠け幅とは、印刷をする際に必ず発生する用紙の端にある白い部分のことをいいます。
業務用の複合機・コピー機は、どれだけ調整しても画像欠け幅が発生してしまいます。
この画像欠け幅を確認しておくことで、「全面印刷をしたい」という場合に用紙のサイズを変えるなど調節をすることができるのです。
g/㎡(用紙坪量)は複合機・コピー機に対応する紙の厚さを表示しています。
g/㎡は重さのことでは?と思う方も多いですが、紙の業界では重さではなくg/㎡は厚さを表す単位です。
コピー用紙と画用紙では紙の厚さが全く違いますよね。
対応する厚さを確認することで、使える用紙の種類がわかります。
複合機・コピー機のカタログを開いたとき「情報が多すぎてどこを見たらいいのかわからない」と思うことがありますよね。
カタログを見る場合、自分が求めるスペックから見るのがおすすめです。
求める能力に合わせて確認しておくべき項目を、以下でご紹介しておきましょう。
大量印刷を行うときに大切なのは、連続複写速度です。
連続複写速度とは「1分間で印刷できる枚数」のことで、これが遅いと「1分間に印刷できる枚数が少ない」ということになります。
ウォームアップタイム(電源を入れてから印刷可能になるまでの時間)やファーストコピータイム(1枚目が印刷されるまでの時間)が短くても連続複写速度が遅いと、業務に支障が出やすいほか、精神的にもストレスを感じてしまいます。
頻繁に大量印刷が必要な場合は、連続複写速度の速さを優先するといいでしょう。
カタログによって表記が「読み取り速度」となっていることもありますが、「スキャン速度」は簡単に言うと、コピーをする際に原本を読み取る速度を表しています。
原本を読み取る速度が遅いと、複数枚の資料を人数分作成するのに時間がかかり、生産性が悪くなります。
また最近では、コピー用紙節約のため両面印刷も多くなったので、より速いスキャン速度を求める人が増えました。
コピー機能を重視していたり「会議などで利用する資料の作成が多い」といった場合は、スキャン速度をしっかりチェックしてくださいね。
いかがでしたか。
複合機・コピー機のカタログでよく使われている用語6つの解説や、カタログの見方についてお話ししました。
覚えておいてほしいポイントは、次の3つになります。
「カタログの用語の意味を知りたい」
「求めるスペックに沿った機種を選びたい」
といった方は、この記事を参考にカタログをチェックしてみてくださいね。
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