【簡単】複合機・コピー機の正しいクリーニング方法をまるごと伝授!

印刷物に何か汚れがついていたり、黒い線が入っていたりといった経験はありませんか?

それは、複合機・コピー機にクリーニングが必要という合図の可能性があります。

 

しかし、

「クリーニングって、業者を呼ぶ必要があるの?」
「クリーニングはどうやってやるの?」

などといった方も多いです。

 

そこで今回は複合機・コピー機のクリーニング方法や、メンテナンス方法についてなどご紹介します。

これを読めば、日々のお手入れからクリーニング方法までわかるので、印刷物が汚れてしまっても困りません!

ぜひ読み進めてくださいね。

 

複合機・コピー機の印刷物に「黒い線」が出たらクリーニングの合図

複合機・コピー機で印刷をしていて黒い線が入っていたら、「複合機・コピー機のクリーニングを行った方がいい」という合図です。

気が付いたらすぐにクリーニングを行いましょう。

 

複合機・コピー機を使用していれば、2~3年程度で黒い線が入ったり、印刷物がはっきり印刷されない(印刷文字が抜けたり掠れている)などといったことが出てくるようになります。

 

これは、その複合機・コピー機に不具合が生じている、機種が悪いなどといったわけではなく、どんな機種でも自然に発生することなので安心してくださいね。

 

また、黒い線や黒い帯などの汚れは、複合機・コピー機をクリーニングすることで改善しますよ!

 

これで完璧!複合機・コピー機のクリーニング方法3種類

黒い線、霧がかった汚れが印刷物に入るようになったら、これからご紹介するクリーニング方法を用いて改善していきましょう。

 

1. 複合機・コピー機の読み取り部分を拭く

まずは、原稿が直接触れる場所である読み取り部分を綺麗にしましょう。

掃除する場所は以下の3か所です。

  1. 原稿ガラス
  2. 原稿カバー
  3. 自動原稿送り装置

コピー機の読み取り部分では、この場所にゴミやほこりが付きやすいです。

原稿カバーとは、ガラス面の反対についている原稿を抑える蓋の内側部分のことを言います。

自動原稿送り装置を使っている場合は、そこの原稿を置く部分もふき取りましょう。

 

画像出典元:富士フイルムビジネスイノベーション

 

ここをアルコールか、水で薄めた中性洗剤を付けた布で拭き、その後、乾いた布で汚れとほこりを拭きとってください。

 

2.複合機本体を掃除する

読み取り部分を掃除しても汚れが改善しない場合は、複合機の内部が汚れている可能性があります。

その場合は、本体の汚れを掃除しましょう。

  • ➀本体の電源を切り、コンセントを抜く
  • ➁原稿給紙トレイを開ける
  • ➂フィーダーカバーを開けを開ける
  • ➃内部のローラーを、水で濡らして固く絞った布巾でやさしく拭く
  • ➄汚れがひどい場合は、ローラー周辺も軽く拭く

画像出典元:キヤノン

2. 複合機に搭載されているクリーニング機能を使用する

本体の拭き掃除をしても黒い線などが発生する場合は、複合機・コピー機のクリーニング機能を使用しましょう。

Canon(キヤノン)であれば、操作パネルで

  1. 初期設定/登録
  2. 調整/クリーニング

でクリーニングができます。

 

メーカーや機種によっては、「ドラムリフレッシュ」「ドラムクリーニング」といった操作で自動的にクリーニングを行ってくれるので、実践してみてください。

 

3.  PCのクリーニング機能を使用する

複合機・コピー機のクリーニングをPC上で操作できるものもあります。

Windowsのヘッドクリーニングは次のような流れになるので、覚えておいてください。

 

【Windows10】

  1. 「スタート」メニューをひらく
  2. 「デバイス」を選ぶ
  3. 「プリンターとスキャナ」画面の「管理」をクリック
  4. 使用している複合機・コピー機の右クリックで「印刷設定」
  5. 機種に応じて「クリーニング」や「ヘッドクリーニング」を選ぶ

 

【Windows11】

  1. スタート画面から「設定」を開く
  2. Bluetoothとデバイスを選択
  3. プリンターとスキャナーをクリック
  4. クリーニングするプリンターを選択
  5. 「印刷設定」をクリック
  6. 複合機のメーカーの設定画面が開くので、そこからクリーニングを行う

 

複合機の機種によっては本体からしか操作できないものや、ヘッドクリーニングが付いていないものもあるのでご注意ください。

 

 

Macにも、「強力クリーニング」という機能があります。

設定の流れは以下のようになっています。

  1. アップルメニューの「システム環境設定」から「プリンタとスキャナ」または「プリンタとファクス」をクリック
  2. 「オプションとサプライ」→「ユーティリティ」→「プリンタユーティリティを開く」をクリック
  3. 「プリントヘッドのクリーニング」をクリック
  4. 強力クリーニングを選択する
  5. 画面の指示に従って操作する

 

 

クリーニングを数回行っても解消されない黒い線や汚れは、本体内部のメンテナンスの必要がある可能性があるので、リース会社やメーカーに問い合わせるようにしましょう。

 

おまけ:白い線が入る場合

印刷をしていると、印刷物に白い線が入ってしまうこともあります。

この場合は、ドラムのメインチャージャーをクリーニングしてみてください。

メインチャージャーは、トナーボトルが入っているフロント部分の下の方にある小さめの穴のことを言います。

 

掃除方法はとても簡単。

メインチャージャーの中に付属の棒を抜き差しするだけです。

印刷物に白い線が入ってしまう場合は一度試してみてください。

 

クリーニングと合わせて心掛けたい3つのお手入れポイント

複合機・コピー機を快適に使えるだけで、仕事の作業効率も上がります。

ここからは、クリーニング以外にもした方がいい日頃のお手入れポイントをご紹介します。

実践するだけで、複合機・コピー機を快適に使用できるので注目してみてくださいね。

 

1. トナーは早めに交換する

トナーの交換、印刷ができなくなってから行うという方も多いのではないでしょうか。

トナー交換時期が近付くと、複合機・コピー機では「サイン」を示してくれますが、それを無視して使い続けるとある日突然コピー機がトナーを交換するまで使用できなくなります。

これでは、業務が滞る可能性がありますよね。

 

そうならないためにも新しいトナーをあらかじめ用意しておき、交換のお知らせがでたら余裕をもって交換しておくようにしましょう。

 

2. 紙詰まりを防止する

頭を悩ませることが多い紙詰まりのトラブルは、快適に複合機・コピー機を使用できるとは言えませんよね。

詰まった用紙を取り除こうにも、どこで詰まっているのかわからないといったこともあります。

 

場合によっては、業者よりサポートをしてもらわなくてはいけないこともあるので、日頃から次の3つに気をつけて使用することが大切です。

  • 対応外の厚さの用紙を使わない
  • 給紙ローラーを清掃する
  • 折れた裏紙や、静電気を帯びた用紙は使わない

 

紙詰まりの原因としては、静電気や湿気、そして寒い時期の結露などがあります。

空調を調節してから使用するなど工夫をすることで、各段に紙詰まりの確率が減りますよ。

 

3. 用紙はこまめに補充する

用紙は、こまめに補充するようにしましょう。

用紙が補充されている気持ちで、複合機・コピー機を使用する方は多いです。

印刷の途中で用紙が無くなってしまい、気づいたら印刷が止まっていた。ということはよくあります。

 

そこから用紙を補充して印刷を開始しては、時間のロスですよね。

自分が印刷できたらかよしとするのではなく、他の人のためにも時々用紙が十分かどうか確認するようにしましょう。

ただし、入れすぎは紙詰まりの原因にもなるので注意してくださいね。

 

その他、かすれ・色むら・印刷文字のずれなどの不具合が出てしまった場合も、一度試してほしいクリーニング方法があります!

ぜひこちらの記事を参考にしてください。

【印刷物のかすれ・色むら・ずれ対処法】コピー機・複合機のトラブルを解消!
複合機は精密機器なので、その分印刷時に不具合が起こりやすいです。 今回は、「かすれ」「色むら」「ずれ」が起きた際の原因や対処法をお伝えします。 個人で対処できる部分を説明するので、原因が分からない場合はむやみに弄ることはやめましょう!!...

 

まとめ

いかがでしたか。

今回は、印刷物に現れた汚れの対処方法や、日頃のお手入れについてなどご紹介しました。

ポイントとしては次の3つがあります。

ここがポイント
  • 印刷物に黒い線などの汚れが発生したら、クリー二ングのタイミング!
  • 本体の拭き掃除を行ったあと、クリーニングをしよう
  • クリーニング機能は、複合機もしくはパソコンから操作可能!

 

「何度コピーしても黒い線が消えなくて困っている」
「快適に複合機を使って作業効率を上げたい」

といった方は、この記事を参考に日頃からお手入れとクリーニングを心がけてくださいね。

 

複合機・コピー機の使用の仕方など、お困りのことがありましたら下記までお問い合わせください。

オフィ助では、複合機・コピー機のさまざな疑問についてもお答えしております!

 

 

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