以前、駅ナカシェアオフィス「STATION WORK」をご紹介しましたが、今回はその第2段!
駅ナカだけでなく、ビル内やショッピングモール内に設置されていてもっと気軽に利用できる「CocoDesk(ココデスク)」をご紹介したいと思います。
「静かで一人集中できる場所で勉強がしたい」
「家に帰る前に片づけたい仕事がある」
そんな時に気軽に使えるワークスペースなので、ぜひどんな特徴があるのか知っていってください!
富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)が提供する個室型ワークスペース。
仕事のすき間時間有効に使えるように駅やビルの中に設置されています。
現在は関東近郊と大阪を中心に100台設置されているそうです!
CocoDesk誕生のきっかけは、富士フイルムビジネスイノベーションの営業社員が仕事のすき間時間の活用に悩んでいたことからでした。
「訪問と訪問の間に生まれるすき間時間を使って他の作業をしたいが、短時間仕事ができて集中できるスペースがない」という悩みがあったそうです。
そこで、そこ社員の悩みをもとに、「短時間でも人の目や雑音を気にせず集中できる場所ををつくり、それらを他の会社員にも提供したい」と提案したそうです。
見た目もスマートで入りやすい雰囲気を作り出していますが、利用者がリラックスしながら作業に集中できるように内装もこだわり抜かれており、2020年には日経産業新聞賞を受賞しています。
2020年2月からサービスを本格始動し、わずか1年で会員数は1万5000人を突破しているようです。
利用者数もコロナ前に比べると18倍以上になっているようで、使いやすさを追求した工夫により好評のようです。
東京メトロや京浜急行の駅ナカなどの都内や川崎市、埼玉、千葉、大阪市のショッピングモールや駅など様々な場所に設置されています。
また、テレワークの増加により、郊外の駅や住宅街に近い商業施設などにも展開する予定もあるそうです。
最寄り駅に設置されたら利用者ももっと増えそうですよね♪
CocoDeskには、どんな特長があるのでしょうか。
CocoDeskのこだわりをご紹介していきます。
CocoDeskは都内の駅内やビル内に設置されているので、移動中でも気軽に利用することができます。
駅中から出ないで作業できるとなれば、その後別の場所で予定が入っていたとしても、駅にいるためカフェなどに入るより時間に余裕を持つことができます。
木目調でスタイリッシュな見た目と絵表示で分かりやすくしてあるのは、発見した時に目を引き、初めての人の利用ハードルを下げるためだそうです。
たしかにこの見た目だと何なのか気になるし、使ってみたくなりますよね。
しっかり利用者の目線に立って作られている、素晴らしいサービスです。
CocoDeskでは内装の表面に吸音材を用いており、壁の内部には遮音性の高いグラスウールを使用。
室内の声が漏れにくく外からの音が聞こえにくい構造になっているので、どこよりも集中して作業をすることができるのです。
個室ワークスペースと聞くと、中は結構狭いのかな?と思う人は多いと思います。
しかし、CocoDeskの中は広々としており、椅子に座った状態で足が伸ばせるほどのスペースがあったり、机の下はキャリーバックが置けるほどの空間があるそうです!
移動が多いビジネスパーソンや出張で利用したい方にも嬉しい構造なのです。
机も奥行53cmと、PCを開いたまま資料を置けるくらいの広さがあり、一人利用にしては十分ゆったりできるスペースを提供しているのです♪
椅子は体にフィットする形になっており、姿勢を正して作業が行えるため、集中力もアップします。
可動式なので、体制を変えたりストレッチもなんなくすることができます。
人間工学に基づき、部屋の明るさやモニターの位置・温度や湿度の調節など、長時間いても疲れにくく集中力が持続するような環境づくりを追求したそうです。
仕事や勉強に最適な空間を作り出すために工夫されているため、カフェや社内、自宅よりも集中できるでしょう♪
駅ナカの設置が多いですが、駅というのは夏は暑く、冬は寒いというその場にとどまり続けるには厳しい環境です。
そんな駅でも快適に作業ができるよう、空調設備にはこだわったそうです。
また、冬の朝に利用する人のことを考えてデスクは冷えにくい素材を使用しています。
冬の朝は特に冷えるので、利用する時に机が冷たいことでストレスを与えないように配慮されています。
温度と湿度を自由に変えられるので、暑がりの方も寒がりの方も安心してお使いいただけます。
通常、カフェやワークスペースでは場所や設備ごとにWi-FiのSSID(ネットワーク名)が割り当てられますが、CocoDeskでは会員ごとに専用のSSIDが与えられます。
そのため、次回使う場所が前回と違っても、同じSSIDを利用できるので設定し直す必要がなく楽です。
また、その場合ワークスペースのWi-Fiを通じて情報を盗まれたりウイルス感染するリスクも防ぐことが出来るため、セキュリティ面でも安心できます。
個室自体も防音パネルを利用しているため、静かな空間で人の目や音を気にすることなく利用することができます。
集中力が必要になる作業はもちろんのこと、ビデオ会議なども安心して行うことができるのです。
このご時世、個室だとよりコロナウイルス感染症対策について気になりますよね。
CocoDeskは、
など、コロナウイルスに対する徹底的な対策を行っているため、安心してお使いいただけます。
CocoDeskを利用するには、会員登録をする必要があります。
簡単ではありますが、ここで紹介しておこうと思います。
➀コチラで利用者情報(名前とメアド)を入力
➁送られてきたメールに記載されている仮パスワードを使ってCocoDeskにログイン
➂利用したい場所と時間を選び、空き状況が〇になっていたら選択して予約する
➃予約時間になると、利用者専用webサイト解除キーが表示される
➄降車駅からCocoDeskまでの行き方はブースの詳細から確認できるため、迷わない!
➅CockDeskの前まで行って、画面に表示されている「解除する」をタップ
➆電子錠が開いて中に入れるようになるので、入室する
➇時間になったら退室する
CocoDeskが便利で快適なスペースだということは分かったと思いますが、注意すべき点もあります。
利用前に確認しておきましょう!
1人用のワークスペースなので、1人以上での利用はしないようにしましょう。
複数台ある場合、周りで利用している人の迷惑になります。
尚、幼児であれば親子2人で利用しても構いません。]
予約時間が過ぎたら退出となりますが、その際に電気を消すのを忘れないようにしましょう。
電気がついていると次の人が使いづらくなってしまいます。
忘れ物と一緒に、消灯も確認してから退室してください。
お酒を飲んだ状態で利用すると、思わぬトラブルが発生したり、中で寝てしまって次の利用者に迷惑をかける可能性が高いです。
お酒を摂取した後は利用しないようにしましょう。
ブース内は禁煙となっています。
また、電子タバコや加熱式タバコも禁止のようです。
花火や火薬、ライターなど、火事の原因になりそうなものは持ち込まないでください。
また、持っていたとしてもブース内での利用はやめましょう。
自分が怪我をする恐れがあります。
「予約したけど別の予定が入って使えなくなった」という場合は、キャンセル処理を行いましょう。
予約時間前に予約サイトからキャンセルを行てください。
キャンセルを行わないと人がいないのに使えない状態になり、その時間にココデスクを使いたい他の人が使えなくなってしまうので要注意です!
契約コース | 料金(税込) | 詳細 | |
法人 | 完全従量課金制 | 275円/15分 | 請求書による処理 管理ツールの提供あり ブース予約は30日前から可能 |
個人 | 完全従量課金制 | 275円/15分 | 支払方法:クレジットカードのみ ブース予約は14日前から可能 |
1時間で1000円と少しお高めではありますが、かなり集中できる空間を一人で使えるとなるとお得です。
CocoDeskはどんな人に向いているワークスペースなのかというと…
このように、作業に集中できる快適な空間なので、ビジネスパーソンだけでなく勉強をしたい学生などにもおすすめです。
移動の合間に座って作業できるスペースがあるのはとても便利ですよね♪
CocoDeskを提供している富士フイルムビジネスイノベーションと遠隔接客サービスを提供するタイムループ株式会社が共同して、CocoDeskを生活関連サービスのオンライン相談スペースとして提供する実証実験が2022年4月22日より始まっているようです。
生活関連サービスでもオンライン化が進んでいますが、自宅のネット環境が整っていなかったり他の人に聞かれたくない内容だったりと、なかなかオンラインサービスを受けることが難しい人も存在します。
そんな方たちのために、最寄りの駅に設置されているCocoDeskで生活関連の相談ができるというサービスを提供しようと考えているようです。
提供サービスとしては、法律相談・保険相談・占い・メンタルヘルスなど、多岐にわたっています。
わざわざ店舗まで行く必要がなく、プライバシーも守れるなんてとてもいいサービスだと思います♪
CocoDeskは、働き方改革が進んでいる今の世の中に合ったサービスです。
利用する人のことを考えて試行錯誤されたワークスペースを使わないなんてもったいないですよね!
もし移動中や最寄りの駅で見かけたら、ぜひ利用してみてください。
あなたが一番集中できる場所になるかもしれませんよ♪
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