普段自宅や会社で当たり前のように使っているコピー機・複合機ですが、どのような仕組みで印刷されているのか、その原理を説明できる人は少ないでしょう。
仕組みを知っていると、コピー機にトラブルが起きた時に適切な対処ができるようになります。
今後のためにも、コピー機の仕組みを知っていきましょう。
まずはコピーの仕組みについてですが、インクジェットとトナーそれぞれの仕組みを解説していきたいと思います。
文字をドットマトリクス(書面にした文字が形成されるドットの長方形の基盤)に画素分割し、書く画素の位置情報に応じた電圧でインク粒子を帯電します。
さらに静電場で偏向して印刷物に到達させることで印字します。
画像出典元:日立 インクジェットプリンタの原理
詳しく流れを見ていきましょう。
〇サブボトル(インクボトル)はメインボトルのインク量を調整します。
〇補力液(溶剤タンク)はメインボトルのインク濃度を調整します。
トナーの場合も印刷までに5つの工程があります。
静電気を使って印刷をしているのは同じですが、インクジェットとレーザーでは仕組みが少し異なります。
自身が使っているコピー機・複合機に合わせて知識をつけていきましょう。
スキャナーによって原稿をデータ化する仕組みは、「CCDセンサー方式」と「CIS方式」があります。
白色LEDの光を原稿の下からあて、1ラインずつ読み取ります。
白色LED光源から発せられた光を複数のミラーに反射・集約させ、数枚のレンズを介して送られた光をセンサーが読み取ってデータ化します。
読み取り時間が短く、多少凸凹した原稿でも読み取ることができます。
赤・緑・青の3色の光源を切り替えながら原稿にあて、原稿に照射した光をそのまま読み取ってデータ化します。
LED、レンズ、センサーが一体化しているので本体が小さく省電力ですが、LEDを切り替えながら照射するためCCDセンサー方式よりも時間がかかります。
読み取り面が浮いてしまう原稿は、CIS方式だと読み取りが難しいです。
ファクスでは、原稿を読み取る際に光を照射させます。
光をあてて反射するところは白、反射しないところは黒と判別し、これを0と1の二進数による元気信号に変換します。
そうして、現行の内容を0と1の電気信号として電話回線で送ります。
受信側のファクスは、届いた電気信号通りに黒い点を描写します。
そうすることで、送信した通りの画像や文字を受信側で表現することができるのです。
まず、通常通り表面を印刷し、一度排紙台に印刷した用紙を積んでいきます。
印刷した用紙を機械内部に搬送します。
最初の印刷と同様、今度は裏面に印刷を行い、排紙台に用紙を流します。
このように、両面印刷が完成します。
コピー機では、インクの色がブラック(黒)・マゼンタ(赤紫)・シアン(青緑)・イエロー(黄)しかありません。
しかし、カラー印刷をするといろんな色で表現できていますよね。
これは、「色の三原色」が活用されているからなのです。
原色には「色の三原色」と「光の三原色」があり、色の三原色ではマゼンタ・シアン・イエローがメインカラーとなり全ての色を混ぜ合わせることで黒になります。
一方、光の三原色では赤・青・緑がメインカラーとなり全ての色を混ぜ合わせることで白になります。
色の三原色により、3色を混ぜて別の色を作り、色の濃度を変えることでさらに濃い色、薄い色を作り出すことができるのです。
カラーコピーでは、読み取った原稿情報をマゼンタ・シアン・イエローに分解して、それぞれ画像処理をした後に画像情報を受け取ってレーザー光で書き込んでいきます。
書き込まれた内容に従って色を重ねていき、転写、定着の工程を経て現像されるのです。
コピー、スキャン、ファクスの仕組みが理解できたでしょうか。
コピー機内部ではこの作業が瞬時に行われていると思うと、現在の技術力のすごさが分かりますよね。
トラブルが起こった際にこの仕組みを思い出して、どこにトラブルがありそうか理解しやすくなるでしょう。
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