コラム基礎知識

意外と知らないコピー機の仕組みについて、原理をわかりやすく解説

普段自宅や会社で当たり前のように使っているコピー機・複合機ですが、どのような仕組みで印刷されているのか、その原理を説明できる人は少ないでしょう。

 

仕組みを知っていると、コピー機にトラブルが起きた時に適切な対処ができるようになります。

今後のためにも、コピー機の仕組みを知っていきましょう。

 

コピーの仕組み

コピー機 複合機 仕組み

まずはコピーの仕組みについてですが、インクジェットとトナーそれぞれの仕組みを解説していきたいと思います。

 

インクジェットの場合

文字をドットマトリクス(書面にした文字が形成されるドットの長方形の基盤)に画素分割し、書く画素の位置情報に応じた電圧でインク粒子を帯電します。

さらに静電場で偏向して印刷物に到達させることで印字します。

 

インクジェットプリンター 仕組み

画像出典元:日立 インクジェットプリンタの原理

詳しく流れを見ていきましょう。

 

  • ➀メインボトルのインクを供給ポンプで加圧し、ノズルから液柱状に噴出させる
    ➁液柱を電歪素子の振動で一定の大きさのインク粒子に調整する
    ③インク粒子1個ごとに、帯電電極で印字ドット位置情報に適した電圧に帯電させる
    ④帯電したインク粒子は、偏向電極間の通過時に帯電量に応じて運動方向が変えられ、印刷物に到達する
    ⑤印刷されないインク粒子は、ガターでとらえて回収ポンプを通ってメインボトルに戻る

 

〇サブボトル(インクボトル)はメインボトルのインク量を調整します。

〇補力液(溶剤タンク)はメインボトルのインク濃度を調整します。

 

トナーの場合

トナーの場合も印刷までに5つの工程があります。

 

    • ➀帯電
    • 感光体ユニット(ドラムカートリッジ)と呼ばれる筒状の部品の表面に、マイナスの静電気を帯びさせる

    • ➁露光
    • 原稿の像を感光体に映し出す。
    • 感光体は、暗いところでは表面に静電気を貯めておくことができ、光が当たると電気を通す導電体の性質を持つようになるため、表面の静電気を逃してしまう。
    • この性質により、レーザー光が当たった部分は感光体上の静電気が消え、レーザー光を当てなかった部分は静電気が残り、原稿の文字が浮かび上がる

    • ③現像
    • 感光体上にできた静電気の像の上にトナーという粉状のインクを付着させる。
    • トナーは鉄粉と混ぜると摩擦により静電気が発生するため、感光体上の静電気の像とくっつく。
    • トナーと鉄粉を混ぜたものを「現像剤」といい、現像剤に磁石を近づけることで鉄粉がくっついて連なり、ブラシのようになったものを「磁気ブラシ」という。
    • 磁気ブラシで感光体を撫でることで、マイナスの静電気の像にプラスのトナーが引き寄せられて像が浮かび上がる

    • ④転写
    • 感光体上に浮き出たトナーの像を用紙に写す工程
    • 感光体上のトナーはプラスに帯電しているので、用紙をマイナスに帯電させてトナーを引き寄せ、写していく

    • ⑤定着
    • 用紙に写したトナーは粉状なので、擦れてとれてしまう危険性がある
    • そこで、トナーに定着ローラーで熱を加えて溶かし、用紙の繊維に絡みつかせる
    • 熱されたトナーが冷えて固まることで、印字がとれなくなる
    • それと同時に、加圧ローラーで圧着させる
    • コピーの仕組みは5つの工程で終了ですが、次のコピーに備えるために「クリーニング」と「除電」という作業が入ってきます。

    • ⑥クリーニング
    • 感光体上に残っているトナーを取り除く作業
    • 前回のトナーが残っていると次回の印刷がうまくできなくなるため、磁気ブラシを使って感光体上に残っているトナーをふき取る。

 

 

    • ⑦除電
    • 感光体上にはトナーだけでなく静電気残った状態なので、それを取り除く作業が除電。
    • 感光体に光を照射することで感光体の感光層が電気を通すようになり、表面に残っていた静電気は逃げていく。
    • こうすることで、感光体上を綺麗にすることができる

 

 

オフィ助ふきだし

静電気を使って印刷をしているのは同じですが、インクジェットとレーザーでは仕組みが少し異なります。
自身が使っているコピー機・複合機に合わせて知識をつけていきましょう。

 

スキャンの仕組み

スキャン 仕組み

スキャナーによって原稿をデータ化する仕組みは、「CCDセンサー方式」「CIS方式」があります。

 

CCDセンサー方式

白色LEDの光を原稿の下からあて、1ラインずつ読み取ります。

 

白色LED光源から発せられた光を複数のミラーに反射・集約させ、数枚のレンズを介して送られた光をセンサーが読み取ってデータ化します。

読み取り時間が短く、多少凸凹した原稿でも読み取ることができます。

 

CIS方式

赤・緑・青の3色の光源を切り替えながら原稿にあて、原稿に照射した光をそのまま読み取ってデータ化します。

 

LED、レンズ、センサーが一体化しているので本体が小さく省電力ですが、LEDを切り替えながら照射するためCCDセンサー方式よりも時間がかかります。

読み取り面が浮いてしまう原稿は、CIS方式だと読み取りが難しいです。

 

ファクスの仕組み

ファクス 仕組み

ファクスでは、原稿を読み取る際に光を照射させます。

光をあてて反射するところは白、反射しないところは黒と判別し、これを0と1の二進数による元気信号に変換します。

 

そうして、現行の内容を0と1の電気信号として電話回線で送ります。

受信側のファクスは、届いた電気信号通りに黒い点を描写します。

そうすることで、送信した通りの画像や文字を受信側で表現することができるのです。

 

両面印刷の仕組み

まず、通常通り表面を印刷し、一度排紙台に印刷した用紙を積んでいきます。

 

印刷した用紙を機械内部に搬送します。

最初の印刷と同様、今度は裏面に印刷を行い、排紙台に用紙を流します。

このように、両面印刷が完成します。

 

【番外編】色のバリエーションの仕組みはどうなっている?

コピー機では、インクの色がブラック(黒)・マゼンタ(赤紫)・シアン(青緑)・イエロー(黄)しかありません。

 

しかし、カラー印刷をするといろんな色で表現できていますよね。

これは、「色の三原色」が活用されているからなのです。

 

原色には「色の三原色」と「光の三原色」があり、色の三原色ではマゼンタ・シアン・イエローがメインカラーとなり全ての色を混ぜ合わせることで黒になります。

一方、光の三原色では赤・青・緑がメインカラーとなり全ての色を混ぜ合わせることで白になります。

 

色の三原色により、3色を混ぜて別の色を作り、色の濃度を変えることでさらに濃い色、薄い色を作り出すことができるのです。

カラーコピーでは、読み取った原稿情報をマゼンタ・シアン・イエローに分解して、それぞれ画像処理をした後に画像情報を受け取ってレーザー光で書き込んでいきます。

書き込まれた内容に従って色を重ねていき、転写、定着の工程を経て現像されるのです。

 

まとめ

コピー、スキャン、ファクスの仕組みが理解できたでしょうか。

コピー機内部ではこの作業が瞬時に行われていると思うと、現在の技術力のすごさが分かりますよね。

トラブルが起こった際にこの仕組みを思い出して、どこにトラブルがありそうか理解しやすくなるでしょう。

 

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