プリンターで互換インクを利用している、もしくはこれから利用したいという方の中には、
「互換インクのメリットって?」
「できるだけ高品質の互換インクを選ぶためには?」
といった疑問を持っている方もいますよね。
今回は、互換インクのメリットや実際にあったトラブル、選び方のポイントなどを詳しくご紹介します。
これを読めば、トラブルの起こりにくい高品質な互換インクの選び方が分かりますよ。
非純正インクとは、互換インクメーカーによって製造されている「純正インクに互換可能なインク」のことで、ジェネリックインクとも呼ばれています。
中には純正インクと差がないクオリティの高い製品もあり、コスパの高いプリンター用インクとして近年需要が高まっています。
非純正インクの中には、次のように種類が3つあります。
互換インク(ジェネリックインク)の種類 | |
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リサイクルインク | 使用済みの純正インクカートリッジに互換インクを詰め替えているタイプ |
詰め替えインク | インクが無くなったらインクのみを自分でカートリッジに補充するタイプ |
互換インク | カートリッジ本体・インク成分・ICチップが互換会社オリジナルカートリッジのこと |
互換インクの取り扱いは各家電量販店では年々増加しており、某大型量販店では次のような比率で販売されています。
ジェネリックインクの割合は全体の6割以上を占めています。
これだけ互換インクとの取り扱いに差ができるということは、互換インクを問題なく利用している方が多いという証拠でもありますね。
互換インクは、主に4つの特徴を持っています。
これらは互換インクを使用するメリットでもあるので、詳しくご紹介していきましょう。
互換インクの一番の特徴は、純正インクよりも価格が安く、家電量販店などでも買い求めやすいという点です。
互換インクの中には、価格が純正インクの半額以下という商品もあります。
印刷にインクは必須。しかし、インク代が高いとランニングコストも高くなります。
どうしても必要なインク代を低く抑えることはプリンターの印刷コスト軽減につながるため、メリットが大きいです。
また、量販店や文具店などでも取り扱われているので、必要なときにすぐ購入することができます。
互換インクは純正品とほぼ同じ品質を持つ製品もあります。
インクの色味から発色まで、純正品と比べて引けを取らないなど、高クオリティであることもポイントです。
さらに、互換インクにはICチップがついているものも多く、純正品と同じように残量などを確認することが可能です。
クオリティが高く、使用時も純正インクのように使えるとなると魅力的ですね。
互換インクは純正品のカートリッジを再利用しているケース(リサイクルインク)も多く、インクの交換方法は純正インクと同じです。
そのため、簡単に脱着することができ、交換やメンテナンスに特別手間がかかるということもありません。
また、プリンターは目詰まり解消やクリーニングにインクを消費します。
純正インクはインク代が高額であるために、かかるコストが気になるところです。
互換インクであればもともとのインク代が安いので、ヘッドクリーニングなどのメンテナンスにも使いやすいです。
互換インクは純正インクと併用して印刷することもできます。
例えば、よく利用するブラックは互換インクを、カラーは純正品を使用するという使い分けも可能です。
併用することで、モノクロ印刷では互換インクでコストを抑え、画像は純正インクを使ったカラーで綺麗に印刷するといった工夫ができるようになるのです!
また、無くなった純正インクの色順に互換インクに切り替えていくこともできるので、無駄がありません。
互換インクが安いということを知っていても、トラブルが多い、プリンターが壊れるといったマイナスイメージを持っている方も多いです。
そこで、実際のトラブルについてお話ししていきます。
あらかじめよくあるトラブルを知っておくと、もしもの時に冷静に対応できますよ。
一番懸念されることが多いのが、プリンターの故障です。
互換インクでは目詰まりなどをおこし、プリンター自体が壊れてしまうという話はよくあります。
プリンターメーカーによっては、純正以外の使用に関しては保証対象外としていることがあり、利用者としてもなかなか手を出しがたいというのも頷けますね。
しかし、目詰まりを起こしやすいとされる互換インクは、海外製のものが多いです。
このような問題は互換インク全般が悪いというよりも、特定のインクにのみ異物が混ざっていて起こることがあるのです。
海外製互換インクのトラブルについては、「本当にあった海外製の互換インクのトラブル事例」で詳しくご紹介するので、チェックしてみてくださいね。
互換インクを発売する製造メーカーによって、純正インクと比べると発色や色合いが違うことがあります。
インクの品質は互換インク会社が独自に開発をしているため、できるだけ純正インクに近づけてはいても、差が出てしまう部分でもあるのです。
写真などを印刷した場合、互換インクを利用していると耐光性があまりないと感じる方も少なくありません。
純正インクと比べると劣化が早く、すぐに色あせてしまうという話もよくあります。
これも互換インクの製造メーカーによる差が出やすい部分で、あまりにもひどい場合は他のメーカーを利用するなど工夫をする必要があります。
これは互換インクか純正インクに関わらず起こるトラブルですが、用紙にインクが漏れてしまう問題です。
急いでいるときなど、「印刷したのにインク漏れで用紙が汚れてしまい、やり直さなければならない」ということになると本当に面倒ですよね。
この場合、ノズルが詰まっていることが考えられます。
また、外付けタンクを使用しているプリンターで内部にインクが漏れてしまった場合は、外付けタンクを設置する場所が間違っていることがあります。
外付けタンク(連続インク供給装置/CISS)とは、プリンター外部にインクタンクを取りつけ、管を通してカートリッジにインクを供給する方式のことです。
この方式では、より多くの印刷に対応ができ、インク交換などの手間を軽減することができます。
しかし外付けのため、取り付け方や使用方法のミスがトラブルにつながりやすいです。
よくあるトラブルとしては、本体と斜めに取り付けてしまいインク漏れが起きたり、空気孔を閉めたままで使おうとしてインクが出ないことなどがあります。
互換インクのトラブルの多くは、海外製の互換インクを使用したことによって発生すると考えられています。
以下の画像は、某メーカーの海外製の互換インクを調べたところ、検出された異物です。
こういった異物が全色に含まれていては、目詰まりするのも頷けますね。
もちろん、製造国によってクオリティの高い互換インクも発売されていますが、見分けるのは容易ではありません。
そのため、トラブルのリスクを少なくするためには、安全性の高い日本製の互換インクを利用するのがおすすめです。
数多くある互換インクの中、高品質ものをどう選べばいいのか気になる方もいますよね。
変なものを選んでプリンターが故障してしまうのも困りますし、買ったはいいものの自分のプリンターでは使用できないとなるともったいないです。
そこで、高品質の互換インクの選び方についてお話しします。
互換インクには対応しているプリンターとそうではないものがあります。
まずは、プリンターのメーカーと品番を確認し、それに合った互換インクを選びます。
互換インクの箱の裏面などに対応表が記載されていることが多いので、必ず確認してください。
ただ、互換インクによっては対応表に記載されていないケースもあるので注意が必要です。
また、対応表に記載があってもプリンターとの相性によって、互換インクを認識できず使えないこともあるので覚えておきましょう。
互換インクを認識しない場合は、ティッシュなど柔らかいものを使用し、カートリッジについているICチップの汚れを優しく拭くことで改善されることもありますよ。
互換インクを選ぶときには、カートリッジの形が合うものを選択しましょう。
間違った形では、当然セットすることができません。
形が近いものでも無理やり入れてしまうのはトラブルの原因になります。
トラブルを避けるためには、カートリッジの形と対応表の記載をよく確認し、プリンターに合った形の互換インクをセットすることが大切です。
上記したように、海外製のインクには異物が混入しているケースもあり、トラブルのリスクが高いです。
特に、あまりにも安い製品は粗悪品の可能性もあります。
はずれのない互換インクを選ぶには、日本製の互換インクを選択しましょう。
高品質な互換インクを安く使用したいという方に最適なのが、業界初の日本製インクを使用したデジタル・コミュニケーションズが提供する「エコプリ」です。
レンタルなので初期導入費用を抑えられるほか、もしプリンター本体に不具合が生じても「センドバック保守サービス」付きですぐに対応されます。
エコプリの特徴は、次の3つです。
互換インクの中でもトラブルが少ないと言われている日本製インクが、定額制で使い放題という点が大きなポイントです。
安心して業務に合わせた印刷をすることができますね。
「インクコストをかけたくない、けれど互換インクでプリンターにトラブルがあっても困る…」といった方におすすめのレンタルサービスです。
エコプリでは、これからご紹介する4台の機種を取り扱っています。
それぞれのスペックや特徴などもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
エプソンのEW-660FTは大容量エコタンク搭載モデルなので、インクを頻繁に変える必要がなく、大量印刷に適しています。
基本的な機能 |
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インクのタイプ | インクボトル方式 |
色数 |
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最大対応用紙 | A4 |
コピー速度 |
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エプソンのアプリを利用するとスマホからもプリントが可能など、オフィスでの使用に便利な機能がしっかり搭載されています。
プリンター1つでFAXやカラーコピーなどを行いたいという方に魅力的な1台ですよ。
リコーのSG-3120SFは機能性が高いプリンターになります。
基本的な機能 |
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インクのタイプ | インクボトル方式 |
色数 |
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最大対応用紙 | A4 |
コピー速度 | カラー・モノクロ:29枚/分 |
FAXやコピー機能がついていても、コンパクト設計のため小さなオフィスでも置き場所に困りません。
また、カートリッジの交換もフロントで行うことができるので、簡単で使いやすいのが特徴です。
FAX機能つき電話機の導入コストを抑えたいといった方にも最適ですね。
リコーのSG-3200は、耐久枚数15万ページと長期間安心して使用できるプリンターです。
基本的な機能 |
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インクのタイプ | インクボトル方式 |
色数 |
|
最大対応用紙 | A4 |
コピー速度 | カラー・モノクロ:29枚/分 |
WindowsやMacなどのOSに対応しているのはもちろん、機能がシンプルで誰でも使いやすい仕様になっています。
PCなどからの出力が多いという方におすすめです。
リコーのSG-7200は、A3サイズまで対応しているプリンターになります。
簡単なスペックは次の表を確認しましょう。
基本的な機能 |
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インクのタイプ | インクボトル方式 |
色数 |
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最大対応用紙 | A3以下 |
コピー速度 | カラー・モノクロ:29枚/分 |
エコプリで提供しているA3対応のプリンターは、このSG-7200です。
コンパクト設計で、省スペースに置きやすいのがうれしい点。
オプションで自動両面印刷も付けられるため、A3印刷対応のプリンターを使いたいオフィス向けの1台です。
今回は、互換インクを使用したことによるトラブルや、互換インクの特徴など詳しくご紹介しました。
ポイントとしては次の3つがあります。
「できるだけ印刷コストをかけたくない」
「互換インクに興味はあるけど、使用するとトラブルになりそうで怖い」
といった方は、この記事を参考に高品質な互換インクを選びましょう。
オフィ助では、高品質な日本製インクを使用できるエコプリをはじめ、オフィスで役立つ複合機・コピー機をお客様のニーズに応じて提案させていただきます!
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