オフィスに複合機・コピー機を導入するとき「新品にするか、中古にするか」と悩むところです。
「中古のメリットとデメリットを知りたい」
「複合機・コピー機の中古をリースすることってできるのかな?」
と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は複合機・コピー機の中古品のメリット・デメリット、注意点やリース契約の可否などを解説していきます。
この記事を読むことで、中古で購入するべきか否かの判断材料になるので、これから導入を考えている方はぜひ参考にしてください。
まずは複合機・コピー機を中古で購入した場合のメリット・デメリットを考えてみましょう。
それぞれまとめると、次の表のようになります。
メリット | デメリット |
---|---|
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このように、中古で購入すると、新品と比べて安く購入できるのが最大のメリットとなります。
中古品でも比較的新しいモデルを購入すれば、新品とまでいかなくとも、それなりの性能のものを購入できるのもメリットと言えるでしょう。
しかし一方で、故障リスクや印刷品質の劣化はデメリットとして懸念される部分。
そのため、印刷品質はさほどこだわらず、初期コストをできるだけ節約したい人にピッタリと言えるでしょう。
通常リース契約といえば、新品をリース会社が購入し、それを分割払い(リース料金)で支払うことでオフィスに導入できる、というものです。
では複合機・コピー機の中古品をリース契約することはできないのでしょうか。
ここからは複合機・コピー機の中古のリース契約に関する次の3つのポイントを紹介します。
それでは各ポイントについて解説していきましょう。
残念ながら複合機・コピー機の中古はレンタルか買取のどちらかしか選べません。
つまりリース契約は不可です。
中古も保守契約に加入できる場合があります。
メーカーや機種によって対応が異なりますが、一般的には製造年月日から7年までは契約できるケースが多い傾向に。
製造年月日およびカウンター料金の目安をまとめると次の表のようになります。
製造年月日 | カウンター単価の目安 |
---|---|
1~3年目 | モノクロ3円 フルカラー18円 基本料金2,000円/月 |
3~6年目 | モノクロ5円 フルカラー20円 基本料金2,000円/月 |
7年目以降 | 契約不可 |
新品の保守契約と比べて、カウンター料金が高めに設定される傾向があります。
故障や品質劣化といったトラブルリスクが高いので当然ですね。
複合機・コピー機は税法上の「耐用年数」が設けられています。
新品なら「5年」なのですが、中古なら当然耐用年数が少なくなりますよね。
その計算は次の2つの方法が用いられています。
製造年月日から起算して、法定耐用年数を超過している場合は「法定耐用年数の20%」が耐用年数として見積もられます。
複合機・コピー機の耐用年数は5年なので…
5年×20%=1年
となります。
法定耐用年数から経過年数を差し引き、20%を足した数字が耐用年数の見積もり数になります。
仮に製造年月日から2年経過しているなら…
3年+(2年×20%)=3年4ヶ月
が見積もり耐用年数になります。
詳しくは「複合機・コピー機の法定耐用年数は5年?減価償却率の計算方法も解説」で紹介しているので、そちらを参照してください。
中古の複合機・コピー機を導入するには、購入orレンタルのいずれかを選ぶ必要があります。
中古を選ぶからには、できるだけ安く導入したいと考えていることでしょう。
そこでここからは、中古は買取とレンタルのどちらを選んだほうが、より安く済ませられるのかを考えていきます。
状態・機能・型番によって前後しますが、おおむね次の表の通りとなります。
モノクロ複合機 | 5万~25万円 |
---|---|
カラー複合機 | 5万~35万円 |
中古で購入すれば、基本的にトナー代・修理代は自己負担となり、ランニングコストは使った分だけです。
ただし保守契約を結んだ場合はカウンター料金が発生するため、保守契約を行うか否かがひとつのポイントとなるでしょう。
モデルによって異なりますが、レンタル料金の相場は「5千~1万円」となっていて、これにカウンター料金が加わります。
リースや購入とは異なり、レンタルは保守契約を結ぶ必要がなく、トナー代が無料になっていることが多いので、シンプルで分かりやすい料金体系が魅力といえるでしょう。
複合機・コピー機を中古で購入するか、レンタルするのか、どちらがお得になるのかは、その時々によって変わってくるでしょう。
事業を立ち上げたばかりで少しでも経費を抑えたいなら、初期費用を抑えられるレンタルがお得になる可能性が高いです。
中古の購入はランニングコストが浮きやすいため、長期的に利用し続けるならお得に。
このように、そのときのキャッシュフローや使い方・利用頻度によってお得度に違いがあります。
どちらの導入にするべきか悩んでいるなら、お気軽にオフィ助までお問い合わせください。
ケースに合わせた最適な提案をさせていただきます♪
複合機・コピー機の中古を購入するときは、次の2つの注意点を意識しましょう。
これらのポイントをきっちりと見極めた上で選ばないと「せっかく買ったのに使いづらい…」といった事態を引き起こしかねません。
それでは各ポイントの内容をみていきましょう。
「印刷できれば良いや」とオフィス用ではなく、家庭用の複合機・コピー機の購入を考える方もいらっしゃいます。
もちろん用途によっては家庭用でも十分なのですが、いざ使い始めて性能不足に悩まされるのは避けたいですよね。
そこでオフィス用と家庭用の各特徴をまとめました。
特徴 | オフィス用 | 家庭用 |
---|---|---|
初期費用 | 高い | 安い |
耐久性 | 高い | 低い |
コスト(カラーの場合) | 20円程度/枚 | 60円程度/枚 |
トナー・インク | 1万~2万円 | 4,000~5,000円 |
トナー・インクの持ち | 長い | 短い |
印刷スピード | 速い | 遅い |
用紙 | A3など自由度が高い | A4までと限定的 |
保証 | 保守契約あり(トナー交換/メンテナンスなど迅速対応) | メーカー保証・電気店保証 |
このように、家庭用は初期費用こそ安く済ませられますが、ランニングコストが悪く、印刷するほど損をしてしまいます。
一方で、オフィス用はランニングコストに優れている上、何より印刷スピードが圧倒的に速いので、業務用として適しているでしょう。
例えば「1日に数枚程度しか印刷しない」程度の利用なら家庭用でも十分でしょうが、何十枚、何百枚と印刷するならオフィス用を選ぶことをおすすめします。
デザイン事務所など、Macをメインに使用している会社からすれば、複合機・コピー機はMacに対応したものでなければ困ってしまいます。
もちろんMac対応の複合機・コピー機も販売されているので、購入時はくれぐれも対応している機種かどうかを確認してください。
A3サイズなど、用紙サイズについても同様です。
オフィスでどのような印刷を想定しているのかを考え、それに沿った商品選びを心がければ問題ないでしょう。
もしどの機種を選べば良いか分からない方は、オフィ助までお気軽にお問い合わせください。
オフィスの環境や想定される利用シーンに合わせた最適な複合機・コピー機をご紹介させていただきます。
複合機・コピー機を中古で購入し、カウンター保守契約に加入していなければ、その都度修理依頼を行う「スポット保守契約(スポット修理)」を利用することになります。
スポット保守はメーカーに修理依頼を出すか、スポット修理に対応している専門業者に依頼しましょう。
修理費は故障箇所によってまちまちですが、時には買い替えたほうが安くつくこともあります。
また出張修理対応で請け負っているケースが大半なので、人件費・交通費が別途かかることも。
まずは見積もりを出してもらって、スポット修理を受けるか、買い換えるかを検討しましょう!
尚、中古品は定期的にセルフメンテナンスを行ってあげることでトラブルを減らせるので、覚えておいて損はありません。
代表的なメンテンス方法に次の3つが挙げられます。
ただし自力でできるメンテナンスだけでは、故障したときに素早い対応がしづらいのも事実。
複合機・コピー機が稼働できず、仕事に支障をきたすのは困りものですよね。
そのため、中古品を購入しつつ、同時に保守契約に加入できるメーカーを選ぶのも有効な手段として覚えておくと良いでしょう。
コピー機・複合機を購入した場合、所有権は購入者にあります。
つまり、売却や引き取りを自分で行えるわけです。
「新しいモデルと買い替えたい」
「思ったより使わないから売りたい」
といったケースに柔軟に対応できるのは中古購入のメリットですね。
リース契約やレンタルの場合だと、所有権はリース会社・レンタル会社にあるため、売却や引き取りを行えません。
今回は複合機・コピー機の中古購入のメリット・デメリットやレンタルとの比較などを紹介しました。
最後にもう一度ポイントをおさらいすると…
の3つが挙げられます。
「中古で購入しようか悩んでいる…」
「中古は耐用年数が気になる。万が一のトラブルはどうなるの?」
といった方は、この記事を参考にして複合機・コピー機の中古品購入を検討してみてくださいね。
オフィ助は中古の複合機・コピー機ほどではありませんが、それに負けないリーズナブルな価格と、安心の保守・メンテナンス契約を用意しています。
「コストと安心を両立させたい!」という方は、ぜひ一度オフィ助にお問い合わせください。
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