一時期は落ち着いていたコロナウイルスも、再び猛威を振るいだしています。
土日は家で自粛していたとしても、平日になれば会社に行かなければいけない人も多いでしょう。
リスクを背負って出社しているので、社内ウイルス対策が徹底されていないとストレスを抱える従業員が多いのではないでしょうか。
そこで今一度、社内のコロナ対策を見直し、従業員が安心して働けるような環境を作っていきましょう!
まずは、オフィス内でもコロナ対策を徹底するために、厚生労働省が出している基本対策を知っておきましょう。
そうすることで、感染リスクを減らすことができます。
国や地方自治体などを通してコロナウイルスに関する正確な情報を収集しましょう。
今の世の中には不確かな情報があふれかえっています。
そのような情報に振り回されないように、国や地方自治体など信頼できる機関が提供している情報を見るようにしてください。
尚、情報を得たら経営トップが率先して感染防止に動くとともに、全ての従業員に情報を共有しましょう。
従業員には、出勤前に検温を行うなど体調は万全か毎日確認してもらいましょう。
また、勤務中に体調が悪くなった従業員は直ちに帰宅させ、自宅療養をしてもらいましょう。
発熱などでお休みになった従業員については、毎日健康状態を確認したうえで出社可能か判断しましょう。
数日療養してもよくならない場合は医者や保健所へ相談するように言ってください。
通勤途中での感染を防ぐため、テレワークや時差出勤・サテライトサイトオフィス・週休3日制などを導入し、なるべく人との接触を避けるようにしましょう。
また、出勤を電車やバスなどの公共機関ではなく自家用車やバイクなどにすることでも人との過度な接触を控えることができます。
ただしその場合、駐車場を設置/契約しなければいけなかったり、交通事故のリスクも増えるので要注意です。
勤務中もでき得る感染防止対策を行いましょう。
休憩室やオープン空間、トイレなどの公共スペースはこまめに消毒を行いましょう。
特にトイレは感染のリスクが高い場所なので、蓋を閉めてから流す・ハンドドライヤーをやめてペーパータオルにするなど感染リスクを少しでも減らすように呼び掛けましょう。
休憩スペースでは、人との距離を保つために椅子の数を減らしたり、複数人が座る用の机は廃止したりパーテーションを設置してください。
また、ドアのぶやエレベーターのボタンなど、複数の人が触る設備・器具はこまめに消毒を行い、人の体液が付いたゴミはビニール袋に密閉するようにしてください。
取引先などの外部関係者の社内への立ち入りに関しては、なるべく頻度を減らしましょう。
立ち入りを認める場合は、社内のコロナ感染対策内容を説明し、了承してもらった上で立ち入りを許可しましょう。
もしもコロナ感染者が社内から出てしまった場合、業務停止を余儀なくされて得られるはずだった利益が無くなってしまうかもしれません。
コロナ感染者を社内から出さないためにも、従業員にコロナ感染対策の重要性を伝え、社内だけでなく出社・退勤時も気を緩めないように従業員の意識を高めましょう。
まずは、保健所・医療機関の指示を仰ぎましょう。
感染者の行動範囲を把握し、感染者の勤務場所周辺を消毒し、近くで働いていた従業員たちには自宅待機をしてもらいましょう。
感染者の個人名が特定されないよう、個人情報保護に配慮しての行動を心がけてください。
保健所・医療機関およびビル貸主の指示に従いましょう。
コロナ対策の基本が頭に入ったでしょうか。
ここからは、オフィスで実践できる対策方法をご紹介します。
一番手っ取り早くてすぐに始められる対策は、やはりオフィス内レイアウトの変更でしょう。
オフィスのレイアウトには、いくつか種類があります。
画像出典元:colormell
一般的なレイアウトで、対面に机をくっつけることでオフィススペースを効率的に使用できます。
通路を確保しやすいというメリットはありますが、隣との距離が近くコロナ対策としてはリスクが大きいです。
この形にする場合、1席ずつ間隔を開けるなどしなければいけません。
画像出典元:コニカミノルタ
全員が前を向いて座るタイプのレイアウトです。
こちらは対面式ではないので飛沫が飛ぶリスクが低いです。
しかし、島型形式と同様隣の席は開ける必要があるので、稼働できる座席の数は少なくなりそうです。
また、机が繋がっていると通路が確保しにくいなどのデメリットがあります。
画像出典元:union tech office
一人一人が壁に向かって座るタイプのレイアウトです。
コロナ対策としては一番リスクが低く、間にパーテーションを設けることでさらに感染予防ができます。
一人で集中できるので、作業効率もアップするでしょう。
そのかわり、周りの人とのコミュニケーションがしにくくなるのでそこが注意点です。
これは既にほとんどの場所で行われているとは思いますが、入り口付近に消毒液を設置しましょう。
そうすることで、外から来た人が忘れずに消毒を行うようになり、感染リスクを減らせます。
また、足元のレバーを踏むことで噴射される式のものやセンサー感知式にすれば、どこも触らずに消毒ができるのでさらに感染対策になります。
毎朝の検温を従業員に行ってもらいましょう。
測った体温はExcelやスプレッドシートに記録することで、従業員それぞれの平熱と熱がある時の数値の違いが分かって適切な判断がしやすくなります。
また、出社前に測ってもらうことで熱がある人が移動する距離を少なくし、社内だけでなく電車内等での感染リスクを減らすことができます。
換気も当たり前と思うかもしれませんが、とても重要です。
締めきった環境では、人間の飛沫などによりウイルスが空気中に漂ったまま出ていかないので、ウイルスが感染する可能性が高くなるのです。
空気がよどむ前に、1時間に一回は換気を行いましょう。
近くに窓がない場合は空気清浄機を何台か設置することで、空気のよどみを緩和させましょう。
空気清浄機は種類がいっぱいあるので迷うと思いますが、そんな時はシャープの「プラズマクラスター」がおすすめ♪
空気清浄をしてくれるだけでなく、ウイルスの抑制や消臭効果もあるんです!
さらに、コロナウイルスを減らしたとういう実験結果も出ている優れものです!!
詳しくは、「プラズマクラスターとは?効果や安全性について」をご覧ください。
オフィ助でもプラズマクラスターを取り扱っているので、気になる方はお気軽にお問い合わせください♪
今や多くの企業が実施していると思いますが、やはりコロナが流行っている期間だけでも在宅勤務にすることで、通勤時や社内での感染を防ぐことができます。
サービス業など対人対応の仕事はテレワークを実施するのは難しいと思いますが、オンライン診療を行っている病院があるように、工夫次第で従業員が安全な場所から仕事ができる職種は増えていくのではないでしょうか。
例えば、ある小売店では週1で店長がテレワークを行えるようにしたそうです。
建設業の現場で働く方々に対するテレワークの実施は難しいですが、オンラインツールを使って人との接触をなるべく避けることなどは可能です。
様々な視点を持って、感染リスクを減らせる工夫を見つけ出しましょう。
上でも少し出てきましたが、会議やセミナー、面接などを行う際にオンライン会議ツールを使うようにしましょう。
移動コストもかからず、場所を確保する必要もなくなるのでメリットが多いです。
また、面接やセミナーの場合、開催場所などの制限がないので遠方に住んでいる人でも気軽に参加できるのもメリットです。
それによって以前より多くの人に参加してもらいやすくなるでしょう。
直三密やコロナのことを気にせずに開催できるのは、今の時代において最大のメリットですよね。
対策方法をご紹介してきましたが、次は対策アイテム・サービスをご紹介していきます。
コロナになってから対応するアイテム、サービスもどんどん提供されています。
被るところもあるかもしれませんが、ぜひ感染対策の参考にしてください!
先程も出てきた消毒液です。
足で踏むものは「スタンド式」と言って、足でレバーを踏むことで消毒液のポンプが押されて消毒液が出てくる仕組みです。
自動で消毒液が出てくるものは1回の量が多かったりするので、コスト面や消毒液で床が汚れるリスクがあります。
また、消毒と同時に検温もしてくれるものもあるので、どちらも導入したいという方にはおすすめです。
席の横にパーテーションを設ける設けることで、周りからの飛沫を防ぐことができます。
パーテーションには、透けないもの・透明なもの・半透明のものなどさまざまな種類があるので、設置場所に合わせて選ぶことができます。
半透明だと窮屈な感じもなく、向こう側の人の動きなどが気にならないのでおススメです。
会社の入り口ですぐに検温できたらすごく楽ですよね。
検温機は瞬時にその人の体温を測って表示してくれるので便利です。
額や手首に近づけると検温してくれる簡易的なものから、顔認証も付いていてマスクをしていない人に警告を出すなどの機能があるものもあり、
これは大勢の人が行き交う大型ビルのロビーや商業施設の入り口で用いられています。
机の上に置く、対面席からの飛沫を防ぐ仕切りのことです。
これを設置すれば、座席のレイアウトを変えずに飛沫防止対策が行えます。
会議室など人と対面で話す場所にも設置することで、対面会議や面談を行う際に感染リスクを防ぐことができます。
尚、仕切りは頭以上の高さにしましょう。60㎝ほどあると安心です。
先程も出てきた空気清浄機です。
窓がないオフィスや空間が広い場所には欠かせないアイテムです。
できれば空気清浄だけでなくウイルス抑制も行ってくれるものだとより安心して働くことができるでしょう。
光触媒とは、光の力で空気中のにおいや菌を分解・除去してくれる環境浄化材です。
光が当たっている場所にコーティングを施すことで大きな効果を得られます。
光が当たる壁や床・机などに塗るだけで空気を綺麗にしてくれるので、空気清浄機のように場所を取ることもなく、快適な環境で働くことができます。
また、光触媒はコロナウイルスにも効果を発揮したという実験結果も出ているため、注目度が上がってきているのです。
光触媒サービスとしては、シャープの「光触媒オフィス抗菌サービス」がおススメです。
シャープ独自の技術を使っており、太陽光だけでなくLEDや室内照明でも効果を発揮してくれるのです!
サポート体制も充実しているので、安心して依頼することができます。
⇒光触媒メリット・デメリット、シャープの「光触媒オフィス抗菌サービス」を知る
赤外線を照射することで、ウイルスを除去・除菌する装置です。
これは、ウイルスが付着しやすいタッチパネル画面やドアノブ・トイレなどに照射することでウイルスを抑制することができる優れもので、天井に設置することができるので場所もとりません。
また、人体に影響のない赤外線を使用しているので飲食店やショッピングモールなどでも、有人環境で利用することができるのです!
人がいなくなるたびに消毒をする必要がなくなるので、作業効率がアップします。
おすすめのウイルス除去装置は、富士フイルムBIが販売しているウシオ電機「Care222®」シリーズです。
こちらの商品は、照射実験においてコロナウイルスにも効き目があるという結果も出ているのです。
⇒コロナにも効く!?ウイルス照射装置「Care222®iシリーズ」を知る
ここからは、企業が実際に行っているコロナウイルス対策方法をご紹介していきます。
中小企業の事例なので、多くの企業さんが参考にしていただけると思います♪
早速見ていきましょう。
従業員には、毎日風邪の症状やその他体調不良がないかをシステム上に入力してもらっている。
入力結果を親会社の産業看護職が確認し、体調面で問題がある従業員には直接電話で連絡を行い、病欠や医療機関に行くなどの指示を送っている。
そうすることで、他の従業員に体調不良を知られることなくプライバシーを保護しながら体調不良の従業員に適切な判断を与えられる。
コロナ対策として、在宅勤務を導入している。
会社も解放しているが、従業員同士の身体的距離をできるだけ開けるために、出勤人数に上限を設けている。
出社したい場合は事前申告をして許可を得る必要があり、担当者は事前申請を受け取って誰が何時に出社しどの席が使われるのかをモニタリングしながら密にならないよう人数・従業員同士の距離をコントロールしている。
幼稚園や小学校が一斉休校したことによって家にいる子供の世話をする必要がある従業員への対応として、有給による特別休暇の制定や在宅勤務環境の整備を行った。
在宅勤務が難しい従業員に対しては、会社の会議室を開放し、本人が面倒を見る形で子供を連れての出勤を許可した。
代々木上原で人気のフレンチレストラン「sio」では、コロナ禍でも素早い対応でコロナ前よりも売上を約2倍に増やした。
など、コロナによる客足の減少に負けずに新しい活動を続けている。
SNSで簡単レシピやテイクアウト・予約の空き情報を伝えることでお店の認知度が上がり、反響をうけてさらに人気を得ている。
このように、企業はそれぞれ可能な方法でコロナ対策を行っているのです。テレワークが難しくても、従業員の体調を管理したりプライバシーに配慮した連絡をとることは難しくないと思います。
できる範囲で少しでも感染リスクを減らせる方法をとっていってくださいね♪
コロナウイルスは未だに収まる気配がありません。
従業員やお客様の安全を守るために、社内でのコロナ対策は必要不可欠です。
今はコロナに対する様々なアイテムやサービスが出ているので、低コストのものから試していってください。
オフィ助としては、この中では消毒液とパーテーション、空気清浄機がおすすめです。
省スペース化したい方には、テレワーク(できれば)や光触媒サービス、赤外線照射装置がおすすめです。
安心できる環境で仕事が出来るように、ぜひ検討してみてくださいね!