コロナウイルスの流行に伴って、光触媒利用した抗ウイルス作用が注目を浴びています。
しかし、そもそも光触媒はどういったものかご存知でしょうか。
光触媒は抗ウイルス以外にも様々な効果があるのです。
今回は、光触媒の特徴やコロナウイルスへの効果についてなど簡単にご紹介していこうと思います!
光触媒とは?
光触媒は、簡単に言うと光のチカラで空気中のにおいや菌を分解・除去してくれる環境浄化材料です。
タバコやペットのにおい、トイレなどの気になるにおいや雑菌・ウイルスの作用を抑えます。
その他には空気清浄機に応用されたり、窓ガラスやテントの防汚対策としても使用されています。
光触媒はその名の通り「光」によって効果が得られるものなので、よく太陽光の当たる壁面での使用がおススメです。
しくみ
画像出典元:シャープ公式
光触媒が光を吸収すると、空気中の酸素や水と反応しあって活性酸素(O₂⁻や·OH)を生成します。
活性酸素は強力な酸化力を持つので、接触したウイルスやにおいの分子を壊して水や酸素に分解します。
人体に害はないのか
光触媒に使われる酸化チタンは、白色の着色料として食品に使われたり、紫外線を遮断する効果があるためファンデーションや日焼け止めに使われています。
身近なものに使われているので安全なんだ!と思うかもしれませんが、2020年2月に欧州連合は酸化チタンを「発がん区分2 (ヒトに対する発がん性が疑われる)/吸入」分類したようです。
しかし、これは酸化チタンを多量に器官内に取り入れてしまった場合の指標です。
口にいれたり皮膚に塗っても悪影響はないので安心してください!
そのため、酸化チタンが固有の発がん性を持つ物質だという科学的根拠はないのです。
しかし、酸化チタンの粒子を吸入しすぎると体に悪影響なので、粒子を扱う場合はくれぐれも注意しましょう!
光触媒のよる効果とメリット
光触媒によって効果があるのは
- 防菌
- 防臭
- 防汚
- 防カビ
の4つです。
空気中の汚染物質を分解するので、ウイルス以外にも効果があるのです。
光触媒を行うメリット
汚れを防ぐ
光触媒コーティングを行った場所はセルフクリーニングと呼ばれる機能が作用するため、新たな汚れが付きにくくなります。
雨風にさらされるものはもちろん、室内も汚れにくくなるのはいいですよね♪
効果が長期間持続する
光触媒は使うたびに消費するものではないので、長期間効果が持続します。
物によっては15年効果が持続するようです。
ストレスの減少
空気中の汚染物質が減り、防汚効果で綺麗な室内が長続きすれば、人にもいい影響を与えてくれます。
ウイルスやいろんなにおいのする場所に長時間いたら、多くの人は気分が悪くなるでしょう。
しかし、それが改善されることで快適な環境が提供され、職場であれば作業効率が上がったり、商業施設であればウイルス感染のリスクが下がります。
家庭でも安心して暮らせるようになり、ストレスの減少に繋がるでしょう。
知っておくべき!光触媒のデメリット
いいこと尽くめかと思われる光触媒ですが、デメリットもあります。
ここをしっかり認識しておくことで、光触媒に対する誤解が無くなると思うので読むことをおススメします。
費用が高い
光触媒は高機能であるため、その分費用が高くなってしまうようです。
しかし、人が多く行き交う施設などでは必要不可欠でしょう。
雨がかからない場所は防汚効果が薄い
防汚効果があるとお伝えしましたが、雨などで汚れが洗い流されない部分はあまり効果が表れにくいです。
色が白に偏る
光触媒の成分である酸化チタンは白色なので、黒などの濃い色にはできなくなります。
しかし、オフィスの壁などの色にこだわらない場所ではあまり気にしなくてもいいでしょう。
壁が白かったらむしろ綺麗になるので一石二鳥ですよね♪
コロナウイルスに効く!?抗菌性について
光触媒の抗ウイルス作用はコロナウイルスに効果があるという話がありますが、本当なのでしょうか。
光触媒工業会は、コロナウイルスに対する光触媒の抗ウイルス効果について
「ウイルス全般への効果を期待できますが、全てのウイルスまたは特定のウイルスに対する効果を補償するものではありません」
と、コロナウイルスに必ず効くわけではないと見解を示しています。
しかし、【光触媒を利用した抗ウイルス効果の紹介】では、
「光触媒はウイルスの種類に関わらず効果を発揮することが期待できる。また、ウイルスの突然変異にもほとんど影響を受けないと考えられる」
と明記しており、この紹介を見ると突然変異を起こすコロナウイルスに対しても効果があると期待できます。
さらには、東京工学大学・奈良県立医科大学・神奈川県立産業技術総合研究所の研究グループによる実験では、世界で初めて可視光応答形光触媒材料によるコロナウイルスの不活性化を確認したようです。
この光触媒は酸化チタンと酸化銅から出来ており、可視光照射下のみならず光のない状況においても高い抗ウイルス効果を持っています。
今回のコロナウイルスに対する実験でも、暗所ならびに日常空間で得られる光照射でウイルスが不活性化されることが判明し、光触媒の新たな効果が発見されました。
この実験結果により、今後もっと光触媒が注目されていくことでしょう!
おすすめはシャープの「光触媒オフィス抗菌サービス」
オフィ助のおすすめ光触媒コーティングサービスは、2020年9月にサービスを開始したシャープの「光触媒オフィス抗菌サービス」です。
シャープが複合機の開発によって培った技術を応用した、独自の可視光線応答型光触媒の溶液を使用します。
波長約480nmまでの可視光にも反応するため、太陽光はもちろんのこと、LEDや室内照明のわずかな光にも反応し、安定的な有害物質の分解を行ってくれます。
シャープの光触媒サービスでは様々な実験をしてその結果を示してくれるので、効果がどの程度なのか知ることもできますし、なにより信頼できます。
施工の流れ
- 現地調査・・・施工前に什器類や事前確認事項の確認、清浄度をチェックします。
- 清掃・・・机など重点箇所を中性洗剤でキレイにします。
- 養生・・・煙検知器やドアのすき間を塞ぎます。
- 噴霧・・・壁や床、机や椅子などに手作業でムラなく溶剤吹き付けます。
- 乾燥・・・溶剤を乾燥させて、什器類に定着させます。
- 仕上げ・・・電話の持ち手など、重点箇所に手作業で塗布します。
- 報告・・・施工後の清浄度数が良くなっているかを確認し、施工証明書・施工済みステッカーを
発行します。
手作業で行うため時間や手間はかかりますが、コーティングしてほしい部分にしっかり溶剤を付けてくれるため、安心感があります。
最後に清浄度を確認して施工証明書を発行してくれるところもいいですよね。
施工対象
シャープが施工対象としているのは、
- オフィス
- ホテル
- 店舗
- 公共施設
- 学校
- 医療機関
などの大勢の人が行き交う場所です。
コロナウイルスの脅威がまだなくなる兆しが見えない今、このような人が集い行き交う場所こそウイルス対策の一つとして光触媒コーティングを行うべきでしょう!
まとめ
今回は、注目されている光触媒コーティングについて仕組みから効果についてなどご説明しました。
光触媒はコロナに効果があるという実験結果が出たため、今後ますます注目されていくと思います。
オフィスや公共・商業施設などをもっと快適にするために、光触媒コーティングを行うことをおススメします♪
オフィ助からも、シャープのコーティングサービスを申し込むことができるので、ぜひぜひお申し込みください♪
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