プリンターは寒さに弱いの?結露の原因・対策・故障リスクを徹底解説

気温がぐっと低くなる冬。

寒さで風邪を引きやすいですが、プリンター・やコピー機にとっても不調が出やすい時期なのです。

一体どんな不具合が発生するのか、発生した時の対処法をここで知っていきましょう。

 

本記事で分かること

冬にプリンターの調子が悪くなる原因

●不具合が起きた時の対処法

●ガラス面の水滴はどうするのかベストか

 

冬になると、プリンターの調子が悪くなるのはなぜ?

プリンターは、寒さが引き起こす環境の変化によって冬に調子が悪くなります。

主に、結露や温度・湿度の変化がプリンターにダメージを与えます。

 

紙詰まりの発生や故障リスクが高まるなど、冬はプリンターにとって過酷な環境です。

ここで原因と対策を知って、冬でもプリンターを快適に使うための知識を身に付けましょう。

 

プリンターが冬に調子が悪くなる原因

ではまず、プリンターに不具合が起きる原因を詳しく見ていきましょう。

 

結露の発生

結露は冷えた物体の表面に空気中の水蒸気が水滴となって張り付く現象ですが、窓ガラスと同じように、プリンター内部でもこれが発生します。

冬の夜にプリンターが冷え切った状態になり、朝に暖房などで空気が暖められると、その暖かく湿った空気がプリンターに流れ込み、内部やガラス面が結露してしまうのです。

 

結露が発生すると、以下のようなトラブルが発生します。

  • 印刷がかすれる
  • 紙詰まり
  • ガラス面が曇り印刷品質が下がる
  • 内部のショート、故障

 

最悪、機器の故障につながる可能性もあるので、発生を防ぐ必要があるのです。

 

室温の低下

プリンターは寒さに弱く、推奨保管温度は0℃~40℃に設定されています。

加えて、10~25℃の一般的な室温での使用を推奨されています。

 

そのため、室温が低い場所でしようすると、結露やインクの硬化などで、印刷品質が低下する恐れがあります。

故障にもつながりやすいので、寒い場所での使用は避けることをおすすめします。

 

静電気の発生

冬は空気が乾燥しているため、静電気が発生しやすいです。

そのため、紙と紙の間にも静電気が発生しやすく、複数枚同時に給紙されて紙詰まりが起こりやすいです。

また、センサーの誤反応やプリンター内部の電子部分にダメージを与えるなど、大きなトラブルにつながる可能性もあります。

 

 

このように、気温が低いことによるトラブルが発生しやすい環境に加え、もともとプリンターは寒いのが苦手という性質もあり、冬はトラブルが発生しやすいのです。

 

冬に起こる不具合の対処法は?

上記のようなトラブル発生を防ぐには、どういった対処をしていけばいいのでしょうか。

具体的な対処法を見ていきましょう。

  • 室内を暖める
  • 電源を入れてしばらく待つ
  • 窓際・外壁付近などに置かない
  • 急な加湿は避ける
  • 用紙の静電気を予防する
  • 乾燥剤を入れる

室内を暖める

冬は室内の温度が下がるので、使用推奨温度まで室温を上げましょう。

石油ストーブなどは一気に暖まることで結露を生みやすいため、エアコンの暖房機能でゆるやかに温度を上げるようにしてください。

プリンターの外部と内部の温度差をなくすため、カバーを開放してプリンター内部にも温かい空気を送り込みましょう。

 

電源を入れてしばらく待つ

電源を入れてからすぐに使用するのはやめましょう。

寒い環境で電源を入れると、内部に結露が発生する可能性が高いです。

その状態ですぐに使用してしまうと、電子回路がショートして故障する恐れがあるため、電源をつけてから20分ほど待って、プリンターの内部温度が室温と馴染むまで待ちましょう。

 

結露の発生が心配な場合は、プリンターの電源を入れっぱなしにしておくのもおすすめです。

電源を常に入れておくことで、内部ヒーターが稼働するので、内部の結露を防止できます。

使わない夜間はスリープモードにしておきましょう。

 

「電源つけっぱなしは大丈夫?電気代は?」という心配の声もあると思うので、それに関しては以下の記事を読んでください。

電源を入れっぱなしにするメリット・デメリットや費用のことなど、気になることを解消できます♪

コピー機・プリンターの電源はつけっぱなしで平気??常時ONにするメリットデメリットを解説
コピー機・プリンターの電源はつけっぱなしで大丈夫なの?という疑問にお答えします!電源をONにするメリット・デメリット、電気代についてなど、コピー機の電源についての疑問を解消できる内容です。

 

窓際・外壁付近などに置かない

窓際や外壁付近は、外気が入ってくる場所なのでプリンターが冷たくなりやすく、室内を暖めることで結露が発生しやすくなります。

そのような場所はできるだけ避けて、温度変化が起こりにくいようにしましょう。

 

急な加湿は避ける

急に室内の湿度を上げると、温度上昇と同じく結露が発生しやすくなります。

結露が発生したまま使用すると故障の原因になるので、「電気ストーブの上でやかんを沸かす」などの行為は避けましょう。

加湿をする時も、徐々に上げていくように調整してください。

なお、適性湿度は50~60%です。

 

加湿器を使う場合は、プリンターの近くに置かないように注意してください。

 

用紙の静電気を予防する

冬は用紙が静電気でくっついてしまい、重なって給紙されてしまうため、紙詰まりがおこりやすくなります。

静電気の発生を防ぐため、給紙トレイに入れる前に紙を捌いて空気を含ませ、紙同士がくっつかないように予防しましょう。

 

乾燥剤を入れる

給紙トレイに乾燥剤を入れることで、結露や湿気、紙の劣化を防ぐことができます。

紙を乾燥した状態でキープできるため、湿気による紙の変形や重なりを防ぎます。

また、内部湿気を防ぐことにもつながるので、結露を和らげる効果もあります。

すぐにできる対策なので、ぜひ試してみてください。

 

ガラス面に水滴がついていたら・・・

プリンターのガラス面は、窓ガラスと同じように結露が発生しやすいです。

結露が発生したままの状態で使ってしまうと、スキャン画像がぼやけたり、内部に水分が入り込んだりする原因になります。

 

ガラス面に水滴がついていたら、以下のような対処法を試してみてください。

  • 柔らかい乾いた布で拭く(マイクロファイバーなど)
  • 本体の電源を入れて20~30分待つ:結露が解消する
  • 温度と湿度を適正に保つ:結露の再発を防げる

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