梅雨になると毎年コピー機・複合機の調子が悪くなるといったことはありませんか?
コピー機は精密機器なので水分に弱いのはありますが、トラブルの原因はコピー用紙の方にあったりします。
今回は、雨の日が多い梅雨に起こりやすいトラブルの原因や対策などを紹介していこうと思います。
梅雨の時期、印刷時に紙詰まりやインクの滲みといったトラブルが起きやすいです。
それぞれ何が原因なのか見ていきましょう。
紙詰まりの原因は2通りあります。
一つ目は、乾燥によるシワが原因です。
梅雨になると湿気が高いため、コピー用紙は空気中の水分を吸って膨張します。
その状態のまま印刷すると、印刷時に生じる高温で急激に乾燥してコピー用紙にシワができてしまい、コピー機内部で詰まってしまうのです。
二つ目は、紙が重なった状態で給紙されることが原因です。
湿気で給紙トレイに入っているコピー用紙がくっついてしまい、そのまま給紙されることで給紙ローラーに引っかかってしまうのです。
梅雨は湿気でコピー用紙が水分を含みやすいので、その状態のコピー用紙を使うとインクが滲んだり擦れたりしてしまいます。
また、水分を含んだコピー用紙をセットしたままにするとコピー機・複合機の故障にも繋がるので注意しましょう。
このように、コピー用紙が原因で印刷時のトラブルが起こっているのです。
トラブルを回避するにはどのような対策をすればいいのか、把握しておきましょう。
コピー用紙を開けたら包装紙は捨ててしまいがちですが、開封後も包装紙に包んでおくことで湿気による水分吸収を防いでくれます。
コピー用紙などを包んでいる包装紙を「ワンプ」と言いますが、ワンプは吸湿性が高く内側の湿度を55~60%に保ってくれます。
夏の湿度は50~60%が理想的とされているため、ワンプの中にコピー用紙を入れておくことで適した湿度を保ってくれて湿度に影響されにくくなります。
ぜひ捨てずに保管に役立ててください。
開封したコピー用紙は外に出したままにせず、キャビネットやケースに保管しましょう。
封鎖された空間に保管することで、余計な湿気を含むリスクを回避できます。
なお、保管する際は水平に置くようにしましょう。
除湿器を使って室内の湿度を調整することで、コピー用紙が水分を吸収して膨張したり紙同士がくっついたりするのを防ぐことができます。
エアコンの除湿機能を利用するのもおすすめです。
給紙トレイに乾燥剤を入れることで、湿気を吸収して用紙が水分を含むのを防いでくれます。
乾燥剤は100均でも売られているので、低コストで湿気を防止できます。
置いておくだけなので管理もいらなくて楽ちんですよね。
なお、乾燥剤の交換時期はものによって違うので、使用前に確認しておきましょう。
紙をさばいておくことで、紙同士のくっつきや紙の間の湿気を取り除くことができます。
紙のさばき方は以下の通りです。
これを定期的にすることで紙の湿気を取り除くことができるので、ぜひお試しください。
コピー機には、内部にヒーターが搭載されています。
電源を入れたままにしておくことで常にヒーター機能が働いて、コピー機本体や用紙の湿気を防いでくれるのです。
電源を切るとこの機能は使えないため、電源を入れたままにすることをおすすめします。
常に電源を入れっぱなしでも問題ないの?という疑問に答える記事も書いているので、こちらもあわせてお読みください♪
注意していても湿気の量によっては紙が水分を吸ってしまうことがあります。
紙が湿気ると波打ったり端が沿ってきたりして扱いにくくなるので回避したいですよね。
その場合はどうすればいいのか、対処法を伝授します。
これはコピー用紙だけでなく本などが濡れた場合にも使える方法なので、ぜひ覚えていってください。
服のシワを伸ばすように、アイロンの熱で紙を伸ばす方法です。
紙の上にハンカチやクッキングシートなどのあて布を置き、低温で素早くアイロンをかけていきます。
アイロンの熱でシワをとるので、水分も蒸発させることができて一石二鳥です。
紙は乾燥する瞬間に繊維が縮む性質を持っています。
しかし、縮みすぎると紙がシワシワになってしまうので、凍らせてある程度水分を飛ばすことで、乾燥時の収縮範囲を減らすことができるのです。
冷凍のやり方は以下の通りです。
しっかり凍らせてしっかり乾燥させないと綺麗に伸びないので、冷凍時間と乾燥時間は長めにとることをおすすめします。
紙が波打ったり反ってしまったりした時はぜひ試してみてください。
梅雨の時期はコピー機にもコピー用紙にも気を使わなければいけないので大変です。
トラブルを発生させないためにも、湿気対策を徹底していきましょう。
今回の内容をまとめると、
このようになります。
ぜひ参考にしてみてください。
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