駅の中にコワーキングスペースが用意されていることを知っていますか?
「見たことはあるけど気にしていなかった」
「使ったことがない」
という方も多いと思います。
そこで、今後も設置数が増えていくであろう駅ナカシェアオフィス「STATION WORK(ステーションワーク)」をご紹介します!
STATION WORK(ステーションワーク)とは、JR東日本が提供する個室型シェアオフィスです。
主に駅構内に設置されており、全国の800拠点で稼働しているそうです。
駅構内だけでなくお店やホテルと提携して、オフィスワーカーがオフィス以外の場所で気兼ねなく仕事できるようなサービス展開をしています。
もちろん、オフィスワーカーだけでなく集中して勉強をしたい学生などどなたでもご利用いただけます。
自由な働き方が増えている現代において、ステーションワークは新しい働き方を後押しするサービスなのです。
ステーションワーク設置の目的は、会社員が電車を待っている間のすきま時間を有効活用できるようにすることです。
駅ナカにちょっと一人で集中できたりアポイントの電話ができたりする空間があれば、会社員の仕事効率がアップしたり、移動時間の合間に仕事を早く終わらせることができるのではないか。
と、JP東日本の社員さんが考えて実現したものらしいです。
たしかに、駅構内に短い時間でも座って仕事ができる空間があればとても便利ですよね。
時間の無駄なく仕事を進めることができます。
ステーションワークは、最初は会社員のために設置されたものでしたが、
など、会社員ではない人も自由な方法で活用しているようです。
そのような需要を鑑みて、少しでも空間を広く使えるように椅子と机の配置を変えたりと改良を行っています。
ステーションワークは、いくつかの種類があります。
完全個室になっているので、1人で作業をする際に最適なスペースになっています。
人目を気にせず電話もでき、集中したい時も仮眠したい時も使えます。
立川には、会議などに使える二人用の個室が用意されています。
「ステーションデスク」という名称で、駅のホームや連絡通路に設置されているブースは半個室型が多いです。
席は、普通の椅子で作業するもの以外にソファ席やスタンディングワークができるところもあります。
フリードリンクが設けられており、より快適な作業環境を提供してくれます。
電話する際は専用の「フォーンブース」で行ってください。
また、ステーションデスクにはVEW GOLD LOUNGEの中にある「ステーションデスク東京プレミアム」というブースがあり、会話不可のプレミアムシートが8席、応接室が用意されています。
ウェルカムドリンクが付いていたり指定された時間に予約すれば駅弁がついてくるなど、プレミアムならではのサービスが付いてくるのです!
プレミアムシート | 応接室 | |
基本料金(税込) | 550円/15分 | 2,200円/15分 |
この機会にぜひ、プレミアムなひと時を体験してみてください♪
ステーションワークはホテルとも提携しています。
ホテルの客室を仕事場として使うことが出来るため、いつもと違う新鮮な空間で集中力を高めることができます。
設備は机・椅子・Wi-Fi・空気洗浄機・携帯充電器・テレビ・デスクライトとなっていて、仕事で必要になるもののみを使用できるようにしてあります。
半日単位で借りれるので、テレワークの気晴らしにおすすめです♪
【提携ホテル】
横浜や新潟にあるこのスペースは、その空間全てがコワーキングスペースになっています。
そのため、席の指定もなく自由に移動ができ、ゆったりとした空間で仕事を行うことができます。
横浜のワークスペース「STATION SWITCH」は4つの空間に分かれていて、
このように、利用目的に合わせて場所を変えられるため、より集中して作業に取り組むことができます。
今後はフィットネスジムと連携も考えているらしく、どんどんワーキンングスペースが増えていくでしょう。
このように、ステーションワークには種類があり、カフェに併設されているステーションワークもあるのであなたが一番集中できそうな場所を利用してみてください♪
とはいっても全ての駅に設置されているわけではないので、いつも使っている駅にあるかをまず確認してみてください。
ステーションワークにはどんな特徴があるのかみていきましょう。
ステーションワークは、東京・大阪を中心に全国に設置されています。
そのため、場所に関係なくどこにいてもすぐに作業を開始することができます。
ステーションワークの内部には、机や椅子だけでなくモニターや空調、コンセント、コロナ時は消毒液も置いてあり、個室の中で集中して作業を行うための設備がそろっています。
ステーションワークは夜遅くまで利用できるところが多いです。
STATIONBOOTHは21時30分まで利用できるようです。
遅くまで仕事をしているビジネスマンにとってはかなり嬉しいですよね。
退出はそのままできて、入室する際は認証をしたQRコードまたは交通系ICカードを再度かざすことで入出できます。
※この際、QRコード・ICカードを持って外に出てください。
時間になったら退出を促すアラートがなるので、荷物を持ってそのまま退出するだけでいいです。
STATIONBOOTH | STATIONBOOTH Light | STATIONBOOTH Air | STATION DESK | |
料金 | 1人用:275円/15分 2人用:330円/15分 3人用:495円/15分 | 1人用:165円/15分 | 1人用:88円/15分 | 1人用:275円/15分 |
60分1,100円と考えると、結構な価格だと思います。
そのため、短時間利用に向いていると思います。
以下はSTATION DESKの場所別利用料金です。
ステーションワークは、実際のところ集中して仕事や勉強ができる環境なのでしょうか。
今回、それを検証するために池袋にあるステーションブースに行ってきました。
池袋にあるステーションブースは、メトロポリタン改札内という混雑している中央改札とはかなり離れた場所にあります。
ステーションブースを目的に向かう場合は少し手間がかかりますが、メトロポリタン口を利用する人は少ないため、他の駅にあるステーションブースよりも予約や利用がしやすいと思います。
改札内に入るとブースが4つ並んでいます。
空室の場合は「空」という文字が緑に光っていて、空室かどうかが一目で分かるようになっています。
尚、ステーションワークは会員登録・予約なしでも利用することができます。
今回、私は会員登録と予約をしていませんが、問題なく利用することができました。
タッチパネルで「一般の方」→「利用時間の選択」→「支払方法の選択」の順番に進み、支払いを完了すればブース内に入ることができるようになります。
ブースの中は移動できるスペースはなく、椅子に座りながらの作業に特化しています。
立っていると少し狭い感じがしますが、座ってみると狭くてかなり居心地が良く、集中力が増す狭さだなと思いました。
机には、パソコンと繋ぐモニターとデスク用ファンと消毒液とウェットティッシュが置いてありました。
天井にも換気用のファンがあるので、コロナ感染症対策で換気状態をよくしてくれるのはありがたいです。
机の下にはエアコンが置いてあり、夏も冬も快適に過ごすことができるよう配慮してあります。
扉は曇りガラスになっているので、外から見られることもなく、中からも外が見えないので安心して仕事や勉強に集中することができます。
中ではWi-Fiを使うことができるので、ネット利用が必要になった時も安心。
また、食べ物はダメですが、アルコール以外の飲み物でしたら中で飲みながら作業することができます。
≪内部説明≫
このように、ステーションブースは集中して作業を行う際にピッタリの空間であることが分かりました。
1時間で1100円はやはり少し高いように感じますが、かなり快適に過ごせます。
そのため、家やオフィスじゃ集中できない時や、オフィスに帰るのは手間なのでこの場で残りの仕事・勉強を終わらせたい。という方にはとてもおススメのスペースです♪
富士フイルムBIが提供している「CoCoDesk(ココデスク)」というワークスペースもあります。
ココデスクはワークステーションより空間が広めで、椅子も座り心地を重視しているなどより集中して作業ができる空間になっています。
ココデスクについても紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください♪
今回は、駅ナカシェアオフィスをご紹介しました。
働き方が多様化している今、このようなスペースは今後益々利用者が増えていくことでしょう。
今はまだ主要都市にしかありませんが、地方にも設置されるようになれば、最寄り駅で少し作業をして帰る・在宅の気分転換に使いに行くなどもできるようになってもっと新しい働き方が広まっていくことでしょう。
私も一度使ってみて、すごく集中できるスペースだと実感したので、どんどん設置場所が増えていってほしいと思います!
みなさんも、見かけたら一度使ってみてください!その快適さにきっと驚きますよ♪