プリンターやコピー機は、使用頻度が高いものだと思います。
そのため、毎回電源を切っていると手間がかかるため電源を入れっぱなしにしている会社も多いのではないでしょうか。
しかし、電源を入れっぱなしにしておくのは機械に悪影響はないのか心配に思いますよね。
コピー機やプリンターは精密機器なので、不安に思うことも多いと思います。
結論から言うと、コピー機・プリンターの電源は常時入れっぱなしでも問題ありません。
コピー機・プリンターには節電モードが搭載されたものが多いので、使った後放っておけば自動的にスリープモードに入ります。
そのため、電源が入れっぱなしでも電力を最小限に抑えることができるのです。
ここからは、コピー機・プリンターの電源を入れっぱなしにするメリットとデメリットを紹介したいと思います。
まずは、電源を入れっぱなしにした場合のメリットをご紹介します。
電源を入れたままにしておくと、使う時すぐに立ち上げることができるので作業効率がアップします。
印刷を頻繁に行う場合は入れっぱなしにしておいた方が使い勝手がいいでしょう。
電源を付けたままの方がインク代を抑えることができます。
プリンターやコピー機では、電源を入れる際に「ヘッドクリーニング」というプリントヘッドの詰まりを除去するお掃除を行います。
これを行うことで、印刷時にトラブルが起こるのを防いでいるのです。
しかし、ヘッドクリーニングにはインクを使います。
毎回電源を落としていると、電源を入れるたびにインクを消費することになるのでコストがかさんでしまいます。
インク代は高いので、電源を入れたままにしてコストを抑えましょう。
自動ヘッドクリーニングというのは、人が使っていない間に自動でヘッドクリーニングをして内部の掃除をしてくれる機能です。
この機能がついている機種は、電源をつけっぱなしにしていると深夜などにヘッドクリーニングをするので、インクは消費されてしまうでしょう。
しかし、この機能はヘッドの目詰まりによる故障を防止する機能であり必要なものなのでその点は理解しておきましょう。
電源を何度も付けたり消したりしなくていいため、電源の消耗を抑えて機械を安定させることができます。
また、立ち上げ時が一番電力を消費するので、立ち上げの頻度を少なくすることで電力消費を抑えることができます。
24時間FAXの受信をすることができます。
逆に電源を切ってしまうと、その間はFAXを受信することができなくなるので要注意です。
冬になると、コピー機は結露によって調子が悪くなることが多いです。
というのも、コピー機は内部にガラスを多く使用されているため、室内が冷えていると外気の影響を受けて結露が発生しやすくなるのです。
少しの結露なら特に問題ないですが、結露を放置しておくと故障につながる恐れがあります。
電源を入れっぱなしにすることで常に機械が温まっている状態になるので、結露が起こりにくくなります。
冬は特に、電源を入れっぱなしにすることをおすすめします。
つぎはデメリットです。
電源を入れたままにすると、クリーニングの機会が少ないため目詰まりやほこりが溜まりやすくなります。
目詰まりすると機械の寿命を早めることになるので、定期的にメンテナンスを行うようにしてください。
なお、自動ヘッドクリーニング機能がついているものであれば使ってない時にヘッドを掃除してくれるので、目詰まりを気にせず使えて便利です。
ものによっては、電源を入れたままにすることで火災の発生源になる恐れがあります。
というのも、電源が常に稼働している状態のため、変圧回路の劣化が早まってしまうからです。
導入している機種が入れっぱなしにしても大丈夫なものか、今一度確認してみましょう。
コピー機・プリンターをあまり使用しない場合は、使用する時に電源を付ける方がいいでしょう。
使用時に少し時間はかかりますが、つけたままにしている間の電気代がもったいないです。
ご自分の使用頻度を考慮してみてください。
【インクジェットプリンターの場合】
インクジェットプリンターのインクは液体なので、長期間オフにしているとインクが固まって目詰まりしてしまいます。
故障の原因になるため、長期間オフにするのは推奨できません。
オンにする時にクリーニングをするため、そこで無駄にインクが消費されてしまいます。
あまり使わない場合はオフにしていてもいいですが、毎日使う場合はつけっぱなしの方が効率がいいです。
【レーザーの場合】
レーザープリンターは、インクが粉なので長期間オフにしていてもインクが固まる心配はありません。
もし固まってしまっても数回振れば直るようです。
レーザープリンターの場合は長期間使わない場合オフにするという選択肢もあります。
しかし、電源をオンにする時に電力消費が大きくなるため、頻繁に使用する場合は電源をつけっぱなしにした方がいいです。
プリンター・コピー機の電源をつけっぱなしだと電気代が高くならないのか、気にしている人も多いと思います。
しかし、安心してください。
最近のプリンター・コピー機には「省エネモード」や「スリープモード」が搭載されているため、電源をつけっぱなしでもそこまで電気代を気にする必要はありません。
例としてSHARPのレーザー複合機「BP-40C36」の場合、TEC値(概念的1週間【稼働とスリープ/オフが繰り返される5日+スリープ/オフの2日の計7日間】の消費電力量) が0.41kWh/週です。
BP-40C36を12時間使った場合、電気代は一週間で150円ほどにしかなりません。
そのため、電源をつけっぱなしでも安心して利用できます。
質問サイトでも同じような質問をしている人がいました。
やはり電源を付けたままにしていいか不安に思う人は多いのでしょう。
質問サイトの回答の一例をご紹介しようと思います。
オンしっぱなしだと毎日定時にヘッドクリーニングします。
またずーっとoffにしておくとインクが固まります。
クリーニングはだいたい4~5日に一回程度で良いので、使用頻度で判断して良いでしょう。
いれっぱなしでよいです。
でないと、電源を入れるたびにインクのクリーニングが入りますから、印刷できるまで時間がかかる上に、インクも無駄になります。
プリンタの電源を切っているとヘッドの目詰まりは防げますが、逆に廃インクパッドが直ぐに一杯になります(PC起動の度にクリーニングするんだから当然)。
廃パッドはユーザー交換出来る物では無いので、電源入れっぱなしが必ずしも良いとは思いませんね。
電源の入れっぱなしは変圧回路が加熱したり劣化するのでメーカーでは推奨していません。
ずぼらな私は数年間電源を入れっぱなしで使っている機種がありますが今のところ問題は無いので どちらでもいいんじゃないでしょうか?
会社で使うコピー機のように常に誰かが使う環境の場合は、終業時までつけっぱなしで最後に電源を切るorスリープモードが一般的。
しかし、個人使用のレーザー機は、使う時に電源を入れて使い終わったら電源を切るのが良いと思う。
スリープモードにしてもいいが、その分電気代がかさんでしまう。
レーザー機はインクジェットのようなインク詰まりが発生しないので、高温多湿でなければ1年電源を入れずに放置しても大丈夫。
トナーの使用期限内に使い切るようにすればいい。
出典元:価格ドットコム口コミ/Yahoo知恵袋
このように、いろいろな意見があります。
ヘッドクリーニングの頻度やタイミングについては機種によって異なると思うので、ご自分が使っているものの機能を確認してみましょう。
定期メンテナンスサポートが付いている場合は、メンテナンス業者がクリーニングを行ってくれている可能性もあります。
コピー機の電源は常時入れっぱなしでも問題ありません。
しかし、電源を切らなければいけない場合もあるので、確認しておきましょう。
ビル全体の設備点検など、計画停電がある場合は前日にコピー機・プリンターの電源を落としましょう。
電源を付けたままにしてしまうと、突然電源が落とされることによって故障やデータの破損につながるリスクがあります。
コピー機を使っている時にフリーズしたりエラーが出て操作ができなくなったしまった場合は、主電源を切って再起動をかけましょう。
パソコンやスマホも、画面が固まったら一度再起動をかけると直ることが多いですよね。
コピー機も機械なので、もしフリーズやエラーが出た場合は電源を切って再起動してみてください。
「電源を切りたいけど、コピー機の主電源ってどこにあるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
電源の切り方やボタンの位置はメーカーや機種によって異なるので、説明書を見ることをおすすめします。
ここでは、SHARPの複合機「MX-2650」の電源の切り方を紹介します。
①サブ電源を切る
➁真ん中のカバーを外す
③中にある主電源ボタンを消す
上記で説明したように、電源を付けたままにしておくのはメリットとデメリットそれぞれが存在することが分かったと思います。
基本的には電源をつけっぱなしにしても問題はありませんが、機種によってはトラブルの元になるかもしれないので、まずは機種の注意点を確認しましょう。
使用頻度やどちらが使いやすいかを比較して、電源を付けたままにするか毎回切るようにするか決めるようにすればいいと思います♪
また、インク詰まりにストレスを感じている場合は、インクジェットからレーザープリンターに乗り換えるのもおススメ!
レーザープリンターは、トナーと呼ばれる粉を紙に押し付けることで印刷を行うので時間が経過しても印刷材の変化が少なく、ヘッドがインク詰まりすることがないのです。
プリンターの使用頻度が高い場合は、レーザープリンターにすることでストレスが減るでしょう♪
「レーザープリンターとインクジェットの見分け方」では、レーザーとインクジェットの様々な違いを紹介しています。
参考になると思うので、ぜひ読んでみてください。