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基礎知識

レーザープリンターとインクジェットの見分け方と用紙の違いを比較!

複合機・コピー機を導入する際に、印刷方式として「レーザープリンター」と「インクジェット」のどちらを選べば良いか悩んだことはありませんか?

「レーザープリンターとインクジェットの違いが分からない」
「うちのオフィスに合っているのはどちらだろう?」

と気になっている方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回はレーザープリンターとインクジェットの見分け方や違い、オフィスに適しているタイプなどについて紹介します。

この記事を読むことで、あなたのオフィスにより適した印刷方式の複合機・コピー機を選べるようになるので、ぜひ参考にしてください。

レーザープリンターとインクジェットの3つの見分け方

レーザープリンターとインクジェットの3つの見分け方

まずはレーザープリンターとインクジェットの見分け方、それぞれの特徴についてみていきましょう。

1. 違いとそれぞれのメリット・デメリット

レーザープリンターは感光体(ドラム)にトナー(色の粉)を吹き付けて、紙に押し付けて印刷するタイプになります。

印刷可能枚数が多く、コストパフォーマンスに優れているほか、印刷スピードが速いのが特徴です。

一方のインクジェットは用紙に直接インクを吹き付けることで印刷するタイプになります。

レーザープリンターと比べてコスパや印刷スピードは悪くなりますが、解像度が非常に高く、色見の再現性が高いのがメリットです。

それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめると次の表のようになります。

違い レーザープリンター インクジェット
コスト ×
スピード ×
解像度 ×
適した用途 文書・企画書印刷、大量印刷 写真・ポスター印刷、少量印刷

それぞれに一長一短があるので、利用目的に合わせて選ぶのがベストですね。

2. 各メリットや耐久性

オフィスに導入する際はコストパフォーマンスや耐用年数が気になるところ。

そこで、参考として、ここではそれぞれの代表的な機種のスペックを比較してみましょう。

 スペック インクジェット(キヤノンMG7730)
インクジェット(キヤノンMG7730)
レーザープリンター(キヤノンLBP9900Ci)
レーザープリンター(キヤノンLBP9900Ci)
印刷可能枚数(1カートリッジ、1トナーあたり) 650枚 16,500枚
1枚あたりのコスト 12.5円 8.2円
耐用年数 5年

インクジェットプリンターは1カートリッジあたりの印刷枚数が少ないので、頻繁にカートリッジを交換しなくてはなりません。

一方のレーザープリンターは1トナーで大量に印刷できるので、交換の手間を最小限に抑えることができます。

また注目したいのが印刷にかかるコストです。1枚あたり12.5円と8.2円とでは随分な開きがありますよね。
大量に印刷するほどコスト差が広がっていくので、大量印刷を目的とするならレーザープリンターを選ぶのが正解でしょう。もちろん印刷物の美しさを重視するなら、多少コストがかかってもインクジェットを選んだほうが良いので、用途に合わせて考える必要があります。

耐用年数に関してはどちらも5年となっていますが、定期的にメンテナンスしてあげないとトラブルの原因になりかねません。

特にレーザープリンターは修理費が高くつきやすいので、保守契約を結ぶことを検討し、予想外のコストに備えておくことも忘れずに!

レーザープリンターやインクジェットは複合機とは別?

レーザープリンターやインクジェットは複合機とは別?

「複合機・コピー機とは別にレーザープリンターを導入しないといけないの?」
「インクジェットは別で購入する必要がある?」

といった相談を受けることが多いです。

オフィスに必要な機能を1台にまとめた物が複合機・コピー機なので、別々で購入する必要はありません。

複合機・コピー機に搭載されている主な機能は次の4つが挙げられます。

  1. 印刷機能
  2. コピー機能
  3. スキャナー機能
  4. FAX機能

機種によって印刷機能がレーザープリンターまたはインクジェットに分かれているわけです。

つまり複合機を導入するときは次の2つのどちらかが選択肢となります。

  • レーザープリンター搭載の複合機
  • インクジェット搭載の複合機

用途に合わせて、メインで使うレーザープリンター複合機に加え、別途インクジェット用のプリンターを購入するケースもあるので、ニーズに合わせた導入を考えることが大事です。

レーザープリンターとインクジェットのコピー用紙の違い

レーザープリンターとインクジェットのコピー用紙の違い

レーザープリンターとインクジェットはそれぞれ「適した用紙」が異なります。

使用可能な用紙をまとめると次の表のとおりです。

レーザープリンター インクジェット
  • 普通紙
  • 上質紙
  • 再生紙
  • レーザープリンター用紙(非加工紙類)
  • 光沢紙
  • コート紙
  • マット紙(加工紙類)

ここからは各印刷方式で利用可能な用紙について解説していきます。

写真の画質や解像度が高いのはインクジェット

上記した「レーザープリンターとインクジェットの見分け方」でも触れた通り、写真やイラスト、ポスターなど解像度の高さにこだわった印刷物に適しているのはインクジェットです。

インクジェットに適している用紙は「加工紙類」と呼ばれるもので、具体的には次の3つが挙げられます。

光沢紙 主に写真印刷に使用。美しい発色・再現性が特徴。
コート紙 表面にコート剤を塗布し、彩度が高く発色が美しい。商用印刷物(チラシ)などで使用。ボールペンなどの書き込みには不向き。
マット紙 艶消し加工がされ、コート紙と違いボールペンなどで書き込みも可能。ただし彩度はコート紙に劣る。

いずれも印刷の美しさを重視した用紙になっており、インクジェットの性能を最大限に引き出すことができます。

コストパフォーマンスに優れているのはレーザープリンター

一方でレーザープリンターに適している用紙は「非加工紙類」に分類されるもので、次の3種類が挙げられます。

普通紙 レーザープリンターで一般的に使用されている用紙。コピー紙と呼ばれることも。
上質紙 化学パルプの配合率が100%の紙。印刷がきれいになり、文字が見やすい。
再生紙 上質紙と比べて多少黄色みが強い。環境への配慮から使用される機会が増えた。

インクジェットに適している加工紙類と比べて、いずれの用紙も安価に購入できるのが特徴です。

トナー代だけでなく、用紙にかかるコストもレーザープリンターの方が優れているため、大量印刷を目的に導入するならレーザープリンターが最適といえるでしょう。

レーザープリンターで光沢紙は使える?

光沢紙は熱に弱く、レーザープリンターで使用すると表面が溶ける恐れがあります。

適切に印刷できないだけでなく、紙づまりやドラムの汚れなど様々なトラブルを引き起こす原因となりかねないため、レーザープリンターで光沢紙を使用するのは控えるようにしましょう。

年賀はがきで色がきれいに出るのはどっち?

年賀はがきはインクジェット用と一般用の2種類が販売されており、どちらを購入すれば良いのか悩む方も大勢いらっしゃいます。

もしインクジェットプリンターをお持ちなら、インクジェット用を購入した方が、より色がきれいに出ておすすめです。

ただしインクジェット用はがきはレーザープリンターに適していないため、利用は控えた方が良いでしょう。

レーザープリンターとインクジェットの価格の違い

レーザープリンターとインクジェットの価格の違い

レーザープリンターとインクジェットはそれぞれ本体価格に大きな違いがあります。

一般的な相場を比較すると次のとおりです。

  • インクジェット・・・数千円~数万円
  • レーザープリンター・・・数万円~数十万円

インクジェットの方が導入価格を安く抑えられますが、ランニングコストはレーザープリンターの方が優れています。

長期的な利用を考えるなら、レーザープリンターの方がお得になりやすいでしょう。

なおランニングコストについては「インクジェットとレーザーのランニングコストまとめ」で詳しく紹介しているので、ぜひそちらを参考にしてみてください。

インクジェットは家庭用に向いている?オフィスには?

インクジェットは導入費用の安さなどから家庭用に向いているとされます。

家庭で印刷物をプリントアウトする場合、さほど大量に印刷することは珍しいので、インクジェットの方が導入しやすいでしょう。

一方のレーザープリンターはランニングコストに優れている反面、導入費用が高くつきやすいため家庭用には適していません。

大量印刷の機会が多いオフィス向けと言えます。

レーザープリンターとインクジェットのメンテナンス方法

レーザープリンターとインクジェットのメンテナンス方法

レーザープリンターやインクジェットは適切にメンテナンスをしてあげることで、品質の低下を防ぎ、耐用年数を伸ばすことが可能です。

ここからは各メンテナンス方法について紹介していきましょう。

レーザープリンターのメンテナンス

レーザープリンターは「トナー」と「ドラム」が消耗品に該当し、これらをメンテナンスしてあげなくてはなりません。

ほとんどの機種がトナー・ドラムの交換時期になると通知してくれるので、そのタイミングで交換すればOKです。

また消耗品の交換だけでなく、定期的な清掃も大事なメンテナンスになります。

清掃方法はメーカーおよび機種によって異なるため、マニュアルに沿った適切な方法を心がけるようにしましょう。

インクジェットのメンテナンス

インクジェットのメンテナンスは定期的に「ヘッドクリーニング」を行ってあげればOKです。

トラブルのほとんどはインクのノズル部分に汚れが溜まり、詰まりが生じてしまうことにあります。

ほとんどの機種はヘッドクリーニング機能を搭載しており、これを定期的に行うことで目詰まりを解消し美しく印刷できるようになるのでぜひ試してみてください。

寿命はどのくらい?劣化した時には?

メーカーや機種によりますが、インクジェット・レーザープリンターのどちらも耐用年数は5年ほどとなっています。

しかし5年間ずっと同じ品質を保ち続けられるわけではなく、もちろん途中で故障してしまうことも。

レーザープリンターは修理費が高くつきやすいので、いつトラブルが起こっても良いように、リスクヘッジとして保守契約を結ぶことを強く推奨します。
保守契約は印刷した枚数に応じて料金を支払うことで、万が一故障や劣化した時に無償で修理してもらえる、というサービス。

傾向としてインクジェットは低価格で購入できるため、劣化が気になるようなら買い換えてしまうのも1つの手段です。

もちろんインクジェットも保守契約を用意しているメーカーもあるので、加入を検討してみてください。

レーザープリンター用ラベルはインクジェットで印刷できる?

オフィスで封筒や郵送物に貼り付ける「レーザープリンター用ラベル」を印刷する機会は多いでしょう。

しかしオフィスに導入している複合機・コピー機がインクジェットだった場合、レーザープリンター用ラベルに印刷しても良いものなのでしょうか。

残念ながら印刷することはできませんし、故障の原因に繋がりかねないので行わないのが無難です。

最近はインクジェット用のラベルや、レーザープリンター・インクジェット兼用のラベルも販売されています。

余計なトラブルを防ぐためにも機種に合わせたラベルを購入してください。

インクジェットで「にじみ」が出たらどうする?

インクジェットで「にじみ」が出たらどうする?

インクジェットで印刷をすると「にじみ」が出てしまうことがあります。

その時は次の3つの原因をチェックし、対処方法を実践してみてください。

適切なインクを使用する

インクには寿命があり、古い物は品質が落ちてにじみが出ることがあります。

「まだ残っているから」と使用期限が過ぎているものを使い続けると、印刷劣化の原因となるので取り替えましょう。

また、粗悪なリサイクル品だと購入したばかりでも品質が落ちることがあるので注意が必要です。

用紙に合わせたインクを使用する

インクジェットで使えるインクには次の2種類があり、それぞれ得意な用紙が異なります。

  • 顔料インク・・・普通紙
  • 染料インク・・・光沢紙

文字印刷やビジネス文書を印刷する機会が多いなら「顔料インク」を、写真やポスターの印刷が多いなら「染料インク」を使用するのがおすすめです。

用紙の裏表を確認する

インクジェット用紙は印刷面にコーティングが施されています。

間違って裏面に印刷するとうまくインクが吸収されず、にじみや発色の悪さが出てしまうこともあるので注意しましょう。

まとめ

今回はレーザープリンターとインクジェットの違いやそれぞれの適した利用シーンなどを紹介しました。

最後にレーザープリンターとインクジェットの比較ポイントについてまとめると

ここがポイント
  • レーザープリンターは色のついた粉(トナー)を焼き付けて印刷し、インクジェットはインクを直接吹き付けて印刷する
  • 写真やポスターなど印刷の美しさにこだわるならインクジェット
  • 印刷スピードやランニングコストにこだわるならレーザープリンター

の3つが挙げられます。

「オフィスに合っているのはどっち?」
「それぞれの特徴を知りたい!」

その方はこの記事を参考に、どちらの印刷方式があっているのかをチェックしてみてくださいね。

オフィ助は実に多彩なレーザープリンター、インクジェットの複合機・コピー機をご用意しています。

「どちらの複合機・コピー機を導入すれば良いのか悩む…」という方はぜひ一度お気軽にオフィ助までお問い合わせください。

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