オフィスの複合機の中では老舗ともいえる富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)。
富士フイルムビジネスイノベーション(以降:富士フイルムBI)が提供するオンデマンド機として、多彩なカラー表現が可能な「Iridesse production press(イリデッセ プロダクション プレス)」が発売されています。
Iridesse(イリデッセ)に注目をしている人の中には、
「Iridesseってどんな特徴があるの?」
「Iridesseを実際に使用している人の口コミを知りたい」
という方もいます。
そこで今回は、Iridesseの特徴やスペック、そして参考価格など詳しくご紹介しましょう。
これを読めば、他の複合機にはないIridesseの魅力がわかりますよ。
ぜひ読みすすめて参考にしてくださいね。
Iridesse(イリデッセ)は、名前の元となった“Iridesse”(貝殻のように光や見る角度によって変化する色彩を意味する)の言葉の通り、印刷にメタリックカラーを採用するなど、高品質の印刷表現は印刷業界初ともいわれています。
Iridesseは最高峰ともいわれるオンデマンド機ですが、そもそもオンデマンド機とはどういった機種なのか、ご紹介しましょう。
オンデマンド機とは、高細密のトナーを利用したレーザープリンターのことをいいます。
オンデマンド機には次の3つのような特徴があります。
オンデマンド機は、今までの複合機・コピー機に比べ、高画質で高クオリティな複合機になります。
高画質を誇るIridesseが持つ簡単な製品情報は次の表にまとめました。
製品名 | Iridesse Production Press(イリデッセ プロダクション プレス) |
---|---|
読み取り解像度 | ― |
書き込み解像度 | 2400×2400dpi |
階調 | 各色256階調(1670万色) |
ウォームアップタイム | 420秒以下 |
連続複写速度※A4サイズの場合 |
|
大きさ(mm) | 幅2995×奥1104×高さ1835(排紙オプション除く) |
質量 | 約1540kg |
機械占有寸法(mm) | 幅4475×奥行3436(最小構成) |
発売日 | 2017年11月 |
書き込み解析度が2400×2400dpiと高く、プリントビジネスや色の発色の表現を重視する仕事の方にはとても魅力的です。
PC上で作成した画像など、色を忠実に再現することが期待できます。
高画質でありながらカラー連続複写速度が120ページ/分とは、やはりレーザープリンターの驚異的な生産性を物語っていますね。
ただ、機種自体の大きさは通常の複合機よりもはるかに大きいため、設置場所などを検討する必要があり、法人向けの機種と言えます。
Iridesseの魅力は、数えきれないほどありますが、ここではたった3つに厳選してご紹介します。
他社にはない強みでもある魅力なので、ぜひ参考にしてくださいね。
Iridesseは、世界最小クラスの低温定着トナー“Super EA-Eco”の開発によって、特殊トナーなど6色を重ねて用紙に定着させる、業界初の「1パス6色プリント」を実現。
また、最大2色の特殊トナーを搭載可能にしています。
各Iridesse production pressシリーズの特殊トナーの配色については、次の表を参考にしてください。
機種Iridesse ProductionPress | 特殊トナー | |
---|---|---|
上刷り | 下刷り | |
Model-4C | ― | ― |
Model-6C-A | いずれか1色
| ホワイト |
ホワイト | どちらか1色
| |
Model-6C-B | どちらもホワイト | |
Model-6C-C | いずれか1色
| どちらか1色
|
CMYKトナーの他に、ゴールド・シルバー・クリアの特殊トナーを組み合わせることによって、光輝性のあるメタリックカラーの印刷ができるようになりました。
メタリックカラーは「1パス6色プリント」で色を重ね合わせることにより、ゴールドやシルバーだけではなく多彩な表現が可能です。
より繊細で高画質な表現が可能となっています。
一般的な複合機では、白トナーやクリアトナーはなく、濃色用紙の印刷には不向きな面もありました。
しかし、Iridesseは白トナーやクリアトナーを採用することによって、用紙の色に左右されることなく発色のいい印刷をすることが可能にしているのです。
このほかにも印刷には次でご紹介するような魅力があります。
Iridesseの書き込み解像度は2400×2400dpiと、業界でもトップクラスの高画質となっています。
文字や細い線などは、ジャギーを抑えるスクリーン処理ではっきりと見やすく表現でき、グラデーションなどの色彩も綺麗に表現できます。
紙の厚さは52g/m²~400g/m²まで対応しているため、チラシから名刺やハガキの厚さまで印刷可能です。
用紙はハガキよりも小さい98×148mmや、最大330×488mmまで対応なので、より多くの種類の印刷ができるなど、クリエイティブな仕事をしている人にも魅力的ですね。
次に、Iridesseのスペックを次の表にまとめたので確認してみましょう。
最大原稿サイズ | A3 |
---|---|
カラー対応 | フルカラー |
コピー機能 | 〇 |
両面コピー機能 | 〇 |
プリント機能 | 〇 |
給紙方式/給紙容量 | 2100枚×2トレイ※オプション追加で最大12850枚 |
フィニッシャー機能 | △※オプションで追加可能 |
Mac対応 | 〇 |
メモリ・RAM※コントローラー | 32 GB |
記憶装置※コントローラー | ハードディスク:2TB(System)+2TB×5(RAID0)/DVD Multiドライブ |
フィニッシャーをつけると、さらに、折り目の位置を変更できる「天地トリマークリーサーD2」をオプションで付帯できます。
印刷から裁断まで行ってくれるので、印刷物が大量にあるオフィスでは効率化を図ることができます。
さまざまな特徴やスペックをご紹介してきましたが、Iridesseの価格が気になりますよね。
各機種別の価格を次の表にまとめました。
機種Iridesse ProductionPress | 本体価格 | 搬入料金 |
---|---|---|
Model-4C | 39,000,000円 | 80,000円 |
Model-6C-A | 45,000,000円 | 80,000円 |
Model-6C-B | 45,000,000円 | 80,000円 |
Model-6C-C | 45,000,000円 | 80,000円 |
価格を見ただけで、驚いたという方もいますよね。
Iridesseは、富士フイルムBIの技術を全て注ぎ込んだ最高峰ともいえる機種です。
印刷技術やIridesseが持つ再現力などを考慮すると、この価格も頷けます。
ここでは、Iridesseのよくある疑問3つについてお話ししましょう。
封筒の印刷や、カラースウォッチについても触れていくので確認してみてくださいね。
Iridesseは封筒サイズにも対応しています。
厚さに関わらず、最高120枚/分の高速プリントを実現することが可能です。
顧客などへ大量に封書を送る場合、宛名を印刷することで業務の効率化を図ることができます。
長尺用紙は、以下のオプションをつけることによって印刷ができます。
オプションを搭載することで、
の長尺印刷が可能です。
Iridesseは多彩な色を表現できるため、カラースウォッチを提供しています。
富士フイルムBIのIridesse公式ページより、シルバーメタリック用・ゴールドメタリック用の2種類をzip圧縮ファイルで利用することができるので、利用してみてくださいね。
展示会で非常に存在感を放っていた機械、それが『iridesse production press』というオンデマンド機です。
オンデマンド機だけあって、非常に様々なことができるのは勿論なのですが、衝撃を受けたのがその画質のよさです。
圧倒的といっていいほどの高画質です。2,400×2,400dpiという数値は勿論、数値以上の鮮やかさでした。
特にゴールドが非常に綺麗で、他社でこのレベルの色合いを出せる機種はないのではないでしょうか。
会場にいた人からも、印刷業の人に怒られるんじゃないのと声があがってました。
試しに色見本を写真でとってみたのですが、すいませんカメラでは全く伝えることができませんでした。
これは実物を見て頂かないとどうしようもありません。
とはいえ、こんな高価なスーパーマシン、大半の方が関係ないこととお思いかもしれません!
でもそんなことないんです!
この機械で使っているトナーも普通の業務用複合機のトナーに近しいものを使っているんです。
そのため、こうした機種の発展は、ひいては業務用複合機の画質の向上にもつながるのです。
もしかしたら、数年後の業務用複合機はこの機械のような超高画質になっているかもしれないですね。
Iridesseは決して安いものではないので、慎重に検討する必要があります。
そこで、検討材料として、Iridesseの口コミをご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
クライアントにPCで作成した印刷物を見せる機会が多いので、色を細部まで多彩に表現してくれる点が助かっています。
広告の印刷などを依頼されることもあり、クオリティーをそのままに大量印刷ができるので、下手に他の印刷会社に依頼するよりも満足です。
写真を印刷することも多いので、画質がいいのは魅力的。
ハガキを顧客あてに大量印刷しなくてはいけない場合もあり、普通の文字文書であれば大量印刷も時間がかからないので、時間の無駄がなくうれしいですね。
いかがでしたか。
今回は富士フイルムBI「Iridesse production press」の概要やスぺック、特徴など詳しくご紹介しました。
ポイントは次の3つになります。
「色を忠実に再現した印刷を大量に行いたい」
「発色に特化した印刷機を探している」
といった方は、Iridesseを検討してみてはいかがでしょうか。
「Iridesseは高額すぎて手を出せない、けれど高画質な複合機を探している」などといった場合は、ぜひオフィ助にご相談ください!
オフィ助ではさまざまな複合機・コピーなど、お客様のニーズに合わせてご提供させていただきます。