複合機・コピー機についている給紙カセット。
機種・メーカーによっては、3段も4段もついているものもありますね。
しかし、
「給紙カセットを増設した方がいいか悩んでいる」
「どんな時に、カセットの増設が必要?」
といった方も多いでしょう。
そこで今回は、複合機・コピー機に給紙カセットの増設の必要性や、給紙カセット数ごとのおすすめ複合機などをご紹介していきます。
これを読めば、給紙カセットの増設が必要かどうか簡単に判断できるので、ぜひ読み進めて参考にしてくださいね。
複合機・コピー機には必ずついている「給紙カセット(給紙トレイ)」は、いわば用紙を保管しておく引き出しのようなものです。
A4は1段目、A3は2段目といったように、用紙のサイズに合わせて給紙カセットを活用することができます。
ワイド版(AB版)やハガキ、レターサイズにも対応しているものもあり、幅広い用紙サイズをストックすることが可能です。
オフィスで使用する用紙サイズに合わせてセットすることで、印刷にかかる手間を省くことができますよ!
「A4とA3しか利用しないから2段で十分」
「使用する用紙の種類が多いから5段はほしい」
といったように、オフィスの利用状況によって必要な段数が異なります。
そのため、オフィスで必要な用紙の種類を把握しておくことが大切です。
複合機・メーカーによって、導入時に標準装備としてついている給紙カセット数は異なりますが、一般的には2~5段の給紙カセットがついていることが多いでしょう。
それでも足りない場合はオプションで増設することも可能ですが、やはりその分導入費用がかかってしまうため、必要な給紙カセット数のみで対応するというのがおすすめです。
「給紙カセットはたくさんあった方が便利なのでは?」と思う方も多いですよね。
しかし、標準装備以上の給紙カセットをつけるとなると、オプション料金がかかります。
増設したい理由によっては、増設しなくても済むケースがあるので、ご紹介していきましょう。
まず、オフィスで頻繁に使用されている用紙のサイズはどれなのか、把握する必要があります。
一般的な企業であればA4サイズが主流であり、「考えてみればA4しか使用しないかも・・・」といった声も多いです。
また、時々L判やハガキの印刷が必要だけど手差しで十分といった場合も、わざわざ給紙カセットの増設は必要ありません。
オフィスで使用する用紙サイズとその使用頻度を把握することで、わざわざ増設しなくても給紙カセットを活用することができます。
例えば、A4を常用しているけれどB5の原稿をコピーする必要があるなどといった場合、わざわざB5の用紙を購入して給紙カセットにセットする必要はありません。
複合機・コピー機には用紙サイズを変更してコピーする機能があり、B5をA4へ拡大して印刷することも可能です。
用紙サイズの変更を活用することで、さまざまな原稿も常用している用紙を利用することができるため、給紙カセットを増設しなくても対応することができます。
「一度A4で設定した給紙カセットは、サイズの変更ができないの?」といった声をよく耳にします。
一度A4で給紙カセットをセットしたとしても、用紙サイズを変更することが可能です。
キャノンの場合、パソコンからプリンター設定のオプションで「給紙部設定」で、給紙カセットごとに用紙の設定変更できます。
給紙カセットに設定とは違う用紙サイズをセットした場合は、忘れずに変更するようにしましょう。
複合機・コピー機によって、標準装備されている給紙カセット数が異なります。
そこで、給紙カセット数ごとにおすすめの複合機・コピー機をご紹介しましょう。
シャープが発売する「MX-C302W」は、無線LANにも標準対応したコンパクトサイズの複合機です。
簡単なスペックは以下を参考にしてくださいね。
機能 | ・コピー ・ネットワークプリント ・ネットワークスキャン ・FAX |
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対応カラー | フルカラー |
対応用紙 | A4~A5 ハガキ・封筒 |
特徴 | ・無線LAN ・両面原稿自動送り装置 ・身分証コピー機能 |
MX-C302Wは、給紙カセットは1段、そしてコンパクトボディのため、デスクの上や棚の上でも使用でき置き場所に困りません。
また、身分証明書のコピー機能を使えば、自動で1枚に裏と表を印刷することができるため、カウンター業務などでも利用できます。
業務用複合機・コピー機界の老舗ともいえる富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)が発売する「ApeosC2360/2060」は、
コンパクトサイズでありながら必要な機能をしっかり兼ね備えた使い勝手のいい機種です。
機能 | ・コピー ・プリント ・FAX ・スキャン |
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対応カラー | フルカラー |
対応用紙 | 最大A3 |
特徴 | 無線LAN 自動両面原稿送り装置 コンパクト設計 抗菌仕様 |
窓口においても違和感なく溶け込み、座ったままでも利用できるコンパクトさが特徴の複合機です。
しかし、標準機能がしっかりと搭載されており、高画質&高速スキャンが可能です。
その他にも、スマホ操作やFAX受信、クラウドサービス連携などもできるため、テレワーク時もが外出時も不自由なく複合機を利用することができます。
特徴価格、向いている会社など詳しくはこちらで解説しているので、気になる方はぜひご覧ください♪
京セラの「TASKalfa2470ci/2460ci」は、コストを抑えつつ基本機能が使える複合機がほしいという方におすすめの複合機です。
スペックは次の表を確認しましょう。
機能 | ・コピー ・プリント ・スキャン |
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対応カラー | フルカラー |
対応用紙 | 最大A3 |
特徴 | ・無線LAN ・両面原稿自動送り装置 ・エコプリントでトナーの節約 |
このように、基本機能は抑えつつ余分な機能は付けられていないため低コストで導入することができます。
外国語にも対応しており、標準の8言語に加えて27カ国語から5言語を選んで登録することができます。
また、ファーストコピータイム(スタートボタンを押してから印刷が開始するまでの時間)が前機種よりも27%早くなっているため、効率アップにも繋がります。
低コストでありながらセキュリティ対策もしっかりしているので、安心して利用できます。
「価格は具体的にいくらなの?」と気になった方は、オフィ助までご連絡いただければ具体的な価格を提示させて頂きます。
さらに、お客様の利用状況や希望を聞いて最適な複合機を提案させて頂くので、ぜひお気軽にメールか電話でお問い合わせください♪
複合機・コピー機の本体ががっちりしているフォルムなので、少々雑に扱っても大丈夫と思われがちなのですが、給紙トレイは繊細で壊れやすいです。
雑に扱っていると簡単に壊れてしまうので、扱い方についてお話ししていきます。
今後の使い方の参考にしてくださいね。
給紙カセットに限らず、複合機・コピー機は湿気に弱いです。
特に、給紙カセットが湿気を帯びていると、紙詰まりの原因になってしまいます。
特に梅雨のシーズンや、朝夕の気温差が激しい時期は注意してください。
最近では、給紙カセット内にヒーターがついているものもあり、常にエコモードにしておくことで、梅雨の時期も湿気を除去してくれます。
もしヒーターが内蔵されていない機種であれば、給紙カセットの空いているスペースにミニタイプの除湿剤を置くのがおすすめですよ。
給紙カセットには、200枚以上の用紙をセットしておくことができます。
たくさんの用紙をセットしておくことで、頻繁に用紙切れを起こさず手間もないのですが、1週間以上セットしたままの場合は、逆に湿気を帯びて紙詰まりなどのトラブルの原因になりやすいです。
1週間程度で使い切れる程度の用紙を、セットしておくようにしてくださいね。
給紙カセットの中で紙詰まりを起こした場合、力任せに引っ張ってはいけません。
ローラーに用紙が詰まっている状態であれば、ローラーに対して水平に用紙を引いて取り除くようにしてください。
無理に引っ張ってしまうと、ローラーだけではなく他の部品も壊れてしまい、業者に任せるしかなくなってしまうため、返って手間がかかります。
また、ローラーの部分が高温になっていることがあるので、やけどには気をつけるようにしましょう。
今回は、給紙カセットの必要数の考え方、給紙カセット数を減らす方法などをご紹介しました。
ポイントとしては次の3つがあります。
「オプションではつけたくないけど、給紙カセット数が足りないと思う」
「どれくらいの給紙カセットがあればいいのかわからない」
といった方は、この記事を参考に給紙カセット数を検討してみましょう。
自分で判断が難しいというそこのあなた。
オフィ助では、複合機・コピー機の疑問にもお答えしています。
「給紙カセットを追加した方がいいのか判断してほしい」
「○○の機能が使える複合機はないか?」
など、どんな疑問でも構いません。
お気軽にご連絡ください♪