ビジネスチャットツールと聞いて、最初に思い浮かぶものは何ですか?
多くの人がSlackを思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、導入済みの方以外、Slack(スラック)について詳しく知っている人は少ないと思います。
そこで今回は、人気のSlack(スラック)を紹介していこうと思います!
参考になる内容にしているので、ぜひ見ていってください♪
Slack(スラック)は、アメリカのSlack Technology社が開発いているSaaS型(アプリケーションまで完全に商品化して提供しているクラウドサービス)のコミュニケーションツールです。
2021年4月にはアクティブユーザー数が1億4500万人を突破し、コロナによるリモートワークの増加で有料会員数も15.6万人まで増加しています!
これからも、ユーザー数はどんどん増えていくでしょう。
スラックの特徴を簡単にまとめると・・・
このように、ビジネスでやり取りを行う際に便利な機能が豊富に揃っているのです♪
無料版での2つの違いを表にしました。
違いを確認してみましょう。
Slack | LINEWORKS | |
利用者数制限 | 無制限 | 100名まで |
管理者機能 | 〇 | × |
画面共有 | × | 〇(1対1のみ) |
広告表示 | なし | あり |
サポート | カスタマーサポート/メール | カスタマーサポート |
価格の違いは以下のようになります。(年払いの場合)
1ユーザー/月 | 1段階 | 2段階 | 3段階 |
Slack | 925円 | 1600円 | 要相談 |
LINEWORKS | 450円 | 800円 | ― |
無料版の機能面ではLINEWORKSの方が制限が多いようですが、価格では圧倒的にSlackが高いです。
その分使える機能やサポートが充実しているということでしょうね。
スラックを使用する際に便利な機能はどんなものでしょうか。
さっそく見ていきましょう。
Slack(スラック)では、グループチャットを行う部屋のことを「チャンネル」と呼んでいます。
チャンネルには、メンバーが自由に参加と退出を行うことができる「パブリックチャンネル」と、招待された人のみが参加できる「プライベートチャンネル」の2種類があります。
会社全体のチャンネルにはパブリックチャンネルを、プロジェクトチームや部署ごとの場合はプライベートチャンネルを使用するなど分けて使うことが出来ます。
また、ダイレクトメッセージといって1対1で会話をしたい時に使う機能も備わっています。
Slack(スラック)は、2000以上の外部ツールと連携できます。(無料版では10件のみ)
連携できる外部ツールと機能の一部を紹介します。
ツール名 | 機能 |
グーグルドライブ | ファイルの保管ができる(オンラインストレージ) |
Stock | チームの情報を簡単に残せる |
Torello | タスク管理 |
Asana | チームのタスク管理(プロジェクト管理ツール) |
画像やショートメッセージを投稿できる | |
Googleカレンダー | スケジュール管理 |
Simple Poll | アンケートの作成 |
Notia | メールの対応漏れを通知してくれる |
Marketo | 個別に最適化されたコンテンツを配信する |
Zoom/Microsoft Teams | オンライン会議ツール |
セールスフォース | 営業支援、顧客管理ツール |
この他にも様々なツールと連携させることで、スラック上でいろんなことができるようになりますよ♪
仕事の効率もどんどん上がっていくこと間違いなし!
スラックでは、全てのチャンネルのメッセージを検索することが出来ます。
検索の絞り込み機能が優れており、日付やリアクション、スター付きの文章などでも絞り込むことができるのです。
また、検索枠の右横にある@マークを押すと、自分のメッセージ履歴を一覧表示することができるので、今までのやり取りを見つけやすくなります。
新しいチャットが届いた時や、自分へのDM、メンションが届いた時などに音やプッシュ通知で知られてくれます。
通常は全てのメッセージを通知するように設定されていますが、自分に取って重要なものだけ通知された方が効率がいいですよね。
そこで、通知設定変更方法をご紹介します。
(画像出典元:マイナビニュース)
基本の変更方法はこれだけです。
通知設定を下にスクロールすると出てくる「マイキーワード」というのは、そこに入力したワードを含むメッセージが通知されるという機能です。
これは、「ダイレクトメッセージ&メンション&キーワード」の通知を選択した場合に入力することができます。
また、チャンネルごとに通知を設定することもできるので、チャンネルが増えてきて今進行中のものとその他を区別したい場合に役立ちますね♪
通知音や表示を変更することもできるので、自分が気付きやすいようにカスタマイズしてみてください!
Slack(スラック)のファイル共有機能では、チャンネルごとに共有したファイルを一覧表示してくれるため、全てのファイルが混ざってしまい探しにくくなることを防いでくれます。
すぐに必要なファイルを見つけることができるので便利ですよね。
送ったメッセージを後から編集することが出来ます。
これが出来ると、誤字脱字がある状態で送ってしまっても、後から直すことが出来るので便利ですよね。
編集の仕方は簡単です。
【パソコンの場合】
【スマホの場合】
簡単にできるので、覚えておくと便利ですよ♪
Slack(スラック)では、送信された書類やファイル、メッセージに対して絵文字を送信することができます。
絵文字を送ることでいちいち「確認しました」などの返信メッセージを送る手間が省け、返信メッセージで重要なファイルやメッセージが埋もれてしまうことを防ぐことができます。
自分でオリジナルの絵文字を追加することもできるという遊び心もいいですよね。
音声や映像を使ったやりとりを行いたい場合は「Slack(スラック)トーク」を使うことが出来ます。
こちらは、無料プランでは1対1のみ、有料プランでは最大15名で通話をすることが出来ます。
パソコンだけでなくスマホからもアクセスできるという点も、どこからでも繋がれて便利ですよね!
やはりコミュニケーションツールを使う際に心配なのはセキュリティ面ですよね。
Slack(スラック)では、サインインに使う通常のパスワードに追加して、モバイル端末に送られる確認コードの入力を要求されるようになる「二段階認証機能」があります。
これを使えば、万が一パスワードが外部に漏れてしまった時も他人にアクセスされるのを防ぐことができます。
また、メンバーなら誰でもワークスペースとアプリを連携することが出来ます。
その際、Slack(スラック)のAppディレクトリのアプリは全て審査を通過しているものですが、メンバーが入れたものは安全なものではないケースも稀にあるでしょう。
そのような不安を解決するために、ワークスペースのオーナーはアプリを連携できるメンバーとアプリのインストール元を管理することができます!
管理が出来れば、インストール元をその都度確認できるので、安心ですよね♪
左のバーの下にあるヘッドホンマークを押すだけで人と音声通話ができる機能です。
ビデオ通話するほどではないちょっとした報告をしたい場合や早急にメンバーに伝えたいことがある場合などにすぐ繋げて話し出せるので効率がいいです。
画面共有もできるので、資料や書類など一緒に確認しながら話し合うことができます。
ライブ字幕も表示できるので、話す内容を文字で確認しながら聞くことができます。
音声や動画、画像を録音・録画してslack上に貼り付けられる機能です。
メンバーがそれぞれ忙しい場合も、録音・録画等を共有すれば好きな時に視聴することができます。
売上報告や目標など、話し合う必要のない報告であれば、クリップを使って報告動画を共有するだけでチームメンバー全員に同じ内容を伝えることができます。
報告会議など無駄な会議がなくなり、他の仕事に時間を使えるので作業効率もアップします。
指定した日時にメッセージが送信されるように設定することができます。
海外など働く時間が違う相手にメッセージを送りたい場合に、相手に都合のいい時間にメッセージが送られるようにできるので送信忘れをなくしトラブルを防げます。
ここからは、通常あまり知られていないけれど使うと便利な機能をご紹介します。
これらを使って、もっと快適にSlack(スラック)を使っていきましょう♪
Slack(スラック)はタスク管理をするための機能はありませんが、自分がやるべきことがかかれたメッセージを忘れないようにリマインドすることは出来ます。
リマインドしたいメッセージの右にでる「…(その他)」をクリックし、「後でリマインドする」にカーソルを合わせると、リマインドする時間が20分後・1時間後・2時間後と出てくるのでそこからリマインド時間を選択します。
リマインドしたチャットの内容を確認したい場合は、メッセージを入力するボックスに「/remind rist」と入力すれば確認できます。
また、他の人にリマインドしたい場合はメッセージボックスに「/remind @(リマインドしたい相手) (リマインドしたい内容)」を書き込むと相手にリマインドされます。
タスク管理のできるツールと連携することで、もっと使いやすくなりますよ!
去年の10月に搭載されたばかりの優れた機能。
ワークフロービルダーでは、朝会のような毎回行うものから入社後の手続きの自動化まで、幅広い部分で使うことが出来ます。
ワークフロー作成画面で質問を作ることができるため、知りたい情報を簡潔に伝えることで毎回入力する手間がなくなります。
これを使えば作業効率が上がること間違いなしです♪
ステータス機能では、今自分がなにをしているのか相手に伝えることが出来ます。
【操作方法】
ステータスを設定しておけば、一目でその人が今どうしているか分かるので、相手が連絡をしたり連絡を待ったりする時間を無くすことが出来ます。
Slack(スラック)は、サイドバーを整理したり、メッセージ欄で一度にたくさん映るように設定することが出来ます。
「環境設定」→「サイドバーの設定」→「表示」からサイドバーを整理することができますが、「すべて」「未読またはスター付きのチャンネルとDM」「未読のみ」の3つから好きな表示方法を選ぶことができます。
スター付きのチャンネルが多い場合は真ん中を選ぶのがおススメです。
また、「環境設定」→「サイドバーの設定」→「並べ替えとグループ化」→「プライベートチャンネルと分けてリスト表示する」
と設定すれば、アルファベット順で表示されていたチャンネルを、パブリックとプライベートで分けてくれるので探すのがより簡単になります。
通常はメッセージ欄が背景白、サイドバーが紫という仕様になっていますが、自分好みに色を変更することもできます。
背景色だけでなく文字や選択時のアイコンの色なども変更できるので、より見やすい仕様に変えてみてください♪
RSS機能では、情報を受け取りたりサイトのURLを登録することで、更新情報を通知してくれます。
通知を表示させたいチャンネルも選べるので、情報を受け取って欲しい人全員に同時に知らせることができるのです!
最新情報を取り入れたい場合、何か新しいアイデアが欲しい時などに情報収集がしやすくなりますよ。
知恵袋から探した悩みの中から、多くの人に役立ちそうなものをピックアップしました。
よかったら参考にしてくださいね♪
有料プランであれば、ワークスペースが存在する限りメッセージやファイルは保存されます。
保存設定を変更することもできるため、一定期間になったら削除されるように設定することも可能です。
今のところ、ファイルの一括送信はできません。
そのため、一個ずつ送るかファイルを圧縮、zip化して送る必要があります。
使いたい端末でログインすれば、自然と同期されます。
ポストを使えば、slack(スラック)上で書式付きのドキュメントを作成・編集・共有することができます。
〈ポストの作成方法〉
〈共同編集を有効に方法〉
編集できるのは一度に1人のみです。
誰かが編集している時は、編集ボタンが非表示になるのでご注意ください。
パブリックポストはメンバー全員が編集できて、プライベートチャンネルとダイレクトメッセージで共有されるポストはその会話に参加しているメンバーのみ編集可能となります。
詳しくはコチラをご覧ください。
文章を強調するには、「グレイヴアクセント=`」を使います。
` ` `
文章 ←このように、文章の最初と最後にグレイヴアクセントを3つ入れると下画像のようになり
` ` ` ます。
また、短い単語などを強調したい時は前後にグレイヴアクセントを入れることで協調することが出来ます。
画像出典元:エンジニア向けブログ「じゅもん をおぼえた」
全世界で使われているコミュニケーションツールですが、実際の評判はどうなのでしょう。
導入している方の口コミで多いものをまとめてみました。
やはり外部ツール連携、チャンネルの振り分け機能などが評判がいいようですね。
これ一つで仕事に役立つツール全てを担うことができるのはとても便利です。
一方で、見にくい関連の不満が上がってきています。
もともと海外の製品なので、日本人には分かりにくい部分が多いようです。
通知が飛ばない時があった際は、すぐにサポートセンターに問い合わせて改善を依頼することをおススメします。
無料プランと有料プランの価格と使える機能の違いをご紹介します。
自分が使うプランで何が出来るのか把握しておくことは大事なので、ぜひ参考にして下さい。
フリー | プロ | ビジネスプラス | Enterprise Grid | |
料金(月/1ユーザー) ※年払い | 0円 | 月額925円 | 月額1600円 | 要相談 |
メッセージ保存可能数 | 過去90日間のメッセージ履歴 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
連携アプリ数 | 10件 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ファイルストレージ | 無制限 | 10GB(チームメンバーごと) | 20GB(チームメンバーごと) | 1TB/1メンバー |
ワークスペース | 1 | 1 | 1 | 無制限 |
外部コラボレーション | × | 〇 | 〇 | 〇 |
2段階認証 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Google経由のOAuth ※1 | × | 〇 | 〇 | × |
メッセージとファイルの保存期間設定 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
チャンネルへの投稿制限 | Generalチャンネルのみ可※3 | Generalチャンネルのみ可 | 無制限 | 無制限 |
ユーザーグループ設定※2 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
音声/ビデオ通話 | 1対1のみ | 最大15名 | 最大15名 | 最大15名 |
画面の共有 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
ハドルミーティング | 最大2人 | 最大50人 | 最大50人 | 最大50人 |
音声/動画クリップ | × | 〇 | 〇 | 〇 |
サポート | スタンダードサポート | 年中無休・24時間体制のサポート | 4時間のレスポンスタイムを誇る年中無休・24時間体制 | 4時間のレスポンスタイムを誇る年中無休・24時間体制のプライオリティサポート |
サービス品質保証契約 | × | × | 〇 | 〇 |
※1:情報提供をするアプリの安全性を確認するセキュリティサービス
※2:グループ固有の名前をメンションすることができ、そのグループに参加している全員に通知することが出来ます
※3:ワークスペースのメンバーが全員参加するチャンネルのこと
こうやって見ると、フリープランは制限が多いことが分かりますね。
少人数で使う分にはいいですが、大きな会社で管理もしたいとなると、やはり有料プランがおススメです。
まずは自分の欲しい機能が付いているか確認してから、どのプランにするか決めるようにしてくださいね!
今回は、Slack(スラック)の様々な特徴をご紹介しました。
ビジネスで使う際に最適なツールとなっているので、ぜひ活用してみてください♪
その他のツール、チャットワークやLINEWORKSと比較してから一番気に入ったものを導入するのもいいでしょう。
最後に、どんな人におすすめなのかをご紹介します。
LINEWORKSの特徴や機能の記事も出しているので、ぜひ比較してみてくださいね♪