オフィスに複合機・コピー機を導入する際、レーザープリンターとインクジェットのどちらを選べば良いか悩んだことはありませんか?
「それぞれの違いがよく分からない」
「ランニングコストはどちらが高いの?」
と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、レーザープリンターとインクジェットのランニングコストにスポットを当てて、比較ポイントをまとめました。
この記事を読むことで、オフィスのニーズに合わせた最適な複合機・コピー機を選べるようになるのでぜひ参考にしてください。
まずはインクジェットとレーザーはどんなところが違うのか見ていきましょう。
ポイントをまとめると次の表のとおりです。
特徴 | レーザープリンター | インクジェット |
---|---|---|
コスト | ○ | × |
スピード | ○ | × |
解像度 | × | ○ |
適した用途 | 文書・企画書印刷、大量印刷 | 写真・ポスター印刷、少量印刷 |
このように、コストを重視しているのがレーザープリンター、品質を重視しているのがインクジェットと考えると分かりやすいでしょう。
もっと詳しく知りたい方は、「レーザープリンターとインクジェットの見分け方と用紙の違い」をご覧ください♪
インクジェット方式は紙に直接インクを吹き付けることで、美しい発色・豊かな彩度で印刷できるのが最大の特徴になります。
そのため画質の良さにこだわる印刷…例えば写真やポスター、チラシなどに最適です。
ただしレーザーと比べると印刷コストが高めで、また頻繁にカートリッジを取り替えなくてはならないので手間がかかる点がデメリットとなります。
レーザー方式はトナーという色のついた粉をドラム(感光体)に吹き付け、これを紙に直接焼き付けることで印刷します。
インクジェットほど美しく印刷することはできませんが、印刷スピードがとにかく早いのが特徴です。
そのため文書やビジネス書類などの印刷に最適といえます。
またモノクロ印刷も得意。
一般的なオフィスに導入されているほとんどはレーザー方式です。
続いてインクジェットとレーザーのコストに関する部分を見ていきましょう。
それぞれの必要コストを表にまとめると次のとおりです。
インクジェット | レーザー | |
---|---|---|
①インク/トナー代 | 10~15円/枚 | 3~10円/枚 |
②電気代 | 安い | 高い |
③部品交換代 | 安い | 高い |
④ランニングコスト | 少量印刷:安い | 少量印刷:高い |
大量印刷:高い | 大量印刷:安い | |
➄導入コスト | 安い | 高い |
インクジェットは印刷枚数が少ないほどお得になり、レーザーは印刷枚数が多いほど安くなります。
インクジェットは導入コストや電気代が安い一方で、インクがすぐになくなり1枚あたりのコストが高いです。
そのため、大量印刷をすると割高になってしまいます。
レーザーは熱を用いた印刷方式である以上電気代が高く、導入コストも高額です。
しかし、トナーやドラム(印刷するのに必要なローラー)は寿命が長いため印刷できる枚数が多く、1枚あたりのコストが安いです。
そのため、オフィスで使われることが多いのです。
レーザーはトラブルが起こった際の修理費が高いので、保守契約に加入するなどのリスクヘッジを行う必要があるでしょう。
「どちらの方がよりコスパに優れているのか」は使用目的や印刷頻度によって異なります。
ご自身のオフィスでどのように利用するのかを考えた上で、どちらを導入するかを検討しなくてはなりません。
インクジェットは印刷コストが高いものの、本体価格や部品交換代の安さもあり、印刷頻度が少ないオフィスには優れたコスパを発揮してくれるでしょう。
例えばポスターやチラシ、写真といった画質にこだわったモノを印刷しなくてはならないなら、コスパを気にせず、インクジェットを選択せざるを得ません。
このあたりの兼ね合い・見極めが難しいところですが、次の2つに当てはまるならインクジェットタイプをおすすめします。
レーザーは印刷コストが安く、大量印刷に最適です。印刷枚数が増えるほどインクジェットと比べてお得になっていきます。
しかし本体価格や部品交換代が高額なため、短期利用には向いていません。
長期的な導入をすることで、コスパよくお使いいただけます♪
次の3つに当てはまるならレーザータイプが最適です。
今回はインクジェットとレーザーのランニングコストについて紹介しました。
最後にそれぞれのコストについておさらいすると
の3つが挙げられます。
「できるだけ印刷にかかるコストを抑えたい!」
「オフィスに合わせた印刷方式を知りたい!」
その方はぜひこの記事を参考に、レーザーとインクジェットのどちらを選ぶべきかを検討してみてくださいね。
それぞれに強みがあるだけに「どちらを導入すれば良いのか」を決めるのが難しい部分もあります。
オフィ助はお客様の状況に合わせたベストな提案をさせていただいているため、少しでも疑問に思ったり、悩んでいる方はオフィ助までお気軽にご相談ください!