防犯カメラをどこに設置すればいいか悩みますよね。
そこで今回は、防犯効果が高まる防犯カメラの設置場所についてお話します!
店舗やマンション、自宅など設置する建物ごとの説明もあるので状況に合わせてお読みください♪
設置する際に注意する点
防犯カメラを設置する時に気を付ける点がいくつかあります。
ただ設置するのではなく、メンテナンスやご近所のことを配慮して設置場所を決める必要があるのです。
ここでは、設置する際に気を付けること、覚えておかなければならないことをご紹介します。
不審者の行動を想像する
防犯カメラの設置場所を決めるために、まずはどこから不審者が入って来やすそうか、侵入された場合どのような経路を辿りそうかイメージしてみましょう。
そして、どこに防犯カメラがあれば嫌がるか、目に留まるかを考えて設置場所を決めましょう。
また、万が一侵入された場合でも、不審者の姿をしっかり撮影できるように、障害物がある場所に設置するのは止めましょう。
例えば草木や植木鉢など、映像が見えづらくなりそうなものがある場合は角度を変えて見えやすいように設置してください。
また、天井に設置する場合は光の入り具合を確認して、照り返しなどが入らないようにしましょう。
メンテナンスが行いやすいか
出典元:Wilfried PohnkeによるPixabayからの画像
設置場所はメンテナンスの面からも考える必要があります。
設置位置があまりにも高い場合や、柵などに囲まれていて人が入りにくい狭い場所に設置してしまうと、業者さんがメンテナンスを行いづらくなってしまいます。
メンテナンスに手間がかかるようですと、料金が高くなる可能性もあるので注意しましょう。
ガイドラインがないか
出典元:Free-PhotosによるPixabayからの画像
住んでいる地域によって、「防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン」が定められている場合がほとんどです。
ガイドラインでは、カメラを設置する目的や設置場所、設置の表示など防犯カメラを設置する上での注意点、原則が決められています。
また、このガイドラインはカメラで記録された画像の流出や悪用を防ぐためでもあるので、地域のガイドラインをよく確認してください。
「防犯カメラ ガイドライン 地域名」で検索すればお住まいの地域のガイドラインを見ることが出来ます。
近所に呼びかける
防犯カメラの設置は、一歩間違えばご近所トラブルの原因になりかねません。
そうならないためにも、
- 設置した際は近所に防犯カメラを付けたことを知らせる
- 防犯カメラ設置ステッカーを貼る
- 撮影する際は近隣の家が映らないように角度や撮影範囲に気を付ける
最低でもこの三つは守るようにしましょう。
また、➁は不審者への注意喚起にも繋がるので一石二鳥です。
忘れないように玄関の門や囲いなど、外の人から見えやすい位置に貼るようにしてください。
設置場所によって防犯効果が変化する
玄関に設置すればオールOKだと思っていませんか?
実は、防止したい犯行によってカメラを設置する場所も変える必要があります。
ここでは、玄関だけではなく他の場所に防犯カメラを設置する場合の効果をご紹介します。
玄関=狙われる危険を回避
玄関にカメラを設置することで、犯罪者に目をつけられる可能性が低くなります。
捕まるリスクを考えた場合、防犯カメラが取り付けられていて防犯意識の高い家には犯罪者も無闇に近づこうとはしないはずです。
また、犯罪者がカギをピッキングなどで開ける際、背後の気配を非常に気にするため、できれば防犯カメラをドア側に向けて、犯行の一部始終を撮影できるようにしておくとさらに狙われにくくなります。
窓=侵入を防ぐ、捕まえる
平成30年の警視庁の調査によると、侵入窃盗の侵入場所で一番多いのは窓からのようです。
玄関の門から窓まで侵入することは容易いでしょうから、やはり侵入口に窓を選ぶのは当たり前です。
そのため、窓付近に防犯カメラを設置することで、家の敷地まで侵入されても諦める可能性が高くなります。
玄関から庭に続く道があったり、窓が無防備な場合は玄関と窓の両方に防犯カメラを設置することをおススメします。
庭・車庫=いたずら防止/盗難防止
出典元:Hans BraxmeierによるPixabayからの画像
敷地内にゴミを投げ捨てられたり、車に傷をつけられるなどの嫌がらせを受けている場合もあるでしょう。
その場合は、それが起こる場所、起こりやすい場所に目立つように防犯カメラを設置することで抑制することができます。
車庫に防犯カメラを設置することはいたずらだけでなく盗難防止にも繋がります。
また、頻繁に起こっていて相手を特定したい場合は、しっかりと顔の映る高画質で望遠レンズの防犯カメラを用意することをおススメします。
侵入窃盗の発生場所としては、やはり一戸建て住宅が一番多いです。その次は一般事務所、その次は3階以下の共同住宅となっています。やはり、高さがなく柵を軽々と飛び越えられそうな場所は狙われやすいようです。
また、侵入方法として「無締め(戸締りがされていない状態)」によるものが圧倒的に多いようです。いくら防犯カメラを設置していても、戸締りをちゃんとしていなかったら本末転倒です。
出かける際は必ず戸締りチェックをするようにしてください!!
建物別で分かりやすく解説!おススメの形と設置場所
防犯カメラは、どんな建物に設置するかに合わせてカメラの形状や欲しい機能を決めたほうがいいです。
この項目では、建物別でおススメの防犯カメラをご紹介します。
一戸建て住宅
住宅の場合屋外を監視することがメインです。
そのため、防水・防塵機能が付いており夜間も撮影可能な屋外専用防犯カメラを選びましょう。
雨が直接当たらない玄関の軒下と、車庫がある場合は車の出入り口に設置しましょう。
見た目で威嚇できる、様々な場所に設置できるという点からバレット型がおすすめです。
値段もボックス型より低価格で購入できるため、コスパ最強!
また、窓からの侵入が心配という方はそこにもう1つ防犯カメラを付けてもいいですが、かなりお金がかかってしまうのでガラスを強化することをおススメします。
防弾ガラスなどにすれば、ちょっとの衝撃では割れないため安心です。地震対策にもなりますよ♪
あまり家の中に防犯カメラを設置する家庭はないかと思いますが、侵入された場合でも犯人が特定できる確率が上がります。
そのため、夜間撮影可能、人の顔を識別するのに特化しており、死角がなく動くものを察知して追いかける追跡機能が付いているものがおすすめです。
侵入した犯人は侵入前より油断しているはずですから、相手に気付かれないドーム型カメラを設置するのがいいでしょう。
アパート
出典元:Quinn KampschroerによるPixabayからの画像
マンションの場合は出入口のセキュリティがしっかりしていて、自分で監視カメラを取り付ける必要もあまりないでしょう。
一方、アパートは階数が低く防犯もしっかりしていない所が多く、マンションより侵入されやすいです。
玄関も不安ではありますが、階数が低いとベランダから侵入されやすいです。
そのため、ベランダの出来れば軒下にボックス型かバレット型のカメラを設置しましょう。
尚、賃貸アパートやマンションでは、設置する前に必ず大家さんに許可をもらい、他人の家や敷地が映り込まないように角度と設置場所に最新の注意を払いましょう。
最近では、防犯のしっかりしたアパートも増えてきていますので、防犯カメラを取り付けるのは面倒くさいという人は防犯体制が整っているアパートを探してみてください。
お店
出典元:SteppinstarsによるPixabayからの画像
お店の場合、入口と店内の両方に防犯カメラを設置しましょう。
入口のカメラで監視していることをアピールし、店内はお客様の様子や万が一起こるトラブルの状況などを捉えることが出来ます。
そのため、入口は住宅同様バレット型の防犯カメラを設置し、店内には広範囲撮影が可能でお店の景観を壊さないドーム型カメラがおすすめです。
狙われるのはレジ周辺なので、レジ周辺に設置するカメラは顔識別機能が付いたものを選ぶと良いでしょう。
オフィス
出典元:Bruce EmmerlingによるPixabayからの画像
オフィスの場合も、入口と室内に設置方がいいでしょう。
入口はボックス型かバレット型で相手を威嚇しましょう。不審人物が入って来た際にアラートを鳴らしてくれるものにすると、さらに防犯効果が高まります。
室内では通常社員が働いているため、監視されていると感じると業務に集中できなくなる可能性があります。
そのため、ドーム型で威圧感を緩和して広い範囲を撮影すると良いでしょう。
大きな会社の場合、いろんな場所に設置しなければいけないので、セットで購入したり一部ダミーを用いたりしてコストを下げることができますよ♪
壊されたりしないの?
犯人は自分の顔や行動が防犯カメラに映ることを嫌がるので、壊されてしまうこともあります。
防犯カメラの破壊を防ぐために、耐衝撃性のあるものを選ぶといいです。
耐衝撃性を表す規格は「IK」で表されます。こちらは、IEC62262で規定されている電気機器筐体の耐衝撃性能を表す保護等級です。
IKの等級は0~10まであり、数字が大きくなればなるほど耐衝撃性も増していきます。
一番上の10等級では、「40cmの高さから落下してくる5kgの衝撃に耐える」と言われています。
外に設置する場合は、防水・防塵性に加えて耐衝撃性も確認することをおすすめします。
壊されてしまったら…
カメラが壊された場合は、すぐに警察に通報しましょう。
防犯カメラを破壊してまで犯罪を犯す人は、かなり危ないです。他の家で被害が出る前に警察に捕まえてもらうことが最重要でしょう。
もう一度カメラを設置する場合は、もっと耐衝撃性のあるカメラを購入し、以前より高い位置に設置してください。
また、配線を切られる場合もあります。
それを防ぐには、切られない位置にセットして露出を少なくすることが大切です。
そのような配線は、やはり専門業者の人に頼むのが一番良いです。
設置前に知っておくべき法律とは?
「設置する際に注意する点」でも少しお話しましたが、防犯カメラを設置する場合、個人情報に十分注意しなければいけません。
防犯カメラの設置で重要となる法律は「個人情報保護法」です。
防犯カメラで撮影された映像に、個人が特定できるほどの情報を含んでいたらそれは「個人情報」に該当します。
個人情報保護法では、個人情報を取得する場合はあらかじめ、撮影対象となる本人に対しその利用目的を明示しなければならないと定められています。
また、利用目的を出来る限り限定し、その目的以外で個人情報を取得することは違法になります。
そのため、防犯カメラに少しでも他の家やオフィスの一角が映り込んでしまう場合、その相手に撮影している旨とその目的など、防犯カメラについて伝えておきましょう。
ステッカーを貼って防犯カメラが作動していることを周りに知らせることも忘れないでください。
万が一個人情報保護法に違反してしまうと、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられる恐れがあります!
経済産業省の個人情報に関するガイドラインでは、『一般的に防犯目的のための防犯カメラ設置は利用目的が明らかと認められ、利用目的の公表は必要ないとされる』と書かれています。
しかし、個人宅でも共同住宅でも、近隣の人たちの気持ちを考えたらちゃんと防犯カメラ設置の旨とその目的を明示してくれた方が安心でしょう。
もし不審者がいたなどの理由があるなら、ご近所同士で警戒した方がその町全体の防犯意識も高まります。
面倒くさがらず、周りの住民には明示するようにしてくださいね♪
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また、防犯カメラの基本知識について知りたい方は、防犯カメラの機能と選び方!をご覧ください。
防犯カメラ初心者の方に向けて書いています♪
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