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Windows10/11でスキャンできない3つの原因と解決策まとめ

Windows10/Windows11にアップグレードをしたら、トラブルがあったという噂を耳にしたことがある方も多いでしょう。

中には、アップグレードしたことによって、スキャンができなくなったという方もいます。

「スキャンしたデータをファイルに保存できない!」
「スキャンができるようにするにはどうすればいい?」

と困っている方もいるはず。

 

そこで、どうしてWindows10/Windows11にアップグレードするとスキャンができなくなったのか、その原因と解決策等をお話ししていきましょう。

これを読めば、すぐにでもスキャンができますよ!

ぜひ読み進めてくださいね。

 

Windows10/11でスキャンできない主な4つの原因

Windows10/Windows11にアップグレード後、スキャンしたデータをフォルダに送ることができないといった場合、原因としては4つが考えられます。

それぞれについて解説していきましょう。

 

1. 複合機のファームウェアがWindows10に対応してない

Windows10でスキャン機能を利用するためには、複合機・コピー機がWindows10に対応している必要があります。

 

今まで使用していて問題がなかったとしても、複合機・コピー機がWindows10に対応していなければ、パソコンをアップグレードさせてしまうと、フォルダに保存することができません。

スキャンデータをパソコンのフォルダへ保存するためには、複合機・コピー機のファームウェアのアップグレードが必要になるので覚えておきましょう。

 

2. アップデートでパスワード保護共有が有効になっている

パソコンをWindows10にアップグレードしたことによって、パスワード保護共有が有効になってしまっている可能性も考えられます。

 

パソコンを起動したときに、パスワードを入力しましたか?

もし入力していない場合は、Windowsのログインユーザー設定を行うか、パスワード保護共有機能を無効にする必要があります。

 

3. ログインユーザー名・パスワードを変更した

アップグレードしたときにログインユーザー名やパスワードを変更した場合は、スキャンデータをファイルへ送信することができません。

変更した場合は、複合機側でもユーザー情報の変更が必要になるので覚えておきましょう。

 

リコーの複合機の場合は、複合機のディスプレイにあるシステム初期設定の管理者用設定より行うことができます。

 

4.ファイルとプリンターの共有が切れている

アップデートを行ったことで、ファイルとプリンターの共有が無効になってしまっている可能性があります。

こちらが無効になっていると、ファイルに入れたデータをスキャンすることができなくなってしまいます。

 

Windows10でスキャンできない時に試してほしい5つの解決策

Windows10にアップグレード後、もしくはWindows10搭載のパソコンに切り替えてスキャンが使用できないときは、これからご紹介する5つのポイントを実行してみましょう。

 

1. 「ネットワーク検索」を有効にする

パソコンのネットワーク検索が有効になっていますか?

ネットワーク検索が無効になっていると、複合機が認識することができないので確認しましょう。

確認方法は、次の流れを参考にしてくださいね。

 

Windows10の場合
  1. Windowsのスタートボタンを開く
  2. 設定を選択
  3. 「ネットワークとインターネット」を選択
  4. 「ネットワークと共有センター」を選択
  5. 共有の詳細設定の変更を選択
  6. 「ネットワーク探索を有効」にするに印を付ける

 

Windows11の場合
  1. スタートから設定をクリック
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリック
  3. 選択肢の中から「ダイヤルアップ」を選択
  4. ネットワークと共有センターをクリック
  5. 新しく開いたページの左のバーから「共有詳細設定の変更」をクリック
  6. ゲストまたはパブリックの矢印をクリック
  7. 「ネットワーク探索を有効にする」にチェック

 

もし、すでに有効になっている場合は、他の2つのポイントを試してみましょう。

 

2. 「SMB1.0」を有効化する

複合機とパソコンによって、SMB1.0という機能でデータの送受信を行っていることがあります。

そのため、SMB1.0が無効になっていると、複合機とのやり取りができないので次のような流れで確認が必要です。

 

Windows10の場合
  1. コントロールパネルを開く
  2. プログラムのアインストールをクリック
  3. 「Windowsの機能を有効化または無効化」を選択
  4. 「SMB1.0/CIFS File Sharing Suport」の+をクリック
  5. 「B 1.0/CIFSのClient Server 自動削除」に3行すべてチェックを入れる
  6. OKをクリック
  7. 設定完了後はPCを再起動する

 

Windows11の場合
  1. スタートから設定をクリック
  2. 「アプリ」内の項目のからオプション機能をクリック
  3. 「Windowsのその他の機能」をクリック
  4. 「Windowsの機能」が別ウインドウで開くので、そこから「SMB1.0/CFSファイル共有のサポート」にチェックを入れる
  5. 「OK」を押して完了

 

Windows10/11ではSMB1.0の設定が無効になっていることもあり、これが原因でスキャンができないという声も多くあります。

 

3. プライベートネットワークの設定を確認する

次のような流れで、プライベートネットワークの設定を確認してください。

 

Windows10の場合
  1. Windowsのスタートボタンを開く
  2. 設定を選択
  3. ネットワークとインターネットを選択
  4. 左のバーから「状態」をクリック
  5. プロパティを押して、ネットワークプロファイルの確認をする
  6. プライベートになっていなかったら、プライベートにチェックを入れる

 

Windows11の場合
  1. スタートから設定をクリック
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリック
  3. 右上のある「プロパティ」をクリック
  4. Wi-Fi設定の場合は、「Wi-Fi」をクリックし、その中のプロパティをクリック
  5. 有線の場合は「イーサネット」をクリックすることですぐプロパティが開く
  6. プロパティの中のネットワークプロファイルを確認
  7. パブリックにチェックが入っていたら、プライベートにチェックを入れ直す

 

ネットワーク設定では、パブリックネットワークが外部からの通信を遮断、プライベートネットワークが外部の通信も受けるといった設定になります。

ネットワーク設定がプライベートではなくパブリックの場合、複合機からの送信を遮断してしまい、スキャンデータがファイルに送信できないということもあるので、注目しておきましょう!

 

4. 複合機・コピー機の設定を確認する

複合機・コピー機の設定の確認もしておきましょう。

「Windows10でスキャンできない主な3つの原因」でもご紹介したように、パソコンのパスワードやパスを変更した場合、複合機・コピー機の設定も変更しなければ、ファイルに送信することができません。

「パソコンのパスワード・パス変更=複合機の設定の変更」を徹底しましょう!

 

5.ファイルとプリンターの共有を有効にする

共有ができているか確認し、無効になっていたら有効にしてみましょう。

 

Windows10の場合
  1. スタートから設定をクリック
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリック
  3. 左のバーからイーサネットを選択
  4. 「共有の詳細オプションを変更する」をクリック
  5. ゲストまたはパブリックの矢印をクリック
  6. 「ファイルとプリンターの共有を有効にする」にチェックを入れる

 

Windows11の場合
  1. スタートから設定をクリック
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリック
  3. 選択肢の中から「ダイヤルアップ」を選択
  4. ネットワークと共有センターをクリック
  5. 新しく開いたウインドウの左のバーから「共有詳細設定の変更」をクリック
  6. ゲストまたはパブリックの矢印をクリック
  7. 「ファイルとプリンターの共有を有効にする」にチェックを入れる

 

オフィ助ふきだし
文字を入力スキャンができない場合は、この5つの方法を試してみてください!

 

フォルダの共有が有効になっているかもチェック!

複合機から送信されたスキャンデータをパソコンへ保存するときには、保存先のフォルダの共有化が必須になります。

なかなか改善しないといった場合、保存したいフォルダが共有になっていて、フォルダ内のファイルの変更・読取りが可能かどうかも確認してみましょう。

また、共有かどうか確認する流れや新しく保存先フォルダを作成する流れは、以下のようになるので参考にしてくださいね。

 

  1. スキャンデータを保存するフォルダを作成する
  2. フォルダを右クリックして「プロパティ」を選択する
  3. 「詳細な共有」をクリック
  4. 「このフォルダを共有する」にチェックを入れる
  5. フォルダ名をつける場合はフォルダ名の所に記入する
  6. アクセス許可ボタンをクリック
  7. 「グループ名またはユーザー名」で「Everyone」の選択を確認
  8. 画面下のアクセス許可項目で「フルコントロール」にチェックを入れる
  9. 「変更・読み取り」にチェックが入り完了

 

この流れはWindows10もWindows11も同じです。

新しくフォルダを作成した場合は、そのフォルダにスキャンデータを保存するよう、複合機でも保存先フォルダの設定が必要です。

また、共有先を指定する場合の設定は以下になります。

 

  1. グループ名またはユーザー名からEveryoneを削除する
  2. 削除するとポップアップで「新しいフォルダーのアクセス許可」と出てくるので、「追加」を押す
  3. 「選択するオブジェクト名を入力してください」の欄にユーザー名(設定の左上にでる名前)を入力し名前の確認を押す
  4. 名前の表示が変わるので、確認して「OK」を押す
  5. 共有アクセス許可の部分に記入したユーザー名が出るので、確認する
  6. アクセス許可を設定し、「OK」を押す

 

【画像付き】パスワード保護設定を無効にする方法

Windows10にアップデートした際にスキャンが使えなくなった場合は、以下の手順を確認しましょう。

 

➀右下のネットワークを右クリック

 

➁ネットワークと共有センターを開く

 

➂真ん中にある「ネットワークと共有センター」をクリック

 

 

➃左側の「共有の詳細設定の変更」をクリック

 

➄1番下にあるすべてのネットワークの矢印を押す

 

➅「パスワード保護の共有を無効にする」を選択する

 

➆「変更の保存」を押す

 

 

Windows11の場合
  1. スタートから設定をクリック
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリック
  3. 選択肢の中から「ダイヤルアップ」を選択
  4. ネットワークと共有センターをクリック
  5. 新しく開いたウインドウの左のバーから「共有詳細設定の変更」をクリック
  6. 「すべてのネットワーク」の矢印を開く
  7. その中にある「パスワードの保護共有を有効にする」にチェック

 

 

以上の設定を行って頂ければ、スキャンが使えるようになる可能性大です!

一度確認してみて下さい♪

 

まとめ

いかがでしたか。

今回は、Windows10にアップグレード際にスキャンデータが送信できなくなる原因や、解決策についてご紹介しました。

 

ポイントとしては次の3つになります。

ここがポイント
  • 複合機がWindows10に対応しているか確認しよう
  • ネットワーク検索を有効にし、プライベートネットワークへ設定する
  • 保存先のフォルダが共有化されているか確認

 

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