プリンターや複合機の速度を上げたくて新しく導入を検討している時、速度がどのくらいなのか自分の目で確かめたいですよね。
「高速機」という表示があっても、自分にとって速いかどうかは実際の速度を見てみないと分かりません。
そこで確認してほしいのが、「imp」と「ppm」です。
これらは何を表しているのか、違いやプリンター・複合機選びのポイントを紹介します♪
プリンターや複合機の3つの印刷速度
プリンター・複合機には、速度の表現が3つあります。
どのような違いがあり、何を表しているのか紹介します。
ウォームアップタイム
プリンター・複合機が起動する(立ち上がる)までの時間のことです。
電源がオフの状態から起動するとき、スリーブ状態から起動する際に待ち時間が発生するので、その時間がどのくらいかが分かります。
レーザーの場合はある程度機械を暖めないと正常に印刷できないので、インクジェットよりも起動までに時間がかかってしまいます。
ウォームアップタイムの目安:10秒程度
ファーストコピータイム
起動しているプリンター・複合機から1枚目が印刷されるまでの時間のことです。
スタートボタンを押してから、1枚目が出力されるまでの時間なので、ここが長いと作業効率も悪くなってしまいます。
導入前にしっかり確認しましょう。
ファーストコピータイムの目安:10~30秒
連続複写速度
A4用紙を1分間に何枚印刷できるかを表すものです。
印刷枚数が多い場合は、連続複写速度が速いものを選びましょう。
ウォームアップタイムもファーストコピータイムも重要な要素ですが、基本的にプリンター・複合機の速さというとこの「連続複写速度」を指します。
そして、連続複写速度の単位が、impとppmなのです。
次の項目で2つの違いを説明します。
速度を表す単位「imp」「ppm」とは?
Impは「image per minute」の略で、「1分間に何枚印刷できるか」を表す単位です。
例えば、1分間に15枚印刷できる場合は、15ipmと表現します。
この数値が大きいほど、処理能力が高いという証拠になります。
なお、impは国際標準化機構が決めた方法で計測した数値になります。
Ppmは、「paper per minute」の略で、「1分間に何ページ印刷できるか」を表す単位です。
表している数値の内容は同じですが、その計算方法が異なります。
Ppmはメーカーが独自で決めた条件で計測した速度を表しています。
印刷速度で複合機を決める際のポイント
「今より速度の速い複合機が欲しい」
「会社の規模が大きくなって、印刷枚数が増えた」
このような場合は、プリンター・複合機を今より速いものにするのがおすすめです。
印刷速度で決める際のポイントを見ていきましょう。
「imp」「ppm」を比較する
まずは、連続複写速度の単位であるimpとppmを比較します。
上記でも伝えたとおり、メーカーごとに速さを比較する時は、impを比較してください。
Ppmの記載しかない場合は、同じメーカー内であれば参考になります。
誇張表現も含まれている説明書に書かれている速度ではなく、仕様書に書かれている速度を確認することで、導入前の安心要素が増えます。
どこで比較できるか知っているか否かで、導入後の満足度が違います。
今使っている機器のスピードを参考にする
今使っているプリンター・複合機のスピードを、仕様書などで確認しましょう。
今のスピードで満足していないということは、現行機以上のスピードで印刷できるものを選ぶ必要があります。
どのくらいスピードを上げたらいいかは分からないと思うので、メーカーや業者の担当者と相談してください。
印刷枚数も合わせて確認する
印刷速度は、月に印刷する枚数によっても変化します。
いつも使っているコピー用紙(一般的に500枚の束)が、月にどのくらいなくなるかを確認してみてください。
以下が、使用枚数と必要な印刷速度の目安になるので、確認してください。
月間印刷枚数 | 必要な印刷速度 |
500枚未満 | 20枚/分以下 |
500~1000枚 | 20枚/分 |
1000~3000枚 | 25.6枚/分 |
3000~5000枚 | 30~35枚/分 |
5000枚 | 40枚/分 |

こちらはあくまでも目安であり、実際に必要な印刷速度はお客様の希望や状況によって異なります。
上記だけでは分からないことも多いと思うので、お気軽にオフィ助までお問い合わせください。
コピー機はもちろん、オフィス周りのことならなんでも相談に乗ります♪
プリンター・複合機選びのポイント
プリンター・複合機を選ぶ際に見る点は、速度だけではありませんよね。
他にも重要な要素がたくさんあります。
ここで今一度確認していきましょう。
機能
欲しい機能が備わっているかは重要です。
まずは、コピー・スキャン・ファクス・プリントの基本4機能です。
最近はファクスがオプション機能になっているものも多いので、ファクス機能が必ずほしい方は標準搭載しているか確認しましょう。
自動原稿送り装置の有無、無線機能の有無なども確認してください。
スマホ連携やeFaxなど、機種によって付いている機能は違います。
欲しい機能を明確にしてからの方が、導入後の後悔もないでしょう。
画質
画質はメーカーによって異なります。
デザイン業界で、印刷物の解像度やコントラストにこだわりがあるようなら、画質に定評のあるメーカーを選ぶことをおすすめします。
画質を重視するなら、富士フイルムBIさんがおすすめです。
大きさ
複合機は大きいというイメージがあると思いますが、最近は小規模オフィスや受付に置いても邪魔にならず、違和感もないコンパクトで軽量な複合機も登場しています。
どこに置きたいか、オフィスの広さはどのくらいか、という部分も加味して、プリンター・複合機の希望サイズを明確にしておきましょう。
そうすることで、あなたにピッタリな機種を絞ることができます。
サポート体制
業務用のプリンター・複合機は、導入して終わりではありません。
家庭用だと購入して終わりですが、業務用の場合は長期間使うものなのでメンテナンスが必要になります。
トラブルが起きる前に定期的にお手入れしておくことで、印刷トラブルや故障のリスクを減らすことができます。
そこで重要なのが、サポート体制の充実度です。
定期的にメンテナンスしてくれるのか、故障時は瞬時に対応してくれるか、対応エリアは?など、導入後のサポートが充実している業者を選びましょう。
このように、プリンター・複合機を選ぶポイントは速度以外にもたくさんあります。
高い買い物なので、失敗しないように慎重に選びましょう。
業務用の複合機を導入する場合は、どの業者を選ぶかも重要です。
そこでおすすめなのが、複数の人気メーカーを取り扱う当社、「オフィ助」です!!
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オフィ助では、シャープ・京セラ・富士フイルムBIなど、人気メーカーの複合機を取り扱っております。
まずはお客様の現状や希望をお伺いしてから、おすすめ複合機の見積もりを取らせていただきますので、無理な押し売りは一切いたしません。
些細なことでも質問があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください♪
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