防犯カメラを設置する際、壁に穴を開けたくない!と思う人もいるでしょう。
そこでこの記事では、なぜ穴が必要なのか、穴を開けないで防犯カメラを取付ける方法をご紹介しようと思います!
「家の見た目を悪くしたくない」
「コードが見えてるとダサい」
と思う方は、これを見て防犯カメラをスマートに設置しましょう♪
なぜ穴を開ける必要がある?
まず、なぜ防犯カメラを設置する際に穴を開ける必要があるのか、その理由を知っていきましょう。
穴をあける理由は3つあります。
- 配線が必要だから
- 高い位置に設置するため
- 電源を設置する必要があるため
詳しく見ていきましょう。
配線が必要だから
防犯カメラは屋外に設置することが多いと思います。
屋外に設置する場合、カメラとモニターを繋ぐために室内へ配線の引き込みが必要です。
その際に壁に穴を開けなければいけないのです。
高い位置に設置するため
防犯カメラは広い範囲を撮影するために高い位置に設置します。
つまり、壁や天井に設置するためにビス止めて防犯カメラを固定する必要があるため、穴を開けなければいけないのです。
電源を設置する必要があるため
防犯カメラは電源を繋がなければ機能しません。
画像元:楽天
屋外でも、上の写真のようにカメラの近くに電源をとる場所があれば電源用の穴を開ける必要はありませんが、近くにない場合は室内のコンセントを使います。
室内の電源を使うために穴を開ける必要がでてくるのです。
以上、3つの理由で穴を開ける必要があるのです。
穴を開けるのは、防犯カメラをしっかり機能させるために必要なことだと理解できたと思います。
新築を立てる際は防犯カメラの設置を見越して、最初から配線が通せるように建築しておくという方法もありますが、賃貸物件の場合は不可能ですよね…。
工事費用は変わる?
穴を開けなければその分工事費用も安くなりそうですが、どうなのでしょう。
まずは、通常の工事でかかる費用を見てみましょう。
- 配線新設(技術料込み):100,000円前後
- 配線延長工事:8,000円~
- 高所取り付け工事:10,000~20,000円
- 穴開け工事:5,000円~
(出典元:TRASCOPE)
このように、配線を新設するとなると、10万以上かかってしまいます。
さらに、設置する場所が特殊だったり配線に長さが必要な場合は、別途料金がかかります。
その中でも穴開け工事は5,000円以上かかるようなので、穴を開けない場合は少し出費費用が減ります。
5000円前後料金が変わるだけでもかかる出費が違ってきますよね。
さて、穴を開けずに防犯カメラを設置するにはどんな方法があるのでしょうか。見ていきましょう。
穴を開けないで設置する方法4つ
穴を開けないで防犯カメラを設置する方法があります。
ここでは4つの方法をご紹介します。
1.エアコンのダクト穴を使う
画像元:blue wash株式会社
エアコンの室外機を設置するための穴(ダクト穴)に配線を通す方法です。
エアコンが設置されていない場合は、キャップを外して穴に配線を通すだけなので簡単です。
しかし既にエアコンが設置されている場合は、穴のすき間をパテで埋めてあったりするので、まずそれを取り除かなければいけないため手間がかかります。
また、ダクト穴がエアコンで完全に覆われている場合、エアコンを一度取り外す必要があります。
自分でやるのは難しいので、業者に頼むようにしましょう。
2.窓とサッシの間から引き込む
画像元:理系20代の日常レポート
窓とサッシの間に配線を通す方法です。
「窓から配線したら、窓を締められなくなるのでは?」と心配する方もいるでしょう。
しかし、この時に使う配線コードは通常の丸いものではなく平たいコードです。
そのため、ちゃんと窓も閉められますし、鍵もかけられるので安心してください♪
注意点として、ケーブルが捻じれたまま窓を締めない、ケーブル日焼け防止のために外に出ているケーブルは日焼け防止チューブに通すことを忘れないようにしてください。
3.アタッチメントで固定する
画像元:理系20台の日常レポート
画像元:ITS
配管などに取り付けられるアタッチメント・クランプを使えば、天井や壁に穴を開けることなく防犯カメラを取り付けることができます。
アタッチメントも色々な種類があるので、設置場所の環境に合わせて選択肢しましょう。これなら取り付けを自分でも行えますよ♪
4.ライティングレールを使う
ライティングレールとは、天井に設置する配線器具のことを言います。
ペンダントライトなどを自由に設置することができ、おしゃれな空間を演出できます。
このライティングレールに防犯カメラを設置することで、穴を開けずにセキュリティ対策をすることができます。
天井に設置できるので景観を崩すこともありません。
ただし、ライティングレールに取り付けられる防犯カメラを選ぶか、専用のアタッチメントを使う必要があります。
配線工事のいらない防犯カメラ
今は配線工事をする必要のない防犯カメラも出ていますので、ご紹介します。
これらは穴あけが不要なので、賃貸など穴を開けられない物件で防犯カメラを取付けたい場合にもおすすめです。
では、早速見ていきましょう。
ワイヤレス
ワイヤレスなら、その名の通り無線で使えるものなので配線が不要になります。
その手軽さによってワイヤレスを選ぶ人が増えているのではないでしょうか。
しかし、有線でないため通信が不安定で、何かあった際に録画されない可能性もあります。
安定した通信が欲しい場合は有線をおすすめします。
ソーラーパネル付き
画像出典元:株式会社塚本無線
ソーラーパネル付きの防犯カメラなら、電源に繋げなくても使うことができます。
最近はソーラーパネルを別で設置できるものも出ているので、電源を引くことができない場合におススメです。
しかし天気に左右されやすく、曇りの日や雨の日は晴れの日に比べて発電量が大幅にダウンします。
また、電源配線をしないため、盗まれやすく盗まれたことに気づきにくいのが欠点です。
クラウドサービスを使う
配線が必要なのは電源だけではありません。
モニターと防犯カメラを繋げないと、当たり前ですが撮った映像を見ることはできないからです。
しかし、最近は防犯カメラの映像をクラウド上に保存できるサービスが増えています。
それを使えば、わざわざモニターを用意しなくても、ご自身のスマホで防犯カメラの映像を確認することができるのです!
さらに、万が一防犯カメラが壊されたり盗まれた場合もクラウド保存されたデータから録画映像を見ることができるので犯人を取り逃すことがなくなることでしょう。
マグネット型防犯カメラ
後ろ側がマグネットになっていて、鉄璧や金属面の壁にくっつけるだけで設置できます。
穴を開けなくていいだけでなく、いつでも取り外しが可能なのですぐに設置場所を変えることができて便利です。
しかし、このような防犯カメラは視野角が狭く映る範囲が狭かったり、ネットワーク設定が複雑だったりと購入後に困るものが多いようです。
購入の際は機能や設定方法をしっかり確認しましょう。
固定ベルト付防犯カメラ
ベルトで固定できるタイプの防犯カメラもあります。
ベルトなので誰でも簡単に取り付け取り外しが可能で、設置工事が不要です。
尚、ベルトだけでは盗難のリスクがあるため、それの上から鍵や盗難防止のグッズを取り付けた方がよさそうです。
クラウドバッテリーのカメラ
クラウドバッテリーを内蔵した防犯カメラなら、配線をせずに取り付けることができます。
定期的にバッテリーを交換する必要があることは把握しておきましょう。
穴を開けずに取り付けられるダミーカメラもある◎
ダミーカメラを取り付ける場合も、「穴を開けたくない!」という方は多いでしょう。
安心してください。
ダミーカメラも穴を開けずに取り付けられるものが販売されています。
穴を開けずに取り付けられるものは、
- 〇両面テープで貼り付け
- 〇ねじ止め
- 〇取り付け金具
などで固定することができます。
ただし、ダミーカメラは撮影機能がないのでダミーだと見破られてしまったら効果がなくなってしまいます。
ダミーカメラと見破られないための設置方法や種類についてはこちらをご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
穴を開けないで配線をする方法、配線をしないで防犯カメラを設置する方法が分かったと思います。
防犯カメラは取り付けるだけで防犯効果が期待できますが、やはり何かあった際にちゃんと機能しないとなんの意味もありません。
コストがかからないのも大切ですが、自分たちの家・会社やその中のものや人を守るために設置するものなので、そこを一番に考えた方法をとるようにしてくださいね。
オフィ助でも防犯カメラを扱っています。
防犯カメラについて聞きたい場合はお気軽にオフィ助にご連絡ください!
その他、防犯カメラの機能と選び方もご紹介しているのでぜひお読みください。
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