複合機・コピー機を検討するときに、印刷にかかる時間が気になるという方も多いでしょう。
印刷スピードが遅いと、印刷する機会が多い業種では仕事の効率が悪くなってしまいます。
そのため、
「印刷ってどの段階が一番時間がかかるの?」
「印刷スピードが早いメーカーはどこ?」
など、知りたいことも多いですよね。
そこで、複合機・コピー機の印刷に時間がかかる機能、印刷スピードが速いメーカーをご紹介します。
これを読めば、どのメーカーを選べばいいのかわかりますよ♪
複合機・コピー機の印刷速度を測るのに必要な3つの時間
1枚や2枚の印刷であれば、多少遅くても問題はないでしょう。
しかし、大量に印刷をする、接客として印刷をしなくてはいけないなどといった場合、印刷スピードが遅いと「もう嫌だ!買い換えたい!!」など、その遅さに苛立ちを感じるという方も多いです。
では、印刷にはいったいどこに時間がかかるのか、まずは解説していきます。
1. ファーストコピータイム
ファーストコピータイムとは、最初の1枚が印刷されるまでの時間を言います。
複合機・コピー機の電源が入っている状態で印刷をかけ、最初の1枚が出力されるまでの時間なので、比較的早く印刷されるという印象が強いのではないでしょうか。
印刷枚数が少ない方はファーストコピータイムを重要視して、メーカーや機種を選ぶのがおすすめです。
2. ウォームアップタイム
ウォームアップとは、複合機・コピー機がスリープ状態から復帰して印刷されるまでの時間を言います。
事務所などでは、電源は入っていても常に印刷しているわけではないので、スリープ状態であることがほとんどでしょう。
このウォームアップから印刷されるまでの時間が長いと一番感じるのではないでしょうか。
この時間が、本当の印刷時間と判断してもいいですね。
ファーストコピータイムと連続複写速度のどちらを重要視しても、ウォームアップタイムが遅いと印刷にかかる時間が長く感じることがあります。
3. 連続複写速度
連続複写速度とは、1分間に何枚印刷が可能かを表しています。
モノクロとカラーでは、1分間にコピーできる速度は異なることが多いです。
目安としては、1分間に20枚以上の印刷ができれば、印刷速度に関したストレスは軽減されるといわれているので目安にしてみましょう。
一度に印刷する数が多いという場合は、連続複写速度を重要視するといいですね♪
印刷時間と連続複写速度で考慮する
ここまでお話しした印刷時間ですが、複数枚印刷することを想定した上で私たちが感じることの多い印刷時間は、
- ウォームアップタイム+連続複写速度
- ファーストコピータイム+連続複写速度
以上の2種類になります。
複合機・コピー機には、ファーストコピータイムが早い機種もあれば、連続複写速度が速い機種もあります。
機種によってそれぞれ異なるので、自分が何を重視して印刷をしたいか考えるといいですね。
どれを選べばいい?印刷速度の目安について
「この機種は1分間に何枚印刷できるよ!」といわれても、どの印刷枚数のコピー機・複合機が自分の会社に合っているのかいまいち分からないですよね。
そんな人のために、印刷枚数と印刷速度の目安についてお話します。
おすすめの印刷速度は、月に印刷する枚数(月間印刷枚数)によって変化します。
月間印刷枚数は、普段使っているコピー用紙の束(通常500枚入り)が月にどのくらいなくなるかを基準にすると把握しやすいのでおススメです。
それではここで、月間枚数に対するおススメの印刷速度の目安をご紹介します。
月間印刷枚数 | 印刷速度 |
500枚以上 | 20枚/分 |
1000~3000枚 | 25,6枚/分 |
3000~5000枚 | 30~35,6枚/分 |
5000枚以上 | 40枚/分以上 |
上の表を目安に、自分に合ったコピー機・複合機を見つけましょう!
もし上の表だけでは分からない場合は、業者に相談してみるのもおススメです♪
オフィ助でも印刷速度の相談に乗りますので、お気軽にご連絡くださいね。
印刷速度重視ならモノクロプリンターがおすすめ
普段カラー印刷をせず、印刷速度を重視したいのであればモノクロプリンターがおすすめです。
モノクロ印刷はカラー印刷よりも1秒~1.5秒ほど印刷速度が速くなります。
さらにモノクロプリンターにすれば、本体価格やランニングコストも抑えることができます。
一番早いのはどこ?複合機・コピー機の印刷速度を8社で比較
ここからは、複合機・コピー機の印刷速度について各メーカーの印刷所要時間など解説していきましょう。
複合機・コピー機を選ぶ検討要素にしてくださいね。
代表的なメーカー8社の印刷速度について、次の表にまとめたので参考にしてください。
メーカー | 機種 | ファーストコピータイム(カラー/モノクロ) | ウォームアップタイム(主電源が入っている場合) | 連続複写速度(カラー/モノクロ)A4/B5 |
---|---|---|---|---|
Canon(キャノン) | iR-ADVC3730F | 8.2秒/5.9秒 | 高速起動オン:10秒 高速起動オフ:30秒 リカバリータイム:10秒以下 | 22枚/分 |
富士フイルムBI※ | ApeosC3570 | 6.7秒/4.9秒 | 組み込みプラグイン有効時:30秒以下 無効時:24秒以下 | 35枚/分 |
Ricoh(リコー) | IM C3000 | 6.9秒/4.5秒 | 21秒 スリープ復帰:6.7秒 | 30枚/分 |
Epson(エプソン) | EP-982A3 | 約61秒(A4写真用紙) 約13秒(L判写真用紙) | ― | 1~99枚/分 |
Brother(ブラザー) | MFC-L9570CDW | 15秒 | 34秒 スリープ:31秒 | 31枚/分 |
Sharp(シャープ) | MX-2650FN | 6.7秒/4.7秒 | 10秒 | 26枚/分 |
京セラ | TASKalfa 3253ci | 7.0秒/5.3秒 | 18秒以下 | 32枚/分 |
Muratec(ムラテック) | MFX-C7360 | 6.1秒以下/4.6秒以下 | 13秒以内/12秒以内 | 36枚/分 |
※富士フイルムビジネスイノベーションの略。富士ゼックスの現社名
連続複写速度は、各社30秒台のメーカーが多い中、エプソンは100枚と驚異の速さを示していますね。
ファーストコピータイムは、ブラザーが遅いものの、5秒~8秒程度と比較的各社均衡がとれているといえます。
しかし、肝心のウォームアップタイムに関しては、各メーカーが持つ機能などによってばらつきが見られますね。
オフィ助ではシャープ・京セラ・富士フイルムBIの複合機を取り扱っているので、紹介している機種が気になればお気軽にお問合せください♪
その他の機種もお客様のご要望に合わせてご紹介させていただきます。
【利用傾向別】印刷速度が早いおすすめメーカー一覧
後悔しない複合機・コピー機を選ぶには、利用傾向や各メーカーの特徴も合わせて検討してみましょう。
上記でお話しした各メーカーの印刷スピードをもとに、おすすめメーカーを抜粋しました。
利用傾向 | おすすめメーカー |
---|---|
モノクロ印刷のみ利用 | ムラテック |
何が何でも印刷スピード重視 | エプソン |
大量ではないが、まとめて印刷することが多い | ブラザー |
節約したい、いろいろな機能が欲しい | キャノン/京セラ |
大量印刷が多い | エプソン |
印刷枚数が少なめ | 富士フイルムBI/リコー |
スリープ状態から利用することが多い | シャープ/京セラ/キャノン |
印刷頻度も少ないのに、エプソンのように連続複写速度が速いものを選んでも全く意味がありません。
その分余計な費用がかかってしまい、途中で買い替える羽目になるでしょう。
自分の利用傾向に応じて適切な複合機・コピー機を選ぶことで、価格と印刷スピードの両方の均衡がとれますよ。
まとめ
いかがでしたか。
ここまで、複合機・コピー機の各メーカーの印刷スピードや、印刷にかかる時間の種類などをご紹介しました。
今回の重要なポイントは次の4つになります。
- 月にどれだけ印刷するかを考え、必要スピードを検討しよう
- 印刷枚数が少ない場合、ファーストコピータイムを重要視しよう
- スリープ状態から利用することが多い場合は、ウォームアップタイムが早いものを選ぼう
- とにかく大量印刷が多いという場合は、連続複写速度が速い機種がおすすめ!
複合機・コピー機は、各メーカーによって印刷スピードが異なります。この記事を参考に、どんな複合機・コピー機が適切なのか検討してみましょう。
とはいえ、複合機・コピー機には印刷スピードだけではなく、機能やコスト面も重要です。
オフィ助では、印刷スピードはもちろん希望する機能や、どんな機種がおすすめか、あなたのスタイルに合わせて提案することができます!
考えこむよりもプロに任せた方が、最適な複合機・コピー機が見つかるかも知れませんよ!
気軽にオフィ助にご相談くださいね♪
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