コロナ感染拡大の混乱に乗じて、ウソの情報が拡散され振り回されている今日この頃。
ネット上でもコロナに便乗した詐欺やウイルス感染手口が出没しているようです。
世の中の混乱を逆手に取った悪質な詐欺に引っかからないように、増えている手口と対策方法を知っておきましょう!
【ネット詐欺】手口5つ!
学校の閉鎖や外出自粛により、インターネットを使用する数や頻度が増えています。
その影響でコロナ関連の悪質な手口が広まり始めています。
一体どのような手口があるのでしょうか。早速見ていきましょう。
給付金関連メール・偽サイト
最近増えているのが、給付金関連の詐欺メール・サイトです。
出典元:TIME&SPACE
まだ給付金申請書が来ていない家庭もあるのでしょうか。
その場合、「給付金に関するお知らせは、郵送で届くものが本物」と覚えておいてください。
メールや電話で来るものは全て偽物です。
上記のようなメールに添付されたURLをクリックすると、当選詐欺のページに飛んだり、個人情報を盗まれる恐れがあります。
また、日本の公的機関や企業などの偽サイトが多数確認されたとして、内閣サイバーセキュリティセンターが注意を呼び掛けています。
出典元:KOBEjanal
閲覧することで個人情報を向き取られる恐れがあるので注意が必要です。
見た目は本物にそっくりで見分けがつきませんが、ドメインの末尾が「.tk」「.ga」「.nl」などの海外で使われるものになっています。
既に1000個以上の偽サイトが見つかっており、いつそれらを閲覧してしまうか分かりません。
企業や公的機関のサイトを閲覧する際は、ドメインの末尾を確認するようにしましょう。
マスク送付メール
「マスクを無料で送付します。確認お願いします。」というような内容でURL付きのメールが送られてきたら、絶対にURLをクリックしないでください。
クリックした瞬間、ウイルス感染して個人情報を奪われてしまいます。
また、最新のマスクについての広告メールも要注意。
メールには販売ページのリンクが張ってあり、そのサイトで購入の際にクレジットカード情報を求められます。
しかし、購入したにも関わらず商品が届かなかったり、書いてある品質と異なるなど詐欺である可能性が非常に高いです。
政府機関などのなりすましメール
厚生労働省やWHO、LINE調査を装ったメールもしっかり内容を確認してください。
無闇に張り付けられているURLやファイルを開かないことです。
LINEに関してはちゃんと公式のものか、クレジットカード情報など、コロナに関係のない情報入力欄がないか確認してから入力するようにしましょう。
コロナ関連サイト
先程話した偽のマスク販売サイトもそうですが、他にも注意すべきサイトが存在します。
偽ホームページを作ってターゲットの会社になりすまし、そこで通常よりも安い価格でターゲット会社の商品を売るのです。
たちが悪いのが、本物のホームページ上の画像やロゴを使ってサイトを構築しているため、見た目ではすぐに判別がつかないことです。
その場合は、住所や電話番号を調べてみましょう。関係ないものを使っている場合はそっちが偽物です。
感染マップ
感染マップとは、今コロナウイルスが世界中にどのくらい広まっているかがほぼリアルタイムで分かるものです。
ジョンズ・ホプキンス大学の研究チームが開発した信頼性の高いものだが、このマップの偽物が出回っているようです。
そのマップにはウイルスが含まれており、マップをダウンロードするとウイルスに感染し、個人情報を抜き取られてしまいます。
URLをしっかり確認し、怪しいサイトはクリックしないようにしましょう。
コロナ関連アプリ
コロナ関連のアプリをインストールさせることでマルウェアをダウンロードさせる悪質な手口もあります。
「コロナの感染から守る」などの謳い文句で誘い、アプリをダウンロードさせるのが目的です。
絶対に騙されないでくださいね!
テレワーク急増で狙われる可能性も増加!
コロナウイルス感染の拡大により、多くの企業がテレワークを行っています。
このテレワークはコロナウイルスの感染防止には役立ちますが、セキュリティがしっかりしていないとインターネットウイルスには感染しやすくなってしまいます。
テレワーク中に引っかかる可能性の高い手口をご紹介します。
テレビ会議への招待メール
テレワーク中は社員が会えないため、会議はweb上で行われることが多いでしょう。
テレビ会議やweb会議に参加する場合、大抵は招待メールが送られます。
その招待メールに見せかけて攻撃してくるのです。
そのメールにあるボタンをクリックすると別のウェブページに飛び、情報を盗まれるようです。
そのようなメールには、「すでに始まっています」「あなたの参加を待っています」など、ターゲットを焦らせるような文章が記載されているので、要注意です!
弱体化したVPNやフリーWi-Fiの使用
VPNはインターネット上でも大切な情報を守り、安全を確保するものですが、最新のものでないと不安が残ります。
フリーWi-Fiも、誰でも使用できるためサイバー攻撃を受けやすいです。
安全な回線を使用することは、情報や自分自身を守ることに繋がります。
上司のなりすましメール
「コロナウイルスに関する調査」という内容のメールを、上司や同僚になりすまして送ってくる例もあります。
メールの中のリンクを開くと、アンケート回答画面に飛びます。
それが実はフィッシング詐欺(送信者を偽装し、個人情報を抜き出す詐欺)だった。ということもあるので、くれぐれも注意しましょう。
【電話/訪問詐欺】詐欺師の言い回し
ネットだけではなく、電話や訪問でも詐欺が横行しています。
詐欺師の言い回しを知っておくことで、すぐに詐欺だと気付けるようにしましょう!
★電話:「新型コロナ対策として、マスクと助成金の給付があります。助成金の受取は口座登録が必要です。」
★電話:「費用は出すから、コロナの検査を受けるように」といわれ、個人情報を聞き出されそうになった
★電話:存在しない給付金センターの職員を名乗る男から電話。名前や口座番号を聞かれ、「2万円振り込んでもらえれば給付金の振り込みが一週間早くなる」と言われた。
★訪問:「コロナウイルスの拡大で金の相場が上がります。今申し込めば、高騰する前の価格で金を買う枠が当たるかもしれないから、申し込んだ方がいいです。」
★訪問:「コロナウイルスが水道管についているので除去します。やらないと周りに迷惑がかかりますよ」などと脅して、除去後高額な請求をされた
このような攻撃者は、他にも様々な内容で個人情報やお金を取ろうとしてきます。
金に関しては、法外な手数料を請求されたり、申し込んで購入したのに金が手に入らないという詐欺の被害にあってしまうようです。
不審な電話がかかってきても、毅然とした態度で対応し、耳を貸さないようにしましょう。
手口に引っかからないために
これまでご紹介してきたように、詐欺の手口はネットから電話、訪問まで様々です。
一番引っかかりやすいのはネット上のものですが、コロナに関してウソの情報が飛び交っている現状では、簡単なものに引っかかってもおかしくありません。
後悔しないためにも、対策を知っておきましょう!
メールのURLや添付ファイルは無闇に開かない
習慣としてメールを開いている人は、何も考えず開いてしまいがちです。
少しでも不審な点があるメールには手を付けないようにしましょう。
また、上司や同僚からのメールが不振だった場合は、それに返信するのではなく直接か電話で確認しましょう。
サイトのドメイン名に注意
どうやら、怪しいサイトのドメイン名には「corona」「coronavirus」というキーワードが入っているようです。
サイトを開く前にドメインを確認し、ちゃんとしたページか調べてくださいね。
最新のVPN、Wi-Fiを使う
古いものを使っている場合はこの機会に新しいものに変えましょう。
また、アップデートを行わないとセキュリティシステムに穴が出来てしまうため、こまめにアップデートする必要があります。
アップデートしないと大切な情報を盗まれる!という危機感を持って行動してください。
不審な電話や訪問販売は無視する
詐欺師は言葉が上手いため、根拠があるようなことを言ってお金を巻き上げます。
そのため、話を聞かないことが一番です。
知らない番号からの電話は、一度調べてから判断するようにしてください。
まとめ
このような詐欺やサイバー攻撃は、インフルエンザや台風など、災害と共に増加するようです。
今も、みんなの不安な気持ちに漬け込もうと攻撃者は新しい攻撃方法を模索しているでしょう。
コロナは怖いですが、自分がやるべきこと、信用できる情報にだけ目を向け、情報に振り回されないようにしましょう!
VPNを新しくする際は、オフィ助にご相談いただければ幸いです。
お客様をしっかりサポートし、不安を解消致します♪
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