コピー機・複合機を使い続けるうちにやらないといけないのはトナー交換です。
カラーコピーだけじゃなくモノクロ印刷でもトナーを使うので、交換方法は知っておきましょう!
交換方法や交換時期を見ていこうと思います。
トナー交換の簡単なやり方
➀「トナーがない」というお知らせを画面やランプで確認する
➁トナーがこぼれて床を汚さないよう、いらない紙を床に敷く
➂トナーカバーを開ける(機種により場所が異なる)
➃空になったトナーを傾けないよう平行に取り出す(つまみがある場合指を引っかけて取り出す)
➄新しいトナーを開封し、蓋が閉じていることを確認してから上下左右に軽く10回程振る
➅必要であればシールや蓋を剥がし、平行に入れる
➆カチッと音が鳴るまで差し込み、蓋を閉める
➇エラーなどが表示されていないかを確認する
このように、トナー交換は簡単に行うことができます。
皆さんも、トナー交換表示に気づいたらやってみてくださいね。
トナー交換の注意点
では、トナー交換の注意点をお伝えしていきます。
交換する前に必ず把握しておいてくださいね!
残量を確認する
上でも少し触れましたが、トナーの残量が少ない色があると、画面に「トナー残量が少ないです」などと表示されたり、ランプが点滅するのですぐに分かります。
しかし、なくなる前にトナーの残量を確認しておくことで、なくなりそうな色をストックしておくことができるので、定期的に確認するのをおススメします。
ココでは、シャープ・canon(キヤノン)・富士フイルムBI・京セラの確認方法をご紹介します。
【シャープ】
➀液晶のホーム画面から「コピー」を選択
➁右下にトナー残量がイラストで表示される
【canon(キヤノン)】
➀「情報確認/中止」ボタンを押す
➁表示された画面内にある「消耗品/その他」のタブを押す
➂右下にトナー残量が数字とイラストで表示される
【富士フイルムBI】
➀パネルを開き、「機会確認」のボタンを押す
➁「消耗品確認」のタブを押す
➂表示された画面から、トナー残量を確認
【京セラ】
➀パネルのメニューから「トナー」を選択する
➁トナー状況からトナー残量を確認
確認方法は機種によっても変わるので、ご自身が使っている機種で調べてみてください。
交換時期を知る
ドラム交換時期は、画面などに警告メッセージが表示されてからだと思う人が多いですが、実はメッセージ表示後も使い続けることができるのです。
といっても残量は少ないので、残りのトナーを無駄にしたくない場合は、自分が使っている機種でトナー残量が少なくなってから何枚印刷できるかを確認しておきましょう。
また、トナーを交換するタイミングとしては、印刷用紙に帯状の白線が現れるようになった時です。
残量センサーが付いていない機種の場合は、これを目安に交換してください。
保管場所に注意!子供の手の届かない所へ
トナーは、子供の手が届く場所に置かないようにくれぐれも注意してください。
万が一誤飲してしまった場合は、直ちにお医者さんに診せに行きましょう。
また、トナーは日当たりのいい場所や火気のある場所に保管しないようにしてください。
引火してしまい、火事ややけどの原因になります。
日陰で斜めにならない場所で保管しましょう。
電源はいれたまま行う
トナー交換時は複合機の電源を切る必要はありません。
むしろ、電源を付けたまま行うことでトナー交換が正常に完了したか、エラーはないか教えてくれます。
新しいトナーは直前に開封する
トナーは湿気に弱く、開封してから時間が経ってしまうとトナーの粉が固まって寿命が短くなってしまいます。
そのため、交換直前に開封するのが望ましいのです。
ちなみに、トナーの使用期限は未開封で2年程です。
使用期限が過ぎてしまった場合でも、未開封で1年以内であれば使う可能性は高いです。
しかし、故障などのリスクを減らしたい方は業者に買い取ってもらう方法もあります。
買取りの場合は未開封かつ箱に入っており状態が良くなければいけないので、確認してみてください。
廃棄やリサイクルする手もあります。
印刷機能を使っている最中に交換しない
印刷途中でトナー交換を始めてしまうと、故障のリスクが高まります。
トナー交換前に行っている動作はないか必ず確認してください!
メーカー別トナーの廃棄方法
交換した古いトナーの廃棄方法も知っておいた方がいいでしょう。
メーカーでは無料回収を行っているので、各メーカーの回収方法をご紹介します。
シャープ
【回収前の準備】
➀空のカートリッジを新しいカートリッジの箱が入っていたビニール袋にいれる
➁液が漏れないように、ビニール袋の口をテープなどでしっかり閉じる
➂保管していた箱か新しいカートリッジが入っていた箱に空のカートリッジを入れる
➃箱の入り口をガムテープなどでしっかり止める
➄複数個まとめて回収の場合は、箱をまとめてガムテープで止める
➅梱包が終わったら、フリーダイヤルに電話する
フリーダイヤル:0800-800-2259 (24時間受付可能)
京セラ
こちらもシャープと同じように液が漏れないようしっかり口を閉じ、新しいカートリッジが入っていた箱に再梱包を行ってから、最寄りのサービス事業やメンテナンス販売店などに問い合わせてください。
お申し込みフォームやFAXでもお問い合わせ可能です。
富士フイルムBI
回収時はしっかりと梱包を行い、なるべくまとまった本数での回収依頼をしてください。
複数本数の場合はガムテープで固定するのを忘れないようにしましょう。
また、回収前に箱に記載された使用済みチェック欄に「×」を記入してください。
16時までに連絡すれば、翌営業日の回収が可能なようです。
富士フイルムBIでは電話での問い合わせはできないので要注意です。
リコー
リコーの回収方法は
➀新しいカートリッジの配送+回収
➁回収のみ
の二種類があります。
こちらも液がこぼれないようしっかり梱包を行い、トナーカートリッジを購入した販売店・販売会社にお問い合わせください。
量販店で購入したり、販売店・販売会社が不明な場合は、下記の回収センターにお問い合わせください。
0120-05-3958 月~金 9:00~17:00(祝日と平日の12:00~13:00を除く)
キヤノン
キヤノンも他と同じようにしっかり梱包を行い、担当のサービス店や購入した販売店に落ち合わせ下さい。
トナー容器の多い方には、「集合回収専用箱」というものを用意しているそうです。
この箱に使用済みトナー容器を入れ、箱がいっぱいになったらキヤノンオペレーションセンターに返送するだけでいいので、回収依頼頻度が下がって楽です。
注意点として、メーカーで回収できるトナーはそのメーカーが取り扱っている正規品のみです。
互換トナーなどは回収してくれないので注意が必要です。
そのほかの廃棄方法
メーカー回収以外にも、廃棄方法はあります。
量販店の回収ボックス
量販店の入り口や販売コーナーに、トナー・インクカートリッジの回収ボックスが設置されていることがあります。
使用済みカートリッジを投函するだけなので、余計な料金や手間がかからないのがメリットです。
お近くの量販店に回収ボックスがあるか確認しておきましょう。
トナー回収業者に依頼
トナー回収業者のホームページから問い合わせを行えば、使用済みトナーを回収してくれます。
トナー回収のみ行う場合と、新しいトナーを配送する時に使用済みトナーを回収してくれる場合があるので、どちらが可能か聞いてみてください。
不用品回収業者に回収してもらう
不用品回収業者は、トナーだけでなく家具・家電など大型のものも回収してくれるため、複合機を一緒に廃棄したい場合などは不用品回収業者に依頼するといいでしょう。
ただし、回収費用がかかるのでそれだけ念頭に置いておいてください。
回収費用は、人件費+車両費+処分費用の合計なので、大きいものほど料金が高くなります。
ベルマーク運動
ベルマーク財団では、ベルマーク運動の一環としてトナー回収を行っているようです。
ベルマーク財団に専用回収ボックスを送ってもらい、箱がいっぱいになったら回収センターに回収依頼を行ってください。
産業廃棄物といて廃棄する
会社や工場から出るゴミは、「産業廃棄物」になります。
正規品以外のトナーカートリッジは回収ボックスやメーカーの回収には出せないため、産業廃棄物として廃棄しましょう。
ただし、全ての回収業者が回収をOKしてくれるわけではありません。
事前にトナーの回収はできるか確認しておきましょう。
まとめ
トナーの交換方法・交換時期・廃棄方法をご紹介しました。
コピー機・複合機を使っている以上、必ず必要な知識になるので、しっかり覚えておいてくださいね。
やり方を忘れた際は、ぜひこのページを参考にしてください♪
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