仕事のやる気が出ない時ってありますよね…。
仕事に行かなければならない、やらなければいけない仕事があるのにモチベーションが上がらない。
今回は、やる気が出ない原因と年代別の対処法をご紹介していきます。
多くの人がやる気が出ないと感じたことがある!
やる気が出ない時、「やる気がない人は自分だけなのかな?こんな風に思うのはおかしいのかな?」と不安に思いますよね。
しかし、そんなことはありません。
下のグラフは、webマガジン「noel」が男女200人に「なにもやる気が起きない時はある?」という質問のアンケート結果です。
グラフを見て分かるように、約9割の人が「やる気が起きない時がある」と答えています。
また、2017年に行われた米ギャラップの「熱意ある社員」の割合調査では、日本は調査を実施した139ヵ国中132位という結果だったそうです。
日本で熱意のある社員の割合は6%で、ほとんどの人が熱意を持って働けていないことが分かります。
これは社員の問題というより、日本の会社の組織体制や上司の在り方に問題があることが多く、会社全体が変わらないと意味がないそうです。
このように、やる気が出ない時は仕事をしていたら普通にあることです。
人間はロボットとは違うので誰しも浮き沈みがあります。
やる気が起きない時があるからといって「自分はダメな人間だ」と自分を否定しないようにしましょう!
やる気が出ない原因を突き止めよう
では、やる気が出ない原因をはっきりさせましょう。
原因が分かるとそれだけでスッキリしますし、その原因を取り除けば自然とやる気が沸いてくるかもしれません。
20代で多い原因
将来のビジョンなく働いている
心からやりたいことが見つからず、将来の目標がないまま就職してしまう若者は今の時代は特に多いです。
そのため、将来に向けて身に付けたいスキルなどがなく、「給料をもらうために働いている」という状態になりやる気がなくなってしまうのです。
待遇に不満がある
給料や福利厚生に不満がある場合、入社前と後で思っていた待遇と相違があった場合など、会社に対して不信感や不満があると仕事にも影響が出てきます。
特に給料面は重要です。
なかなか昇給しない、安い給料のままだと、仕事を一生懸命やる理由が少なくなりモチベーションの減少に繋がります。
寝不足
携帯ゲームや動画視聴を遅くまでして寝不足状態が続いていませんか?
寝る前に携帯を見ると眠りが浅くなって質のいい睡眠ができません。
睡眠は日中の活動に強く関係してくるので、疎かにしないように!
仕事と家の往復で時間が過ぎている
20代というまだまだ楽しいことが盛りだくさんの時に、仕事場と家の往復は刺激がなくて孤独を感じますよね。
20代といっても既に家庭を持っていたらまた違うと思いますが、独身の場合は日常が楽しくないと感じてしまうでしょう。
特に趣味がない場合は尚更、刺激のない毎日になってしまいます。
向いていない仕事をしている
「この仕事は自分に向いていないな」と思いながら働いていませんか?
向いていないと自覚しているということは、今の仕事に対する自信がないということです。
自信がないまま働いても、チャレンジしようという気力も沸いてこないので仕事のやる気がなくなってしまいます。
まずは今の仕事に自信をもって取り組めるようになることを目標にしてみましょう。
30代で多い原因
仕事に慣れてきた
20代は分からないことだらけなので失敗して怒られながらも、ガムシャラに働くため仕事に全力を尽くすことができます。
しかし、30代になるとある程度仕事がこなせるようになり、全力でなくても仕事を終わらせることができます。
仕事に慣れて失敗が減ることは素晴らしいことですが、仕事の流れが決まってくるので楽しみも少なくなりやる気もなくなってしまうのです。
仕事がマンネリ化している
慣れと少し似ていますが、自分の仕事が決まってくるためマンネリ化している可能性もあります。
同じことの繰り返しで刺激がなく、時間が過ぎるのもゆっくりに感じてますます仕事のモチベーションが下がってしまいます。
人間関係のいざこざ
長い事同じ会社で働いていると、職場の人間の嫌な部分もたくさん見えてきます。
職場の人間関係も把握できてきて、知りたくもない悪い部分を知ったりして相手の見る目が変わるなど、人間との関わりが嫌になって気分が沈んでいるのかもしれません。
職場の人間関係は働く上で重要なので、仕事のやる気にも影響を与えているのかも…。
将来に対するワクワクが減る
30代になると自分のスキルが把握できてきて、将来の選択肢も決まってきます。
将来に対するワクワクが減り、逆に今転職するかどうかの焦りなどが増えていきます。
選択肢が狭まることでやりがいを感じられなくなり、モチベーションが下がってしまうのです。
40代で多い原因
責任が大きくなる
役職がついて責任が大きくなるため、「できることを増やしていかないと」というプレッシャーや失敗した時のリスクを考えて余裕がなくなってしまいます。
常に心に余裕がない状態だと疲れが溜まりやすく仕事に集中できなくなってしまいます。
疲れが蓄積しやすい
40代ともなると、体の疲れがなかなか取れなくなります。
休日も疲れが取れなくて家で寝てばかりなどの生活をしていると、日常の刺激がなくなり毎日がつまらなく感じてしまいます。
休日も特に予定がなく物欲もない、という状態が続くと、仕事をやる意義が感じられなくなってやる気もなくなってしまいます。
背負うものが多い
40代になると家庭もあって家のローンや子育てなど、私生活でも体力を使うことが多いですよね。
背負うものがあることで仕事を頑張れる人もいますが、多すぎるとプレッシャーになって働くのがしんどくなることもあります。
特に生真面目で全て自分で抱え込もうとしてしまう人は急に緊張の糸が切れる恐れがあるので要注意です!
仕事がマンネリ化する
30代と同じように、自分がやる仕事が決まっていて毎日同じことの繰り返しになってしまいます。
やはり新しい刺激がないと人は飽きてしまう生き物なので、やる気がどんどんなくなってしまうのです。
年代関係なく原因となるものも存在します。その中でも「愚痴や相談できる人が周りにいない」のは仕事のモチベーションを上げられない大きな要因です。
自分の内に溜まった不満や不安を吐き出すことができないと、仕事のやる気がでないどころか鬱になったり犯罪を犯してしまったり最悪なことになりやすいのです。
年代別でわかる、仕事のやる気を出すための対処法♪
やる気を出すにはどんな行動をとるのがいいでしょう。
年代別に見ていきましょう!!
20代の対処法
目標を立てる
目標が明確になっていない方は、目標を立てることから始めて見ましょう。
あまり大きな目標だといつ達成できるか分からずさらにやる気が出なくなる可能性があるので、まずは短期間で達成できる小さな目標を立ててみて下さい。
「今日は○○をやり終える」「週末までに○○を片づける」など、すぐに取り組めて短期間で達成できる目標を立てることで、仕事に対するやる気も沸いてきます。
自分がやるべきことを文字で可視化することで頭の中がクリアになるため、タスクリストを作るのはおすすめです。
将来のビジョンを考えてみる
自分の人生設計をしてみましょう。
現在の立ち位置から考えて何歳に出世したいか、何歳に結婚したいかなど、将来のビジョンを明確にすることで、今何をするべきかが見えてきます。
自分の将来を考えるのは誰でもワクワクするはずなので、仕事への気持ちも心機一転できるでしょう。
趣味を見つける
無趣味だと、仕事をする意味が分からなくなってしまいます。
趣味というのは自分の人生を輝かせる力があるため、「好きなことをやるために仕事を頑張る」など仕事へのモチベーションに繋がります。
趣味は大層なものでなくてもいいのです。例えば、貯金も立派な趣味と言えます。
自分が稼いだお金が増えていくのは楽しいですよね♪
自分が楽しいと感じることはなんですか?それが趣味に繋がっていくのです。
どうしても思いつかない場合は、簡単に始められる趣味で検索してみましょう!
掲示板やSNSで愚痴を吐く。匿名で話を聞いてもらう
20代で周りに相談できる相手がいない場合は、SNSや掲示板に書き込むという方法があります。
ネット友達がる場合はその人に相談してみてもいいですし、呟きとして投稿するのもストレス発散になるでしょう。
または、掲示板でスレを立て、複数の匿名ユーザーに話を聞いてもらう方法もあります。
しかし掲示板は匿名のため、誹謗中傷コメントをされる恐れがあります。
逆にメンタルを削られる可能性があるため、掲示板は最終手段にしてください!
転職する
20代は一番転職成功率が高いです。
将来性があって仕事の仕方が固まっていないので企業側も扱いやすいのです。
今の仕事がどうしても好きになれない、会社に行こうとすると気分が悪くなるなどどうしようもない状態に陥っている場合は、転職するのがおすすめです。
20代であれば選べる企業もたくさんあるので、転職したいと思っている場合は早めに行動しましょう。
30代の対処法
仕事モードに入るきっかけを作る
仕事モードに入るきっかけとなる行動を決めましょう。
「好きな音楽を仕事はじめに聞く」「気合の一言をいう」「ストレッチをする」などの毎朝のルーティーンを決めるといいでしょう。
仕事を始める前に決まった行動をとることで、それが仕事のスイッチになって集中力を高めることができます。
仕事モードに入るとやる気も自然と出てきます。
自己啓発本を読む
30代に対する自己啓発本はたくさん出ています。
要領よく働く方法、30代から始めることなど、自分のモチベーションを上げられる内容の本を読むことで、仕事への見方も新しくなりやる気も出てくるでしょう。
モチベーションに頼らない
30代は仕事に慣れてきて周りの手助けがなくても仕事がこなせるようになります。
そのため、一番仕事をバリバリこなしていく必要があります。
そんな時期にやる気に左右されていたら、一向に成長することができません。
30代になったら仕事のやる気に縛られず、目の前の仕事をやり続けましょう。
そうすることで、40代になった時に大きな成果に繋がります。
スキルを磨く
30代になって仕事に刺激がなくなっている場合は、今あるスキルを磨いたり、新しいスキルを得るために資格を取りましょう。
新しいことをはじめると刺激になりますし、今の仕事に活かせるものであれば仕事がたのしくなるはず!
また、出世や独立を将来の目標として掲げることも、仕事へのモチベーションアップも繋がります。
40代の対処法
新しいことを始める
40代ともなると仕事の流れも決まり、30代よりも刺激がなくなります。
刺激がないと仕事のモチベーションにも影響してくるので、何か自分が楽しめることを新しく始めると良いでしょう。
副業やFX、資格取得、趣味などなんでもいいです。
自分がのめり込めることを始めることで、日常に変化が起きて仕事も以前よりやる気を出すことができると思います。
体を動かす
休日も家に引きこもっている人は、体がなまっているでしょう。
体がなまっていると心も元気がなくなり、仕事へのやる気にも影響してきます。
休日は少しでもいいのでウォーキングやジムで体を動かしましょう。
最近はYouTubeでもダイエット動画が多く投稿されているので、家でも気軽に運動ができますよ♪
エステや整体などで体を整える
40代になると既に結婚にしている人も多いので、子供にばかりお金を使って自分磨きが疎かになっている人が多いと思います。
たまの贅沢として、エステでお肌のケアをしたり、整体で体を整えてもらうといいでしょう。
男性でも女性でも、自分をキレイにするとテンションが上がって、「仕事頑張るぞ!」という気持ちになれること間違いなし!
男性用のフェイシャルエステもあるので、ぜひチェックしてみてください。
初心に帰る
人間、いくつになっても初心を忘れてはいけません。
しかし、何年も同じ仕事をしていると昔は丁寧にやっていたことを雑に終わらせてしまうことも多くなります。
昔みたいに丁寧にやってないなと感じるところがあれば、時間をかけて丁寧に行ってみましょう。
そうすることでいい成果が出たり、顧客に褒めてもらえたりといい方向に向かっていくはず。
40代は今までより仕事をスムーズにこなせるため、今まで時間をかけられなかった部分に時間をかけられる点もいいところなのです。
仕事を休んでみるのも一つの手!
何をしてもやる気が湧いてこない場合は、転職するのもいいですが一度仕事から離れてみるのもいいでしょう。
仕事をすること自体にストレスを抱えている場合、転職してもしばらくして環境になれてしまうと同じようにやる気がなくなってしまう可能性が高いです。
一度長期の休みをとり、自分が自由に楽しむ時間を確保してみてください。
休んだことで、仕事に対する気持ちも前向きになれるかもしれません♪
まずは上司に相談してみましょう。
やる気は自分次第。やる気を見出す行動にでよう!
やる気というのは自分ではどうしようもないものだと思うかもしれませんが、ほんの少しの環境と心の持ちようでやる気を出すことができます。
まずはやる気が出ない原因を見つけて、それに合った対処法を試してみましょう。
今までいろいろなことに力を入れすぎて燃え尽き症候群になっているのかもしれません。
その場合は何も考えずボーッとする息抜きの時間が大切です。
自然のあるところで湖畔を見つめたり、たくさん寝たり、体を動かしたり、難しいことを考えずに自分が幸せを感じられることをしてみてください。
最後に、松岡修造さんのこんな言葉を送ります。
「やってられないよ」と思った時、「でも俺、頑張ってるよな」と呟いてみてください。
「頑張っている私って、結構いいな」と自分を好きになってください。
その方が生きやすくなると思いませんか?
今の自分を肯定することで、やる気が出ない時も「いつも頑張ってるからちょっと休憩しよう」と思えて一気に肩の荷が軽くなりますよね。
やる気がなくて困った時は、ぜひこの言葉を思い出してください!
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