HUBという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、実際にどういった役割があるのか明確に理解している人は少ないと思います。
HUBとは何か説明しながら、自社製品であるHUBを紹介していこうと思います。
HUBとは?わかりやすく解説します
HUBは、「車輪やプロペラの中心部」「中心地・拠点」という意味があります。
その意味の通り、HUBはネットワークの信号を各端末に伝えるための中継地点なのです。
送られた信号を一度集約し、情報を判断して各端末に送る役目を担っているので、とても重要な機器なのです。
ルーターとの違い
ルーターはネットワークの郵便局と言えるものです。
複数の機器を同時にネットワーク接続するために必要な機器で、モデムやONUからの信号を受け取って発信します。
そのため、HUBよりも前の部分に接続されます。
HUBは、接続口を増やしたり届いた信号を伝達したりはできますが、ネットを複数接続することはできません。
ルーターを接続せずにHUBをつけた場合、複数の端末をつなぐことはできますが、ネットを同時に使うことはできなくなってしまいます。
複数の機器でネットを使うためには、ルーターとHUBどちらも必要不可欠なのです。
種類
HUBには、「リピーターハブ」と「スイッチングハブ」の2種類があります。
リピーターハブ
特定の端末から送られた信号を全ての端末に発信するハブです。
イメージとしては、校内放送やショッピングモールのアナウンスに似ています。
「全員に知らせるけど、関係ない人は無視してね!」という感じです。
なお、ハブがデータ送信を行っている最中は他の端末同士で通信を行うことはできません。
非効率なこともあり、最近は数が減ってきています。
スイッチングハブ
特定の端末から送られた信号を特定の端末に発信するハブです。
イメージとしては、携帯で特定の相手に電話をかけることに似ています。
特定の端末へ直接通信を行えるため、無駄なデータ転送がなくネットワーク全体の負担が軽減できます。
ただし、端末の特定に時間がかかるため、処理時間が発生するというデメリットもあります。
セキュリティ対策も万全!「D-Guard HUB/AP Series」とは
「D-Guard HUB/AP Series」はただのHUBではなく、セキュリティ対策も万全なHUBです。
端末からのウイルスを検知し、HUBから上のルーターやモデムに感染しないように食い止めてくれるのです。
もちろん端末のセキュリティ対策もしてくれますが、万が一端末が感染した場合のクラスター防止の意味合いが強いです。
「D-Guard HUB/AP Series」の特徴を、セキュリティ機能メインで詳しく見ていきましょう。
ウイルスの拡散防止
端末から侵入しようとするウイルスを、HUBの部分で検知、遮断して拡散を防ぎます。
プログラムの挙動を見てマルウェアだと識別する「振る舞い検知方式」によってウイルス拡散時の前兆動作をリアルタイムで検知し遮断します。
有害トラフィックの選別と遮断
特定のサイトに対し大量のアクセスやデータを送ってサーバーをダウンさせるDoS攻撃や、なりすまして悪意のある動作を実行するためのIPIPスプーフィングなどの有害なトラフィックを検知し、遮断します。
特許技術である「MDSエンジン」により、有害トラフィックのみを検知・遮断してくれるので通常業務への支障がなく安心して仕事ができます。
【対象のサイバー攻撃】
- DoS/DDoS攻撃
- IPスプーフィング
- ブロードキャスト攻撃
- DHCPフラッディング など
ハッキングの防止
通信傍受の代表攻撃方法である「ARPスプーフィング攻撃(ARPプロトコルの応答を偽造することで通信を不正取得する攻撃)」を、アクセスネットワーク層で検知し遮断します。
【保護する情報】
- メールアカウントなどの認証情報
- IP電話の盗聴
- 各種資料の情報
- マイナンバー情報
- テレビ会議の内容
- 監視カメラデータ
端末もしっかりウイルス対策できる
D-Guard HUB/AP Seriesでは、エンドポイントセキュリティ「Eye”247”AntiMalware」が標準搭載されています。
こちらは各端末に入れることで、USB自動スキャンやマルウェア検知・隔離を行ってくれるので、端末からのウイルス侵入を未然に防ぐことができるのです。
HUBで拡散を防ぐ以前に、端末からの侵入も阻止できるので安心してPC作業ができます。
使用履歴の確認・管理ができる
業務可視化ソフトウェア「Eye”247”Work Smart Agent」も標準搭載されており、web閲覧履歴やUSB・プリンターの利用履歴の確認ができます。
不信な動きがないか把握したり、USBや携帯端末の利用制限をしたりできます。
従業員数が多くなるにつれ利用状況を把握しにくくなりますが、Eye”247”Work Smart Agentによって管理もしやすくなるのです。
管理ソフト「VNM」で安全に管理
D-Guard HUBの統合モニタリングが可能な管理ソフト「VNM」を入れることで、より詳細な管理ができます。
- ・複数台のD-Guard HUB/AP機器を一元管理
- ・リアルタイム有害トラフィック状況把握
- ・ネットワークトラフィック分析
- ・ネットワークケーブルの検知/遮断
シンプルで分かりやすい操作画面なので、導入後すぐに使いこなせるようになるでしょう。
注意点
D-Guard HUB/AP Seriesを導入する上で注意する点も知っておきましょう。
UTMとは守備範囲が異なる
D-Guard HUB/AP SeriesとUTMはどちらもセキュリティ機能がついているため、「UTMは持っているからセキュリティ機能付きのHUBはいらない」と思う方も多いと思います。
しかし、D-Guard HUB/AP SeriesとUTMの保護範囲は異なります。
そのためUTMと併用していただくことで、より強固なセキュリティ対策ができるのです。
UTM | セキュリティ機能 | D-Guard HUB/AP Series |
〇 | アンチウィルス | × |
〇 | スパムメール対策 | × |
〇 | Webフィルタリング | × |
〇 | ファイアウォール | × |
〇 | 不正侵入検知・防止 | × |
〇 | C&Cサーバー通信対策 | × |
× | ウイルス拡散防止 | 〇 |
× | 有害トラフィックによる攻撃の遮断 | 〇 |
× | 情報窃盗遮断 | 〇 |
× | ループ検知/遮断 | 〇 |
無線用のWi-Fiもある
D-Guard HUB/AP Seriesは、HUBだけでなく無線接続用のD-Guard APというものがあります。
有線ではなく無線で携帯端末などをつなげたい場合はAPが必要になるので注意しましょう。
価格
価格について、詳細はオフィ助までお問い合わせください。
詳しくはオフィ助にお問い合わせください♪
D-Guard HUB/AP Seriesの特徴を説明してきました。
セキュリティ機能がついたHUBは少ないので、より企業情報の安全性を高めるためにもぜひD-Guard HUB/AP Seriesの導入をご検討ください!
「価格を知りたい」「もっと詳しく説明を聞きたい」などご興味がありましたら、些細なことでも構いませんのでぜひご連絡ください♪
メールでも電話でも、お問い合せお待ちしております。
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