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コミュニケーションの場になる!オフィス内にカフェスペースを導入する効果とは

最近オシャレでクリエイティブ脳を刺激されるようなオフィスが増えており、その中でもカフェスペースを併設しているオフィスが増えてきています。

 

なぜカフェスペースが増えているのか、その理由や注意点、設置のポイントなどをご紹介していきます。

 

カフェスペースを設ける会社が増えた理由

カフェスペースを社内に設ける会社が増えている理由は、やはりコミュニケーションを活発にしたいという思いからでしょう。

テレワークにより、社員同士の交流がますます減ってしまっています。

 

コミュニケーションをとる機会が減っている今、出社した際に少しでもコミュニケーションをとる機会を増やすために、カフェスペースの導入が増えているのです。

 

また、apple社のスティーブ・ジョブズは職場環境も重要視していて、施設内に中庭風の「アトリウム」と呼ばれる広場を作り、社員が自由に交流したりくつろげるようにしたそうです。

最先端をいくapple社を参考に、アイデア創出の場となることを期待してカフェスペースを設ける会社も多いのだと思います。

 

カフェスペースがある効果

カフェスペースには、どんなメリット・効果があるのでしょうか。

早速見ていきましょう。

 

コミュニケーションの機会を与える

先程カフェスペースが増えている理由にも上げましたが、やはり一番はコミュニケーションの機会が増えることでしょう。

 

カフェスペースは、部署関係なく社員全員が立ち寄れる場所なので、普段話さない人とも交流を持つことができるのがメリットです。

リラックスした状態で話せるため、プライベートの話をするなど社員同士の距離が近くなることでしょう。

 

アイデアやイノベーション創出の場となる

「創造性は何気ない会話から、行き当たりばったりの議論から生まれる。たまたま出会った人に何をしているのか尋ね、うわ。すごい、と思えばいろいろなアイデアが生まれてくる。」

 

スティーブ・ジョブズも言っているように、会議を開いて堅苦しい議論をするよりも、くつろぎスペースでいろんな人と何気ない会話をすることでヒントをもらえたりアイデアが沸いてきたりするものです。

 

同じ部署の人だけでなく違う部署の人とも出会えるカフェスペースで情報共有することで、自分にはなかった考えを享受でき、新しいアイデアを得ることができるでしょう。

 

息抜きできる

ずっと同じ姿勢で作業をしていると、頭も体も凝り固まってしまいますよね。

息抜きをする場があれば、仕事を再開した時に集中力を高めることができます。

 

社内にカフェスペースがあれば、息抜きをしたい時にわざわざ外に出なくても気分転換ができるため、移動時間を取られずにゆっくり休憩できるのです。

 

従業員満足度が上がる

カフェスペースがあることでコミュニケーションが活発になったりストレス軽減にも繋がるため、従業員満足度がアップします。

従業員満足度が上がると、作業効率アップや離職率の減少にも繋がります。

 

相談がしやすくなる

カフェスペースでは好きなドリンクを飲みながら話すことができるため、リラックスした状態で相談もしやすくなります。

自席にいると話しづらいことも、カフェスペースであれば気軽に相談することができるのです。

 

会社のアピールポイントになる

オシャレな空間がある企業を魅力的に感じる人は今も多いです。

やはりオシャレなオフィスは気分も上がりますし、カフェスペースがあるというだけで「従業員のやりがい・息抜きの時間を大事にしている会社」という好印象を与えられます。

 

また、中小企業でカフェスペースを導入しているところはまだ少ないと思うので、中小の場合は他社との差別化ポイントになりますよ!

 

オペレーターふきだし

このように、カフェスペースはコミュニケーション以外の効果も与えてくれるのです。

しかし、注意点もあるので確認していきましょう。

 

 

カフェスペース導入の注意点

コストがかかる

カフェスペースの導入には、まずスペースを確保しなければいけません。

スペースを確保できたら、用意するものもそれなりにあります。

  • ・机
  • ・椅子
  • ・コーヒーマシーン
  • ・ゴミ箱
  • ・カフェフレーバー

 

この他に、床や壁のデザインを変えたり観葉植物を置くとなると追加でコストがかかります。

広いスペースを使う場合、そのスペースに合うだけの備品を用意しなければいけないので、要注意です。

 

「導入しよう!」と思ってすぐにできるものではないので、まずはどのスペースでどんな空間にするかを考えましょう。

 

同じ人で固まってしまうリスク

カフェスペースにいつもと同じメンツで来て固まってしまうと、普段とは違う人との会話の機会を得ることができません。

しかし制限を設けるとリラックスできる場所ではなくなってしまうため、どのようにいろんな人とのコミュニケーションを増やしていくかが課題になります。

 

仕事に集中しにくい

カフェスペースを仕事場と同じ空間に設置している場合、カフェスペースに人が集まってそれぞれに雑談をしていると、自席で仕事をしている人の集中力を削ぐ原因になるおそれがあります。

カフェスペースのせいで仕事に集中できなくなったら元も子もありません。

また、作業の妨げになることを懸念してカフェスペースで気軽に話ができなくなってしまったら、カフェスペースがある意味がなくなってしまいます。

 

そうならないように、カフェスペースと仕事スペースの間に距離を作ったり防音のガラスを設置したりするなどして、仕事をしている人もカフェで寛いでいる人も気兼ねなく過ごせるように工夫する必要があります。

 

工夫しないと無駄になる可能性も

人とのコミュニケーションが活発になる工夫をカフェスペースに散りばめなければ、ただ飲み物を取りに行くだけの場所になってしまいます。

そこで立ち止まって他の社員と会話が弾むような工夫が必要になります。

どのような工夫をすればいいのか、次の項目で詳しくお話しします!

 

カフェスペースを活発にする工夫とは?

社員全員のプライベートが分かる写真を貼る

長期休みの後など、社員全員が休み中に撮った写真をカフェスペースに貼りだします。

そうすることでその人との話題ができ、普段交流がない人のプライベートを知ることができるので楽しく会話することができます。

 

写真はカフェスペースに滞在する理由にもなるので、コミュニケーションを活発にするのに役立ちます。

 

カフェフレーバーを定期的に変える

カフェスペースで飲めるドリンクの種類やフレーバーを定期的に変えることで、何を飲むかで会話が弾んだり、「今はどんな種類があるんだろう?」とカフェスペースに立ち寄る人も増えるでしょう。

珍しいフレーバーがあればどんな味か感想を言い合えるなど、いろんな部分で会話のきっかけが生まれます。

 

本を置く

アイデアに行き詰った時、ヒントになるような本や息抜きに読める本や社内報などをカフェスペースに用意しておくと、そこで本を読む人が多くなり活気がでます。

本を参考に話し合いを行うなど、コミュニケーションの場として活躍しやすくなるでしょう。

 

華やかで立ち寄りたくなるデザインにする

机や椅子がカラフルだったり、壁や床がレンガ調などおしゃれな見た目にすることで、仕事スペースとは違うくつろげる空間であると脳が認識しやすく、よりリラックスできる空間になります。

 

さらに観葉植物を置くと癒されますし、マイナスイオン発生器などを設置すればキレイな空気の中休憩できて、従業員の集中力をもっと上げることができます。

 

近くに必要なものを置く

コピー機・共有文房具・自動販売機など、仕事中や息抜きに利用するものをカフェスペースの近くに設置しておくことで、ついでにカフェスペースによってちょっと息抜きしよう、コーヒーを持っていこうとなり、利用率が増えることでしょう。

 

カフェスペースが別の階にある場合はあまりおすすめしませんが、自動販売機は同じところに設置するのが良いと思います。

 

オフィ助ふきだし

このように、ただカフェスペースを設けるだけではだめです。従業員が利用しやすく、さらにコミュニケーションのきっかけになる工夫を散りばめましょう!

 

 

オシャレにリラックス♪他社にあるカフェスペースの例

では、他社はどんなカフェスペースを導入しているのでしょうか。

他社の事例は参考になるので、ぜひ見ていってください。

 

株式会社バンダイナムコ

バンダイナムコ カフェスペース

画像出典元:コクヨ

 

株式会社バンダイナムコでは、アイデア創出のための部門を超えた関りと価値を生み出すため、多目的スペースやフリースペースを設けているようです。

共創空間の入り口は、広いスペースを使って椅子やソファ、レストラン風のミーティングスペースがあり、開放的にいろんな人とコミュニケーションを取ることができます。

 

グランピングをイメージしたフリースペースもあり、キャンプチェアに座りながらラフに雑談やミーティングが行えます。

なんと、息抜きのゲームコーナーも用意されており、モニターやゲーム関連書籍、小物が置いてあるそうです。

 

いろんなところに遊び心があり、どこにいてもアイデアが掻き立てられる工夫が施されていますね!

 

株式会社ドリコム

株式会社ドリコム カフェスペース

画像出典元:株式会社ドリコム

 

ゲーム事業・メディア事業をしている企業。

ドリコムは、渋谷パルコにある人気のカフェ「ON THE CORNER」がプロデュースする「D ON THE CORNER」というカフェを社内に併設しています。

 

シンプルでありながら洗練されたデザイン、社員は福利厚生価格で利用できるようにし、コミュニケーションの場であり勉強や作業をする場としても多くの社員に利用されているようです。

カフェにはプロのバリスタが常駐しており、本格的なコーヒーを楽しむことができます。

 

おいしいコーヒーが飲める場所が社内にあるというだけで、満足度が高いですよね♪

 

株式会社アイスタイル

株式会社アイスタイル カフェスペース

画像出典元:みんなの仕事場

 

美容系総合サイトである「@コスメ(アットコスメ)」を運営している企業。

オフィス内は白を基調にした洗練されていて作業がはかどりそうなデザインです。

 

建物中央にカフェカウンターがあり、そこにはコーヒーマシーン・自動販売機・電子レンジ・オフィスグリコなど必要なものが全て揃っています。

 

広いスペースではないながらも、スツールは世界的に有名なブランド「マジン」のトム&ジェリー ザ・ワイルドバンチというものを使っており、お洒落で自由に高さを変えられるものを使っているなど、細かい部分に立ち寄りたくなる工夫をしています。

 

カフェスペースでコミュニケーションを活発化しよう!

いかがだったでしょうか。

カフェスペースがコミュニケーションの場として活躍することが分かったかと思います。

 

社内カフェスペースの導入を検討している場合は、どんな風に使って欲しいかをまず考えて、その目的に応じたスペースと備品の用意をするようにしましょう。

あなたの会社がコミュニケーションとアイデアで溢れかえることを願っています♪

 

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