プリンターを検討する上で、ランニングコストは重要です。
インクが安いプリンターを探している方の中には、
「どうしてインクが高いのか、理由が知りたい」
「インクが安いプリンターは何を基準に選んだらいいの?」
と疑問を持つ方もいますよね。
そこで今回は、安い機種を選ぶポイントや、おすすめの機種などについてご紹介します。
これを読めば、どのようにプリンターを選べばいいのかわかりますよ。
ぜひ読み進めてくださいね。
プリンターのインクってどうしてあんなに高いの?
プリンターのインクは高いもの。
特に純正インクとなると1つ約1,000円~とかなり高額です。
なぜこんなに高いのか、気になる方も多いですよね。
純正インクが高い要因としては、
- 高品質である
- メーカー保証がついている
といったことが挙げられます。
しかし、純正品以外のインクには安価で品質の高い製品もあるため、用途などに合わせて選ぶと良いでしょう。
覚えておきたい!インクが安いプリンターの特徴3つ
プリンターは数多く発売されているため、どの機種がインク代を安く利用できるか調べるのも一苦労ですよね。
実は、インクが安いプリンターには、これからご紹介する3つの特徴があるんです。
ぜひ読み進めていきましょう。
1. 比較的新しい機種
インクが安いプリンターは機種が新しいものが多い傾向があります。
新しいプリンターは、故障などで部品を交換したくなった時、メーカー側がすぐに対応してくれます。
しかし古すぎる機種だと、必要な部品がすでに生産終了になっている可能性があり、交換費用などの修理費が高くつく場合も。
インクが安く設定されているプリンターは、故障時の出費も安いのです。
2. 互換インクに対応している
プリンターのインクには数種類あり、その中でインクが安いプリンターは互換インクに対応しています。
互換インクは近年では低価格で品質の高い製品も多く、よく使用されています。
また互換インクは安価なので、実際にプリンターを使っている間のインク代も抑えられます。
3. 大容量インクタンク対応のモデル
最近では、大容量インクタンクモデルのプリンターも発売されています。
1回インク補充をすれば大量の印刷が可能になるだけではなく、購入時もインクをまとめて購入する形になるため、コストを安く済ませられます。
インクが安いプリンターを探す時は大容量インクタンクに注目しましょう。
インクが安いプリンターを選ぶ際の5つの比較ポイント
ここからは、インクが安いプリンターを選ぶポイントについてご紹介します。
インクの選び方などもご紹介するので、ぜひ注目してみてくださいね。
1. コストを抑えられるインクに対応している機種を選ぶ
インクには純正インクだけではなく、他3種類のインク形態があります。
しかし次の表のようにそれぞれにメリットやデメリットが存在するので、よく理解しておきましょう。
インクの種類 | メリット | デメリット | 価格 |
---|---|---|---|
純正インク |
|
価格が高額 | 1本:1,000円~パック:5,900円~ |
互換インク |
|
|
1本:500円~パック:1,800円~ |
リサイクルインク |
|
|
1本:700円~パック:2,600円~ |
詰め替えインク | インク補充式なので価格が安い |
|
1本:1,200円~パック:2,900円~ |
プリンタ―を安く使いたい場合は安価なインクに適した製品を選ぶのがおすすめです。
現在販売されているプリンターの中には、互換インクやリサイクルインクに対応している機種があります。
「純正インク対応」の機種で互換インクなどを利用すると故障の原因になるので注意してくださいね。
2. インクカートリッジのタイプを確認する
インクカートリッジには、
- ヘッド一体型
- 独立型
の2種類があるので、それぞれ特徴などご紹介します。
ヘッド一体型
ヘッド一体型は、インクタンクとヘッドが一体型になったインクカートリッジです。
メリットとデメリットについては、次の表を参考にしてください。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
プリンターのトラブルで、プリンターヘッドが詰まって印刷の質が落ちたり、印刷ができなくなることがあります。
これはプリンターのヘッドが劣化したために起こるトラブルなのですが、ヘッド一体型であればインク交換時にヘッドも新しくなるので、トラブルの心配が少なくなります。
インクカートリッジ独立型
一体型とは逆に、ヘッドとインクタンクが別々のものを独立型カートリッジと言います。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
独立型は使い切った色のみを交換することができるので、他のインクが無駄になりません。
ただ、プリンターヘッドの問題が起こると対処に時間がかかりやすく、場合によってはプリンターの買い替えが必要なケースもあります。
独立型のプリンターはヘッド一体型と比べ寿命が短いと思った方がいいでしょう。
※画像出典元:株式会社小柳中央道
3. 印刷品質にこだわらないならインクの「色数」は少なめで
画質は使用するインクの配色によっても異なります。
プリンターには、4色使用するものと6色使用するものがあるので、それぞれの特徴を次の表で確認してください。
配色 | 特徴 | |
---|---|---|
4色インク |
|
|
6色インク |
のいずれか6色 |
|
「主に写真印刷をしたい」「印刷品質を重要視する」という場合は6色インクがおすすめです。
「印刷品質にこだわりはない」「コスト重視」といった方は4色対応のプリンターを選ぶといいですね。
4. 用途に合わせてインクタイプを決める
インクには、
- 顔料インク
- 染料インク
の2種類があり、プリンターによって適応しているインクタイプが異なります。
それぞれ次の表のように特徴があります。
インクタイプ | 特徴 | おすすめ使用方法 |
---|---|---|
染料インク |
|
|
顔料インク |
|
|
自分の使用用途に合わせてインクタイプを選びましょう。
ただ注意してほしいのが、互換インクを利用する時です。
プリンターによっては、純正インクでは顔料インクを使用する機種であっても、販売されている互換インクは染料インクのみというケースもあります。
基本的には、染料インクは顔料インクよりも粒子の粒が小さいので使用には問題はありませんが、「文書作成に使いたい」など目的を持ってインクを選ぶ場合は気をつけましょう。
5. 印刷量に応じてプリンターのタイプを決める
一言でプリンターと言っても、
- インクジェットプリンター
- レーザープリンター
といった2種類に分かれます。
印刷量などによって適したプリンターが異なるので、それぞれの特徴を詳しくご紹介しましょう。
インクジェットプリンター
インクジェットプリンターは、インクに圧力を加えて粒子化し、用紙に噴きつけることで印刷していくプリンターです。
噴きつける方法は各メーカーによって異なりますが、その技術によって出来上がりにも影響があります。
メリット・デメリットについて、次の表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
インクジェットプリンターは、導入費用が安く色の再現性などに強いです。
ただ、大量印刷をする場合は時間やコストがかかるため、印刷枚数が少なく印刷品質が高いものを求めている方や、色味が鮮やかなものを求めているに最適でしょう。
レーザープリンター
レーザープリンターは、印刷データーを画像化し、ドラム(感光体)を利用して用紙にインクを転写させる手法になります。
ドラムにレーザーを当てて、インクであるトナーを溶かし、紙に押し付けて転写する仕組みです。
メリット・デメリットについては、次の表を確認してみてください。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
レーザープリンターは、モノクロ印刷や文章などを主に印刷し、印刷も大量に行うといった場合におすすめですよ。
インクジェットプリンターとレーザープリンターの見分け方などについては、次の記事も参考にしてくださいね。
どちらのプリンターの方がいいのか、判断しやすくなりますよ。

プロ絶賛!インクが安いプリンターのおすすめ機種3選
ここからは、複合機・コピー機など印刷機のプロ、オフィ助がおすすめする、インクが安いプリンター3機種をご紹介します。
ぜひ検討材料として参考にしてくださいね。
1. brother(ブラザー)PRIVIO DCP-J562N
4色インクに力を入れているブラザーのPRIVIO DCP-J562Nは、自動両面プリントが可能な、無線LANつきのプリンターです。
主なスペックは、次の表を見てみてください。
基本的な機能 |
|
---|---|
インク |
|
対応用紙 | L判~A4 |
コピー速度 | カラー:1.8枚/分モノクロ:2.5枚/分 |
PRIVIO DCP-J562Nはタッチパネル付きで、前面2段給紙のため給紙も楽にできます♪
プリンターの大きさもコンパクト設計なので、自宅や狭い事務所であっても置き場所に困りません。
また、スマホやタブレットからの直接印刷も可能です!
尚、大量インク仕様ではないため、印刷枚数が少なく文章などを主に印刷するという場合に役立つでしょう。
2. EPSON(エプソン)EW-M752T
「カラリオ」で有名なエプソンのEW-M752Tは、2019年10月に発売したエコタンク搭載モデルです。
主なスペックは次の表を参考にしましょう。
基本的な機能 |
|
---|---|
インク |
|
対応用紙 | A4 |
コピー速度 | カラー:9枚/分モノクロ:12枚/分 |
インクタンクにボトルを挿すだけでインクを補充できます。満タンになると自動で止まるので安心♪
使い切りサイズのインクボトルでA4カラー文書を約1000ページプリント可能。また、2.7円と低い印刷コストでインク代を気にせずプリントできます。
5色インクのため、文書だけでなく写真もきれいに印刷できます。
EW-M752Tは、文字も写真も印刷したいけど、コストが抑えられるものが良い場合におススメです。
3. CANON (キャノン)PIXUS iP2700
キャノンのプリンターはカラーインクにグレー色を取り入れ、プリンターメーカーの中でも写真印刷など画質に力を入れているメーカーです。
「自動写真補正」という機能があり、逆光などで暗くなってしまった写真も適切な明るさに補正してくれます。
PIXUS iP2700は、インクカートリッジがブラックと3色カラーの2つしかないプリンターです。
特徴・機能 |
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---|---|
インク |
|
対応用紙 | L判~A4 |
コピー速度 | カラー:4.8枚/分モノクロ:7.0枚/分 |
プリンターの機能は簡素化されていてコピーやスキャンといった機能はありませんが、キャノンの印刷の技術はそのままに、プリンター本体やインク自体の価格が安いのが特徴です。
パソコンからの印刷を主に行っていて、印刷の質よりもコストを抑えたいという方におすすめの1台です。
印刷量が多い場合は定額のプリンターレンタルもおすすめ!
印刷量が多い方は、定額プリンターレンタルサービスを検討してみましょう。
大量に印刷をすることが多いと、インク代はもちろんプリンターの劣化なども問題が出てきます。
定額プリンターレンタルサービスであれば、定額費用の中に保守料やインク代全て入っているので、コストを気にせず印刷することが可能です。
しかも、故障してしまった場合も修理交換を行ってくれるので安心ですよ。
定額プリンターレンタルサービスはたくさんありますが、中でも日本製のインクを利用できるエコプリがおすすめです。
国産インクで印刷し放題の「エコプリ」
エコプリは、デジタル・コミュニケーションズが提供する、プリンターの定額制レンタルサービスです。
保守費用などがすべて定額料金に含まれているため、追加料金なしで印刷し放題の便利なサービスとなっています。
「高品質な日本製インクを利用できる」という特徴があり、目詰まりなどインクが原因のトラブルを起こしにくく、快適に印刷することができます。
エコプリについて詳しく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。

エコプリに関するお問い合わせは、オフィ助が承っています。
気になる方はぜひお気軽にご連絡ください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、インク代が安いプリンターの特徴や、おすすめの機種などをご紹介しました。
重要なポイントは次の3つです。
- インク代を抑えるなら、互換インク対応もしくは大容量インクタンク機種を選ぶ
- コスト重視なら安価な4色対応プリンターがおすすめ
- 大量印刷を頻繁に行うなら、定額プリンターレンタルもお得
「できるだけ、インクが安いものを探している」
「印刷コストを抑えられる機種の選び方を知りたい」
といった方は、この記事を参考にどんな機種がいいのか検討しましょう。
どんなプリンターを選べばいいのか迷ってしまう場合、複合機・コピー機のプロであるオフィ助が、最適なプリンターをご紹介させていただきます!
ご相談だけでも構いません。ぜひお気軽にご連絡ください!
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